シンガポールのお酒事情!ノンアルコールとローアルコールを飲めるバーをご紹介します。

近年、シンガポールではノンアルコールやローアルコール飲料の人気が上昇しています。このトレンドは健康志向や宗教的背景、高い酒税などが影響しています。今回はシンガポールで注目のバーと、家庭でも楽しめるノンアルコール飲料について紹介します。

 

ノンアルコール、ローアルコール飲料とは?

ノンアルコール飲料とは、アルコールを含まない飲料のことで、ビール、ワイン、カクテルなどのアルコール飲料の代替品として需要が高まっています。またローアルコール飲料は、通常のアルコール飲料に比べてアルコール度数が低く、健康志向の消費者に人気があります。

シンガポールのノンアルコール飲料の人気が上昇中!その理由とは?

近年シンガポールでは、ノンアルコールやローアルコール飲料が人気です。このトレンドの背景には、健康志向の高まりと、高い酒税、宗教的な要因が影響しています。

容量とアルコール度数に比例して高くかかってくる酒税は有名なところではありますが、そのほか、特にシンガポールは多民族、多宗教国家であり、ムスリムやヒンドゥー教徒のコミュニティが大きな割合を占めています。これらの宗教ではアルコールの消費が制限されているため、ノンアルコール飲料が受け入れられやすい環境があります。

また、このような背景とは別に健康志向の高まりが、ノンアルコールおよびローアルコール飲料の人気を後押ししています​。

IWSR(International Wine & Spirits Research)のレポートによれば、世界的にノンアルコール飲料の市場は拡大しており、2022年にはその消費量が9%増加しました。2022年から2026年にかけては、年間平均成長率が9%に達する見込みだそうです。

このトレンドは特に若年層において顕著で、彼らは健康を重視し、ローアルコールやノンアルコールの選択肢を積極的に取り入れています。このような消費者の嗜好の変化は、シンガポールの飲料市場におけるノンアルコール、ローアルコール飲料の需要をさらに押し上げると予測されています。


ノンアルコールとローアルコール飲料が楽しめるシンガポールのバー

Atlas

出典:Atlas

世界のベスト バー50に選ばれたこともあるAtlasは、その豪華なアールデコスタイルの内装で知られており、まるで1920年代のヨーロッパにタイムスリップしたかのような体験を提供します。

このバーでは、ノンアルコールカクテルも洗練されたメニューが用意されています。プレミアムな茶葉やハーブ、ノンアルコールジンを使用したカクテルなど、上品な味わいと見た目の美しさを兼ね備えており、店内の内装とともに目でも楽しめる一杯です。

Atlas
住所: 7 Mandai Link #10-22 Mandai Connection BLOCK B S728653
最寄り駅:Bugis 駅(徒歩5分)
営業時間:火〜木12:00-0:00、金土 12:00-2:00
定休日:日月
電話番号:6396 4466
WEBサイト


Jigger&Pony

出典:Jigger & Pony

Jigger&Ponyは、シンガポールのバーシーンをリードする存在として知られており、こちらも世界のべスト バー50にランクインしています。カクテルの載ったメニューブックは雑誌風になっており、お酒に詳しくなくても魅入ってしまいます。ノンアルコールカクテルも豊富で特に、フルーティーで爽やかなノンアルコールドリンクは、アルコールを控えたい人々や健康志向の顧客に人気があります。

プロフェッショナルなバーテンダーが提供するドリンクは、すべてが創意工夫に満ちており、味わう価値のある一杯ばかりです。店内はいつも賑わっているため、ぜひ予約して行ってみてくださいね。

Jigger&Pony
住所: 165 Tanjong Pagar Road, S088539
最寄り駅: Tanjong Pagar駅
営業時間:日~火 18:00-12:00、水木 18:00-1:00、金土 18:00-2:00
電話番号:9621 1074
WEBサイト


Native

出典:Native

おしゃれなバーやカフェが数多く存在するアモイストリートのプラカナンハウスに店舗を構えるNativeは、地元の食材を活かしたユニークなカクテルを提供することで有名なバーです。

1階はレストラン、2階はバーといった作りになっているので1階でおいしい食事を楽しんだあと、2階のバーでゆっくり、といった楽しみ方もできますね。

このバーでは、ノンアルコールカクテルも同様に地元のフレーバーを取り入れており、訪れるたびに新しい味覚体験が待っています。トロピカルフルーツやハーブを使用したノンアルコールドリンクは、まるでシンガポールの自然を一杯の中で感じさせてくれます。

地元の文化を尊重しつつ常に新しい味わいを追求しているNativedeで、新たな発見があるかもしれません。

Native
住所:52A Amoy Street, S069878
最寄り駅:Telok Ayer駅
営業時間:月~土 18:00 *終了時間は店舗にお問い合わせください。
定休日:日
電話番号:8869 6520
WEBサイト

 

Brewerkz

出典:Brewerkz

Brewerkzは、ブルワリーパブとしてシンガポールのクラフトビール人気を盛り上げてきた存在です。シンガポール国内に7つの店舗を構えています。

どの店舗も開放的な雰囲気の中でオリジナルのビールを楽しむことができますが、シーズナルのビールにはアルコール度数3.4%程度のローアルコールのビールもラインアップされています。

Brewerkz
住所:Riverside Point, 30 Merchant Road #01-07, S058282
最寄り駅:Clarke Quay 駅
営業時間:日~木 12:00–23:00、金土 12:00–23:00
定休日:無
電話番号:6438 7438
他店舗:あり(One Fullerton店などその他6店舗)
WEBサイト



自宅で楽しむノンアルコール飲料

Lyre’s

出典:Lyre’s

Lyre’sは、ジン、ラム、ウイスキーなど、クラシックなスピリッツの味わいをノンアルコールで提供しており、オンラインでの購入が可能です。

Lyre’s独自の製法で作られたノンアルコールスピリッツは、オリジナルのアルコールの風味を忠実に再現されておりアルコールを控えたいが、自宅で気軽にカクテルを楽しみたい消費者に人気です。

また、オンラインストアではたくさんのノンアルコールカクテルレシピが丁寧に紹介されており、ホームページを見るだけでもとっても楽しめます。

SEEDLIP

出典:SEEDLIP

SEEDLIPは、世界初のノンアルコールスピリッツブランドとして、健康志向の消費者やアルコールを控えたい人々に向けて製品を提供しています、SEEDLIPの製品は、伝統的な蒸留法を用いて、植物由来のナチュラルでユニークなフレーバーを引き出しており、ラインアップには、ハーブやシトラス、スパイスを基調とした異なるフレーバーが揃い、それぞれの製品が独自の風味を持っています。

シンガポールではAmazonなどで購入することができます。

Monday Distillery

出典:Monday Distillery

「月曜日の蒸留所」の意味をもつMonday Distilleryは、オーナーが気軽に大切な友人たちと時間を過ごすためのアルコールに代わる飲料を、とはじめたノンアルコールブランドです。

アルコールだけでなく砂糖を使用しないMonday Distilleryのノンアルコールスピリッツはジンやベルモットといったクラシックなスピリッツをイメージした風味をベースに、ハーブやフルーツのアクセントが爽やかに香ります。


健康と文化が生んだトレンド、ノンアルコール飲料

シンガポールでノンアルコールやローアルコール飲料の人気が高まる背景には、健康志向や文化的多様性が影響しています。バーでは個性的なノンアルコールカクテルを楽しめ、自宅でも手軽にノンアルコールスピリッツを購入可能です。このトレンドは今後も続くと予想され、多くの人々に新たな飲酒スタイルを提供しています。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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