鈴木ちなみのSingapore note-Vol.3

現在、拠点をシンガポールに移し、三児の母として育児に奮闘するタレントの鈴木ちなみさん。異国の地での暮らしのなかで、彼女が初めての場所に出かけると、ついやってしまう「ある癖」があります。
「Singapore note」Vol.3では、ちなみさんがシンガポールで恋に落ちた、愛らしい野生の「オッター(カワウソ)」との出会いにスポットを当てます。驚きから始まった出会いが、いつしか日々の癒やしとなり、彼女の暮らしを象徴する存在へ変わります。
私が水辺をのぞく理由
初めての場所に出かけると、用水路や川をチェックしてしまう癖がある。というのも、オッター(カワウソ)に出会えるかもしれないからだ。
シンガポールに来て初めてオッターを見た時のことは、今でもよく覚えている。その日は朝からずっと雨が降っていたが、夕方になるとようやく止んだ。そこで、まだ一歳になる前の第一子を抱えて、海辺の公園へ散歩に出かけた。

岸から海に向かって何かを撮影している人たちがいたので、私も近づいてみた。すると、穏やかになった水面から、ひょっこり顔を出す可愛い動物が見えた。しばらく目で追っていると、その動物は砂浜を元気に走り出した。
私は思わず動画を撮影し、日本にいる友人へ「シンガポールで野生のラッコに遭遇!」と送った。すると、「ラッコじゃなくて、カワウソじゃないかな」と返信が来た。
冷静に考えれば、シンガポールに野生のラッコがいるはずはない。だが、驚きのあまり、そう思い込んでしまったのだ。それほどに心を奪われた。これが、私とオッターとの出会いだった。
暮らしのなかに溶け込む、愛すべき存在
土産店をのぞくと、オッターのキーホルダーやポストカード、クリスマスオーナメントが並び、さらにはオッターをメインキャラクターにしたドリンク店まで見つけた。新聞でも「オッターのグループ同士が争っていた」と記事になるほど、人々の関心を集める存在だ。
子どもと一緒にいる時に出会ったオッターは、川で捕った魚をむしゃむしゃ食べていた。ただ可愛いだけではなく、自然界で生きる厳しさを感じたこともある。
もしシンガポールに住んでいなかったら、オッターにこれほど愛着を持つことはなかっただろう。オッターは、今や私のシンガポールでの暮らしを象徴する存在になっている。くりっとした目と、どこかいたずらっぽい表情に出会えることを、今日もどこかで期待している。
鈴木ちなみプロフィール

1989年生まれ、岐阜県出身。
タレント・モデル。
『めざましどようび』のリポーターで人気を博し、多方面で活躍。
現在は拠点をシンガポールに移し、三児の母として育児に励む傍ら、現地のリアルを発信している。
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!



















