シンガポールのユニーク自動販売機7選|高級車・純金・生搾りジュースも

シンガポールに住んでいると、街を歩くたびに「えっ、これも自動販売機で買えるの?」と驚く瞬間がありませんか?日本でも自販機文化は根付いていますが、ここシンガポールの自販機ワールドは、そのスケールも売っているものも、想像のはるか上をいきます。

今回はSingaLife編集部が実際に各スポットを訪れ、シンガポールで見つけた”ここにしかない”ユニークな自動販売機7選を取材してきました。

場所・値段・使い方のコツも合わせてご紹介しますので、週末の散歩がてら、あるいは旅行中の観光ルートにぜひ組み込んでみてください。


 

シンガポールの自動販売機事情:なぜこんなにも多彩なのか?

「自動販売機といえば日本」というイメージを持っている方も多いかもしれません。たしかに、日本の自販機密度は世界トップクラスです。

しかし、シンガポールの自販機が面白いのは「扱うジャンルの振り幅」にあります。コーヒーやジュースはもちろん、生鮮食品、スイーツ、貴金属、数千万円超えの高級車まで販売しているのは驚きです。

ここまでくると、もはや「何でも自販機で解決する国」と呼んでもいいかもしれません。

背景には、シンガポールの高い人件費と、スタートアップや新技術への開放的な国民性があります。「24時間いつでも、スタッフなしで提供できる」という自動販売機のメリットが、この国の文化にぴったりはまっているのです。

在住者の方は友人への話のネタとして、旅行者の方はシンガポール観光の特別な思い出として、ぜひこの先を読み進めてください。

シンガポールで見つけたユニーク自動販売機7選


【1】Autobahn Motors(オートバーン モーターズ)|スーパーカーを自販機で「選ぶ」衝撃体験

シンガポールの自動販売機といえば、まず名前が挙がるのがこのAutobahn Motors(オートバーン モーターズ)です。

Bukit Merah(ブキ メラ)エリアにそびえ立つガラス張りの高層ビルに、フェラーリ・ランボルギーニ・ポルシェ・ベントレーといった高級車が整然と並ぶ光景は、初めて見た人は思わず足を止めてしまうほどのインパクトです。

たどり着くには、Grabで「Autobahn Motors」と入力すれば迷うこともありません。このビルの1階に設置されたタッチパネルが、いわゆる「自販機の操作画面」です。在庫車の一覧から好みの一台を選ぶと、自販機の中でその車が動かされて降りてこようとしている映像が流れる仕組みになっています。

ただし、実際に「その場でボタンを押して車に乗って帰る」というわけではありません。書類や諸々の手続きがあるため、通常の中古車売買と同じ流れで契約が進みます。

あくまでも「自動販売機のような形で車を展示・選べる」というコンセプトですが、その体験そのものが十分すぎるほどの見どころです。英語が得意でなくても、見学だけなら問題なく楽しめます。

■ Autobahn Motors(オートバーン モーターズ)
🏡住所:20 Jln Kilang #02-00  S159418
🚉最寄り駅:Labrador Park駅から徒歩約10分
🕚営業時間:月〜土 9:30-18:30、日 12:00-18:30
📅定休日:無
📞電話番号:6835 4800
🌐WEBサイト
📲Instagram


【2】Puregold.sg Gold ATM(ピュアゴールド ゴールド ATM)|純金バーが自動販売機から出てくるって本当?

「自動販売機でジュースは分かる。でも純金?」初めて聞いた方は二度見すること間違いなしです。シンガポールには純金バーや金メダルを購入できるGold ATM(ゴールド ATM)が実際に稼働しています。

Ngee Ann Cityの外には、Puregold.sg(ピュアゴールド)によるGold ATMが設置されており、スナック感覚で金を購入できます。また、Causeway Pointにも金の自動販売機があり、特別デザインの金バーを購入できます。Swensen’sの前あたりが目印です。

Gold ATMは純金メダルやバーを販売する自動販売機で、現金の代わりに純度999.9の純金をさまざまな重量単位で販売しています。タッチスクリーンで1g・2g・5gなど、商品を選びましょう。

価格はその日の国際金相場に連動しているため、訪問日によって異なります。支払いはクレジットカード・デビットカード・QRコード・Goldpay.sgなど複数の方法に対応しています。

金投資に興味がある方はもちろん、「シンガポールで金を買った」という話のネタとしても、なかなか面白い体験です。操作画面は英語・中国語が中心ですが、タッチパネルで直感的に操作できるため、英語が苦手な方でも問題なく利用できます。

■ Puregold.sg Gold ATM(ピュアゴールド ゴールド ATM)
🏡住所:Ngee Ann City外周(391 Orchard Road, S238872)ほか複数箇所
🚉最寄り駅:Orchard駅から徒歩約2分
🕚営業時間:24時間
📅定休日:無(設置場所の営業時間に準ずる)
📞電話番号:6372 5050
🌐WEBサイト


【3】IJOOZ(アイジュース)|その場で搾りたて!シンガポール発の生搾りオレンジジュース自販機

シンガポール在住の方であれば、ショッピングモールや駅構内でオレンジがぎっしり詰まったカラフルな自動販売機を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。それがIJOOZ(アイジュース)です。

IJOOZはシンガポールのIoTテクノロジー企業が開発した自動販売機です。国内に約1,200台(2025年時点)が稼働し、駅や商業施設、オフィスビルなどで見かけることができます。現在は世界34か国(2024〜2026年時点)にも展開しています。

仕組みはシンプルです。お金を入れると機械の中でオレンジが自動的にカットされ、約45秒で生搾りジュースが完成します。カップシーラーで封をされて出てくる様子は、見ているだけでも楽しいものがあります。24時間いつでも購入できるのも便利です。

気になるお味はフレッシュそのもの、としか言いようがありません。水や氷、農薬や砂糖が一切入っておらず無添加で、オーストラリア産・アメリカ産のオレンジ本来の甘みと適度な酸味が楽しめます。

価格はS$2前後とリーズナブルで(価格は設置場所や時期により異なる場合があります)、シンガポールの暑い日の水分補給にぴったりです。

■ IJOOZ(アイジュース)
🏡住所:島内多数(MRT各駅・ショッピングモール等)
🚉最寄り駅:設置場所による
🕚営業時間:24時間(設置場所による)
📅定休日:無
📞電話番号:8778 9916
🌐WEBサイト


【4】Kaki Kaki Durian(カキカキ ドリアン)|ドリアン好き必訪!MRT駅直結の自販機

「ドリアンが食べたいけれど、どこで買えばいいか分からない」「ホーカーで買うのはちょっとハードルが高い」そんな方にぴったりなのが、このKaki Kaki Durian(カキカキ ドリアン)の自動販売機です。

Kaki Kaki DurianはTampines MRT駅に設置されたドリアン専門の自動販売機で、完全に自販機スタイルで営業しています。販売されているのはMao Shan Wang(マオ シャン ワン)ドリアンで、最高の鮮度を保つために毎日シールされて補充されています。

また、その日に売れ残ったドリアンはケーキ用のピューレに加工されるため、廃棄がゼロという取り組みも行っています。

East West Line(EWL)とDowntown Line(DTL)の乗換駅というアクセスの良さも魅力。ドリアン特有のにおいが苦手な方でも、個包装されているため持ち帰りやすいのが嬉しいポイントです。

■ Kaki Kaki Durian(カキカキ ドリアン)
🏡住所:15 Tampines Central 1 S529544
🚉最寄り駅:Tampines駅直結(Tampines MRT Station)
🕚営業時間:24時間
📅定休日:無
📞電話番号:9778 4540
🌐WEBサイト


【5】Uncle Lee’s Confectionery(アンクル リーズ コンフェクショナリー)|ホールケーキが自販機から!?昔ながらのスポンジケーキ

「ケーキが自動販売機から出てくる」これもシンガポールならではの光景です。

Uncle Lee’s Confectionery(アンクル リーズ コンフェクショナリー)は、昔ながらのシンガポールスタイルのスポンジケーキをホール丸ごと自販機で販売しています。

販売されているのは6インチのホールケーキで、Suntec CityとDowntown Eastの2か所から始まり、現在はCauseway Point、Bedok Mallなどで自動販売機が稼働しています。

フレーバーはKaya(カヤ)やPeanut Butter(ピーナッツバター)スポンジケーキなど4種類から選べます。ケーキは毎朝焼き立てで、午前11時に自動販売機に補充されます。午後5時に再補充される頃には売り切れていることも多いため、訪問タイミングに注意しましょう。

価格はS$15.80〜S$22.10程度で、シンガポールらしい手土産としても喜ばれます。

■ Uncle Lee’s Confectionery(アンクル リーズ コンフェクショナリー)
◉Suntec City店
🏡住所:3 Temasek Boulevard S038983
🚉最寄り駅:Promenade駅から徒歩約5分

◉Downtown East店
🏡住所: 1 Pasir Ris Close S519599

🕚営業時間:24時間(ケーキ補充は11:00・17:00頃)
📅定休日:無
📞電話番号:9386 0412
🌐WEBサイト

 

【6】Butter Town Shio Pan ATM(バター タウン シオパン ATM)|本格日本式塩パンを自販機でゲット

シンガポールで日本の塩パンが自動販売機から買えると聞くと、日本人としては思わず「え、どういうこと?」と立ち止まってしまいます。

Butter Town(バター タウン)のShio Pan ATM(シオパン ATM)は、現在Hillion Mall(ヒリオン モール)のB2(地下2階) に設置されています。

3個入りのパックで販売されており、オリジナルのShio Panはプレミアム日本産小麦粉を使用しているのが特徴です。外はさっくりとした塩気があり、中はふんわりもちもちとしていいます。

パンは毎日午後5時に補充されるため、夕方以降に訪問するとより新鮮なものが手に入ります。日本人の舌にもなじみ深い塩パンが、シンガポールの自動販売機から買えます。

■ Butter Town Shio Pan ATM(バター タウン シオパン ATM)
🏡住所:17 Petir Road, Basement 1, S678993(Hillion Mall)
🚉最寄り駅:Bukit Panjang駅から徒歩約5分
🕚営業時間:24時間(Hillion Mallのパン補充は毎日12:00頃)
📅定休日:無(商業施設の営業時間に準ずる)
📞電話番号:8751 6007
🌐WEBサイト

 

【7】EZ-Link 自動販売機(イージーリンク)|空港着いたらまずここへ!ツーリストパスも買える

「自販機で交通カードが買える」のは、旅行者にとって特に知っておいてほしい情報です。

シンガポールのMRTや路線バスに乗るために必要な交通系ICカード「EZ-Link(イージーリンク)」や、観光客向けの乗り放題カード「Singapore Tourist Pass(シンガポール ツーリストパス)」が、Changi(チャンギ)空港の自動販売機(EZ-Link Vending Machine)で購入できます。

Singapore Tourist Passは、MRT・LRT・基本バス路線に期間中乗り放題で利用できる特別なEZ-Linkカードです。旅行日程が決まったら、到着後すぐに自動販売機で購入しておくのがベストです。

操作は英語表示ですが、タッチパネルを順番に選んでいくだけなので、英語が苦手な方でも問題なく購入できます。クレジットカードでの支払いも可能なので、空港到着後に荷物を受け取ったらまっすぐ自動販売機へ向かいましょう。

■ Singapore Tourist Pass EZ-Link 自動販売機(シンガポール ツーリストパス イージーリンク)
🏡住所:MRT駅構内またはターミナル出口付近(設置場所は変動あり) / 各MRT駅のTransitLink Ticket Office
🚉最寄り駅:Changi Airport駅(東西ライン〈緑〉)直結
🕚営業時間:空港内設置のため24時間対応(一部窓口は時間制限あり)
📅定休日:無
📞電話番号:2255 663
🌐WEBサイト

 

シンガポールの自動販売機の使い方|カード払い・現金・言語設定を解説

シンガポールの自動販売機は日本のものとは少し勝手が違う部分もあります。訪問前に押さえておきたいポイントをまとめました。

支払い方法:カードと現金、どちらが使える?

シンガポールの自動販売機の支払い方法は機種によって異なります。多くの場合、クレジットカード(VISAやMastercard)やデビットカード、QRコード決済に対応しており、現金(コイン・紙幣)が使える機種は限られています。

現金払いができる機種では、おつりが出ない場合もあるため、なるべくカードでの支払いをおすすめします。EZ-Linkカードに対応している自動販売機もあるため、お持ちの方はまず試してみるとよいでしょう。

日本語対応は?英語が不安でも大丈夫?

シンガポールの自動販売機の操作画面は、基本的に英語・中国語が中心です。日本語には対応していないものがほとんどですが、タッチパネルを順番に押していくだけの直感的な設計になっているため、英語が苦手な方でも大きな問題はありません。

特にAutobahn Motorsのスタッフはフレンドリーで、見学のみでも気軽に声をかけてもらえる雰囲気です。Gold ATMやIJOOZなどは完全セルフで、操作画面の手順に従うだけで完結します。

自販機スポット巡りをもっと楽しむコツ

自販機スポットをより効率よく、楽しく巡るためのヒントをご紹介します。

◆Googleマップにピンを立てておく:
今回ご紹介したスポットをあらかじめGoogleマップに保存しておくと「この近くに別の自販機があった!」という発見がしやすくなります。

◆訪問時間を意識する:
Uncle Lee’s Confectionery(アンクル リーズ コンフェクショナリー)やButter Town(バター タウン)の塩パンは補充直後が狙い目です。午前11時・午後5時前後の訪問を意識してみてください。

◆Autobahn Motorsは夜がおすすめ:
ライトアップされた高級車の自動販売機は、夜の方が圧倒的に迫力があります。18時以降の訪問がベストです。

◆カードは必ず持参する:
現金非対応の自動販売機が多いため、クレジットカードは必須。Grab Payや各種QRコード決済も設置場所によって対応しています。


自動販売機でシンガポールの「本気」を体感しよう

シンガポールの自動販売機は、単なる「便利なボックス」ではありません。フェラーリ、純金、搾りたてジュースが飲める自販機それぞれに、この国のビジネスの創意工夫とテクノロジーを積極的に取り入れる文化が詰まっています。

今回ご紹介した7つのスポットを参考に、今週末の外出先にぜひリストアップしてみてください。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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