シンガポールで映画館への入場に、コロナ感染者追跡アプリのダウンロードが必須に
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シンガポールの映画館は、10月26日より新型コロナウイルスの感染者を追跡するアプリ「トレース・トゥギャザー」を段階的に導入し、11月16日までに完全に移行します。そして、それ以降は、QRコードやICカードをスキャンする方式の「セーフエントリー」では入場できなくなります。
「トレース・トゥギャザー」とは、新型コロナウイルスの感染経路を追跡するためのスマホ用アプリまたはトークン(端末)で、近距離無線通信「ブルートゥース」を使って至近距離にいた人を感知し記録するものです。感染者が発覚すると、その人のスマホ内のデータを政府の追跡チームが解析し、濃厚接触した人を特定するので、感染の可能性のある人をより正確に見つけられる仕組みです。
シンガポール中心部に近いビーチ・ロードに位置するゴールデンマイルにある名画座「ザ・プロジェクター」は、他の映画館に先立って入場システムの変更を発表しました。「公式には11月16日まで猶予期間があるが、人員が不足しているため、10月26日よりトレース・トゥギャザーを義務化する」としています。
シンガポール政府は9月、トレース・トゥギャザーのトークン(端末)をシンガポールに居住する全ての人(外国人を含む)を対象に無料配布を開始し、10月には配布場所がそれまでの20ヶ所から100ヶ所に拡大にされました。10月4日の時点で、10万個位上のトークンが配布されたそうです。
映画館以外にも、ホテル、飲食店、ジム、そして特定のオフィスがトレース・トゥギャザーの義務化を進めるリストに加えられたそうです。
今までトレース・トゥギャザーを避けてきた人も、いよいよアプリをダウンロードした方が良さそうですね。それから、自身のスマホで利用することに抵抗がある場合は、トークンをピックアップしたほうが良さそうです。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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