DBSとスタンダードチャータード銀行、普通預金口座の金利をさらに引き下げ

シンガポールの大手銀行DBSとシンガポールのスタンダードチャータード銀行は、普通預金口座の金利を来年1月1日よりさらに引き下げると発表しました。

例えば現在、DBS銀行で普通預口座(Multiplier Account)を開設し、給与の受け取り口座をDBS銀行とした上で下記の条件を達成すると、ボーナス金利を得ることができます。

・DBSのクレジットカードで支払い
・DBSの住宅ローンへ加入
・DBSの保険へ加入もしくは投資信託などの金融商品を購入する

達成した条件数により得られるボーナス金利が高くなり、さらにボーナス金利の対象となる預金額も増える仕組みとなっています。

・条件1つ達成 預金額25,000シンガポールドルまで
・条件2つ達成 預金額50,000シンガポールドルまで
・条件3つ達成 預金額50,000〜100,000シンガポールドルまで

この金利が来年1月1日から、引き下げられることに。例えば預金額が30,000シンガポールドル以上あり、達成した条件が1つの場合、これまでは最初の25,000シンガポールドルの金利は1.3%でしたが、それが0.7ポイント下げられてから0.6%になります

また、2つの条件を達成した場合の金利は、預金額が5,000〜15,000シンガポールドルのときに最大の1ポイント低下し、1.8%から 0.8%になります。また、3つの条件を達成した場合の預金額52,000〜100,000シンガポールドルの金利は、それぞれの預金額に応じて2%から3.8%でしたが、それぞれ0.8ポイント引き下げられ、1.2%から3.0%になります。

これらは世界的に金利が低下したための措置で、DBS銀行による金利引き下げは5月以来、3回目となります。

詳細については、下記をご参照ください。
https://www.dbs.com.sg/iwov-resources/pdf/deposits/multiplier-notice-dec-dbs.pdf

スタンダードチャータード銀行は、18〜26歳を対象とした若年層向けの普通預金口座「JumpStart」の金利を来年1月1日より引き下げます。最初の20,000シンガポールドルの金利は、1%から0.4%に変わります。20,000シンガポールドルを超える残高の利率は、変わらず0.1%です。

また、OCBC銀行、UOB銀行もここ数ヶ月の間に金利を引き下げています。

DBS銀行に口座があれば、オンラインでMultiplier Accountを開設できるそうです。給与の振込先をDBS銀行に指定し、DBS銀行のクレジットカードを作って毎月1シンガポールドル以上使うだけで、1つの条件を達成できます。利率は下がっていますが、いつでも引き出せる普通預金でボーナス金利が得られるは魅力ですね。

この記事を書いた人

SingaLife編集部

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