シンガポールでは現金とキャッシュレス決済、どっちがおすすめ？ PR

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2025.12.06

シンガポールといえば、ミシュラン星付きの屋台グルメから、最新ショッピングモールでの買い物など、多彩な楽しみ方ができる街です。魅力的な商品が多く、ついつい財布の紐も緩んでしまいます。

そんなシンガポールでは、旅のスタイルに合わせた「スマートな支払い方法」選びが、快適さを左右する大切なポイント。現金、クレジットカード決済などが利用できますが、どれをどう使い分ければお得でストレスのない旅ができるのでしょうか？

この記事では、シンガポールで使える主な支払い方法の特徴やメリット、上手な活用法をわかりやすくご紹介します。

シンガポールでの支払い方法の種類

シンガポールといえばデジタル大国！あらゆるもののデジタル化が進んでおり、特に観光地や飲食店での支払いは、キャッシュレス決済が主流になってきています。現在利用できる支払い方法は、キャッシュレス決済であるクレジットカード決済、QRコード決済と、現金支払いがあります。

日本人旅行者におすすめな支払い方法は？

結論として、日本人旅行者が利用できる支払い方法は、クレジットカード決済、現金支払いです。特に高頻度で利用する支払い方法はクレジットカード決済。ガイドブックに載っているような大型のホテル、ショッピングモール、レストラン、ショップ、コンビニなどはクレジットカード決済が利用できることがほとんどです。

しかしキャッシュレス決済が主流になってきているとはいえ、クレジットカードが使えないお店はあります。そもそもクレジットカード決済端末を置いていないお店や、クレジットカード決済端末の不具合で、カード支払いを拒否されてしまうなんてことも……。

筆者の経験では、ホーカーセンター、ディスカウントショップ、ローカルなお土産ショップ、少額の買い物、小規模のカフェ、カジュアルなレストランなどでは、クレジットカード決済が使えないことがありました。

そのためクレジットカードだけに頼るのでなく、少額でも良いので現金を持っておきましょう。もし現金しか持っていない、又はクレジットカードしか持っていない場合は、自分の利用したい支払い方法が利用可能か、入店時に確認しておくことが大切。

以下では、それぞれの支払い方法のメリットとデメリットを解説します。

クレジットカード決済

クレジットカードは、飲食店での支払いやショップでの買い物などで大活躍。現金両替の手間がなく、カードで支払うだけで済むうえ、旅行保険が付帯しているものやホテル優待や空港ラウンジなどの特典が受けられるものもあります。そのため、旅行をより安心で快適にする必須アイテムと言えます。

在住者・旅行者ともに、一番利用頻度の高い支払い方法と言えるでしょう。

【注意点】

🔵クレジットカードはタッチ決済が主流

出典：JCB

シンガポールでクレジットカード決済を行う際は、タッチ決済で支払うことが一般的です。（カードをスワイプ又は端末機へ挿入することで支払いも可能）タッチ決済に対応しているカードには、「リップルマーク（波紋のようなマーク）」がついています。お手持ちのカードにこのマークがあるか確認してみてください。

ちなみに、シンガポールの会計で店員さんから「Pay Wave?（ペイウェーブ？、ペイウェ？）」と聞かれたら、それは日本でいう「カードのタッチ決済で支払いですか？」という意味です。覚えておくと会計がスムーズになるかもしれません。


🔵クレジットカードを複数枚持ち歩いておくのがベター
クレジットカードの磁気不良などで、頼りにしていたクレジットカードが使えないと、旅行中不便ですよね。VISAやJCBなど、異なるクレジットカード会社のカードを2枚以上持っておくと安心です。


🔵クレジットカードの上限額を確認しておく
普段クレジットカードを利用しない方、お土産を大量に買う予定の方、ちょっと高級なお土産を購入予定の方は、事前にクレジットカードの上限額を確認しておきましょう。


🔵チェーン店やカジュアルレストランに多い「Scan to Pay」とは？
シンガポールのカジュアルなレストランでは、注文から支払いまでをスマートフォンで完結できる「Scan to Pay（スキャン トゥ ペイ）」を導入しているお店が増えています。

席に着いた際、店員さんから「Scan to Pay」と案内されたら、テーブルに貼られているQRコードをスマートフォンで読み取ってみましょう。基本的な流れは次の通りです。

※スマートフォン上で注文した後、料理が運ばれてきてから、対面カウンターで支払いを済ませるパターンもあります。


スマートフォンで支払う場合、クレジットカード番号の入力、Apple Pay、シンガポールのQRコード決済など、キャッシュレス決済の選択肢がいくつか表示されます。こうしたお店では、現金支払いができない場合も多いのが特徴。もちろん現金での支払いに切り替えてくれるお店もありますが「Scan to Pay」を導入しているお店の中には、キャッシュレス決済のみ対応の店舗もあることを覚えておいてください。


🔵上級者編！「ApplePay」「GooglePay」にクレジットカードを登録しておく
さらにスマートな旅を目指すなら、出発前に「Apple Pay」や「Google Pay」にクレジットカードを登録しておくのがおすすめ。これらは、スマートフォン決済サービスで、iPhoneやAndroidスマートフォンに、クレジットカードやデビットカードを登録し、店舗のレジや交通機関などの端末にスマートフォンをかざすだけで支払いが完了します。

カード情報は端末内で安全に管理され、実際のカード番号はお店に伝わらないため、セキュリティ面でも安心。海外でも利用できる店舗が多く、特にシンガポールでは主要チェーンや公共交通機関など幅広い場所で対応しています。

財布からクレジットカードを取り出す手間も省け、スマートフォン一台で支払いが完結するので、非常にスマートな決済方法です。

海外旅行初心者におすすめのJCB

クレジットカードはさまざまな種類がありますが、中でも日本人に人気なのが「JCB」です。ここではJCBが多くの人に選ばれている理由をご紹介します。

🔵JCBの加盟店が多い！割引など各種特典が受けられる

出典：JCB

シンガポールには、JCBカードの加盟店がたくさんあります。加盟店は日本人観光客や在住者が訪れる有名レストランや観光スポットばかり！

加盟店ではお得な割引を受けられる、オリジナルグッズがもらえるなど、さまざまな特典が用意されています。

例えば…

🔵カード会員専用の日本語サービス「JCBプラザ・オンライン相談受付」がある

JCBは日本で生まれた唯一の国際カードブランドです。日系会社ならではのきめ細かいサービスとして、カード会員専用の日本語サービス「JCBプラザ・オンライン相談受付」が用意されています。

この相談窓口では、JCB加盟店情報や優待情報、観光情報の確認、JCB加盟店のレストランやエステの予約方法の案内、カードの紛失や盗難時のサポートが日本語で受けられます。もしもの時の頼れる存在として、安心して利用できます。

▶︎詳しくはこちら

現金支払い

キャッシュレス決済化が進んでいるとはいえ、今でも現金支払いが可能なお店や、現金支払いしかできないお店はあります。

日本の空港や銀行に併設された両替所で、現金（シンガポールドル）を手に入れられるほか、チャンギ空港や街中の両替所で日本円をシンガポールドルに交換するのもおすすめです。

なお、シンガポールで両替をする場合、一般的には空港やホテル内の両替所に比べて街中の方がレートが良いと言われています。（時期や場所によって異なる）

現金はいくら必要？

ある程度、現金を持っておいたほうがよいことがわかったところで、実際にはいくら現金が必要でしょうか。

大人2人が3泊4日のシンガポール旅行をすると仮定して、現金をいつ・どれぐらい使うかをシュミレーションしてみました。

※基本的にはクレジットカード決済を利用し、クレジットカード決済が利用できない場合のみ、現金で支払った場合を想定しています。

上記はあくまでも一例です。地元のレストランやお土産ショップを頻繁に利用したり、お土産をたくさん購入する場合は、もっと現金が必要になります。旅行の計画を事前に立てておき、手元に現金を準備しておくとよいでしょう。

現金が足りなくなっても慌てずに！

事前に現金を準備しておいても、旅行先で足りなくなることもあります。そんな時は慌てず、現金を手にいれる方法をいくつか試してみましょう。


🔵両替所で日本円をシンガポールドルに換金

シンガポールは、都心部を中心にたくさんの両替所があります。手元に日本円がある場合は、それをシンガポールドルに両替してもらいましょう。両替所や外貨両替機は、空港、ホテルのフロント、都市部のショッピングモール内に設置されていることが多いです。

ちなみに地図アプリの「Google Map」の検索機能で「両替」と入力すると、現在地に近い両替所がいくつか表示されますので、困ったら調べてみてくださいね。

【注意点】
▪外貨両替には手数料がかかります。また両替レートは場所によって異なります。
▪現金を受け取ったら、金額が正しいかその場で確認しましょう。

🔵クレジットカードのキャッシング機能を利用

シンガポールには、駅やショッピングモールなどに、ATMが多数設置されています。VISA、Mastercard、JCBなどの国際ブランドのロゴがATMに表示されていることを確認し、これらのマークがあるATMでは、日本で発行されたクレジットカードやデビットカードを使用して、シンガポールドルを引き出すことが可能です。

ただし一部のクレジットカードでは、キャッシングができないこともあります。お手持ちのクレジットカードにキャッシング機能があるか、キャッシング可能な状態になっているかを、旅行前にカード会社に確認しておくと安心です。


【注意点】
▪ほとんどのカード会社で、キャッシングごとに手数料がかかります。
▪ATMは英語又は中国語でしか操作できないことが多いです。

 QRコード決済

シンガポールではQRコード決済も浸透しています。シンガポールで有名なQRコード決済には「PayNow」「PayLah!」などがあります。

ただし、これらのQRコード決済を利用するためには、シンガポールの銀行口座を持っている必要があります。また、日本で使われているQRコード決済方法「PayPay」「メルペイ」などはシンガポールでは利用できません。観光客の方は、基本的にQRコード決済が利用できないと考えた方がよいでしょう。

場所によって支払い方法を使い分けよう！

シンガポールでの主な支払い方法には、クレジットカード、QRコード決済、現金があります。それぞれの特徴を理解し、自分のスタイルや利用するお店に合わせて使い分けることで、観光やショッピングをより便利でお得に楽しんでみてください。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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