コロナ感染拡大による規制強化が一部緩和。ヨガスタジオなどの利用は許可、ただし運動中もマスクを着用

シンガポール政府は5月7日、それまでの方針を転換し、屋内ジムやフィットネススタジオでの低強度のエクササイズは5月8日以降も継続可能だと発表しました。

当局は5月4日に国内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、行動規制の強化を発表したばかり。屋内でのスポーツ施設は感染リスクが高いとし、ヨガやピラティススタジオを含むジムやフィットネススタジオを5月8日から5月30日まで閉鎖する必要があると述べていました。

更新されたガイドラインによると、利用が続けられるジムやスタジオでは、すべての参加者とインストラクターが「常に」マスクを着用した状態で行うことが条件となっています。激しい運動となるウェイトトレーニング、筋力トレーニングおよびマシンの使用は認められず、参加者がマスクを外した場合、活動は直ちに停止する必要があるとのことです。

また、ホテルや、コンドミニアムのファンクションルームなどの屋内施設は、密な状態で激しいエクササイズやアクティビティのために使用すること、部外者へ貸すことは禁じられています

政府は、地元テレビ局「CNA」からの問い合わせに応じ、低強度のエクササイズとは常にマスクを着用して行うことができる範囲の活動であると述べ、ヨガ、ピラティス、ストレッチ体操、太極拳などの例を挙げました。さらに、武道や格闘技などの高強度のクラスも通常どおり続行できるといいます。
その理由として「これらのクラスは通常、同じ時間、同じ参加者、同じ会場など一定の団体で開催されるため、感染リスクが低い」と述べています。

しかしながら、常にマスクを着用すること、「可能な限り」接触を最小限に抑えること、パンチングパッドやボクシングリングなどの一般的な機器を使用しないなどの安全措置の強化が義務付けられています。

政府機関が定期的なチェックを実施し、ルールを順守しなかった企業や個人に対しては、執行措置が取られるとのこと。参加者、インストラクター、およびスタッフには、より厳格な行動が求められます。
文化・地域・青年大臣のエドウィン・トング氏は、フェイスブックの投稿で、フィットネス業界の事業主や専門家との話し合いの結果、今回の措置が見直されたと述べています。

この期間中に影響を受けたスポーツシンガポールの屋内施設とプログラムのリストについては、以下のURLから確認可能です。
https://www.myactivesg.com/Facilities/Sport-Centres/Facilities-Closure

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SingaLife編集部

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