マレーシアのジョホール州政府、シンガポール国境の歩道にエアコンとエスカレーター設置へ
シンガポールと国境を接するマレーシアのジョホール州政府は、ジョホール州とシンガポールのウッドランズとの国境=コーズウェイに、歩行者専用道路を建設する計画を発表しました。
マレーシア側350メートルにわたって建設される歩行者専用道路はは屋根付きで、さらにエスカレーターとエアコンが設置されるとのことです。投資額は、3,000万リンギ(9,900万Sドル、もしくは約7億6700万円)。当初は予算1,500万リンギで進めていたそうですが、屋根やエスカレーター、エアコンを装備するために2倍に増やしたそうです。
新型コロナの流行の影響で、コーズウェイは現在閉鎖されていますが、新型コロナが流行する前は、マレーシアからシンガポールへ毎日通勤していた10万人を含め、30万人以上が毎日陸路を利用して国境を越えていました。オートバイ、車、バスを利用する人が多いものの、中にはひどい交通渋滞を避けるために、数百人は歩いて横断していました。
ジョホール州公共工事・交通・インフラ委員会のモハマド・ソリハン委員長は、「350メートルの新しい歩道はマレーシア側のシンガポール国境までで、シンガポール側がそれをどのくらい延長するのかはわからない」と発言しています。また、350メートルの新しい歩道は、既存の1キロメートルの歩道の上に建設するのか、またはその横に新しく建設するのかは明らかにされていません。
モハマド・ソリハン大臣によりますと、コーズウェイを歩いて渡ることは、本当は禁止されているそうです。しかし、当局はこれ対して何の法的措置もとってきませんでした。
モハマド・ソリハン大臣はさらに、在ジョホールバルのシンガポール領事館当局者も前向きな姿勢を示していると語りました。
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SingaLife編集部
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