鈴木ちなみのSingapore note-Vol.1

現在、拠点をシンガポールに移し、三児の母として育児に奮闘するタレントの鈴木ちなみさん。慣れない異国の地での生活も、気づけば4年が経ちました。

新連載「Singapore note」のVol.1では、ちなみさんの日常に欠かせない「朝の通園路」にスポットを当てます。移住当初の不安を乗り越え、ラフなスタイルで風を切って走る今の彼女が見つけた、心地よい「自分の居場所」とは。

 

私の居場所になった朝の道

「いってきまーす」と玄関で挨拶をして子どもたちと駐輪場へ向かう。自転車の前に2歳児、後ろに4歳児を乗せて通園するのが我が家のスタイルだ。

少しスリリングでスピード感のあるこの通園方法を、子どもたちも気に入っているようだ。親の私にとっても、最短時間で送り届けられるので、いいこと尽くしなのは間違いない。

駐輪場から外に出ると朝の涼やかな風が心地よい。日中は暑くて外に出るのもためらわれるが、朝のシンガポールの空気が私は大好きだ。

今乗っているこの自転車は、本帰国した友人から譲り受けたものだ。お子さん2人を乗せて通園する彼女の姿を私も何度も見かけ、「パワフルだな〜」と思っていたが、今は私がその立場になっている。

その友人もまた、別の本帰国した方からこの自転車を譲り受けたと聞いているので、私が知る限りでも3家族の通園を支えてきたことになる。そんな“ベテラン自転車”に身を委ね、今日も力強くペダルを漕ぐ。

道路に出ると犬の散歩をする人、会社へ向かう人、同じように保育園へ向かう親子など、さまざまな人が行き交う。「Good morning!」と顔なじみのママさんと挨拶を交わすこともあれば、「おはよう!」と日本人の知り合いに会うこともある。

一時帰国からシンガポールに戻り、いつもの道でご近所さんに挨拶をする——そんな瞬間に「ああ、戻ってきたな」と実感する。

不安だった日々から「私の暮らし」がある場所へ

第一子が1歳になる前からインファントケアに通い始め、それ以来、気づけばもう4年もこの朝の道を通っている。

最初の頃は、ただ前を見て黙々と歩いていた。周りは知らない人ばかりで「シンガポールでうまく生活していけるだろうか」と不安を抱えていた日もあった。

当時はスキニーパンツ、腕に日よけ用のアームカバーをつけ万全の日焼け対策をしていたが、今ではTシャツに短パン、サングラスをかけて日焼け止めをさっと塗る——そんなラフなスタイルに変わった。

道ゆく人と挨拶を交わし、ときには立ち話もする。そんな何気ない日常のひとコマに「私の暮らしはここにある」と感じ、心が弾む。大きなリュックを背負った子どもの後ろ姿を見届けて、私の朝のミッションは終わる。軽くなったペダルを踏み込みながら私は帰路につく。


鈴木ちなみプロフィール

1989年生まれ、岐阜県出身。
タレント・モデル。

『めざましどようび』のリポーターで人気を博し、多方面で活躍。
現在は拠点をシンガポールに移し、三児の母として育児に励む傍ら、現地のリアルを発信している。

 

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

 


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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