新型コロナの市中感染の1人は、シンガポール航空の客室乗務員

新型コロナの市中感染者1人が12月28日に報告されました。保健省(MOH)によると、パートタイムで配車サービス「グラブ」の運転手をしている、シンガポール航空の男性客室乗務員48歳とのことです。

男性は12月12〜16日まで、仕事で米国を訪れていました。症状はありませんでしたが、12月23日にシンガポール民間航空庁(CAAS)が行っている検査を受診したところ、25日に「Inconclusive(ウイルスの断片検出)」の判定結果がでました。そこで、同日の25日に再検査を受けましたが、結果は同じだったとのことです。

その後、男性は自宅待機を続け、27日に再度検査を受けたところ、陽性と判定され、救急車で国立感染症センターに搬送されました。

MOHは、男性が海外から戻ってきてから陽性判定がでるまでの期間が比較的長かったため、今回の症例を市中感染として分類し、家族や同僚などの濃厚接触者を全員隔離したと発表しました。

また、男性が12月18日午後1時25分から2時25分までの間に訪れたアッパーパヤレバロードにあるレストランYuCun Claypot Curry Fish Headが、感染者が訪れた場所のリストに追加されました。

MOHは、新型コロナ感染者が30分以上訪れた場所と、その場所にいた人がそれ以降2週間に訪れた場所のリストをウェブサイト(www.gov.sg)に掲載しています。

12月29日現在、シンガポールでの新型コロナウイルス累計感染者数は5万8,529人。前週に報告された市中感染者は1症例と低いレベルを維持しています。死者は29人ですが、15人は陽性判定を受けたものの、直接の死因ではなかったとしています。

シンガポールは安全管理措置のフェーズ3に移行しましたが、外出するときには今後も注意していたほうが良さそうです。

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SingaLife編集部

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