関連感染者が50人に。シンガポールのモール、ジェム・ウエストゲートのクラスター。検査対象者拡大へ

シンガポール保健省は5月24日、新型コロナウイルスの感染が新たにわかった6人と過去の感染例との関連が確認されていなかった40人について、ジュロンイーストにある2つのモール、ジェムとウエストゲートで発生したクラスターに関連していることが判明したと発表しました。これにより、現時点で両モールのクラスターに関連した感染者は50人に拡大しています。

感染拡大を受け、保健省はジェムとウエストゲートを訪れた人に対して実施している無料の新型コロナウイルス検査の対象範囲を変更。従来は5月10日から5月14日の間に両モールを訪れた人を対象としていましたが、対象期間を5月22日までに拡大しています。

加えて、5月10日以降に両モールを訪れたすべての人に対し、訪問日から14日間、自分の健康状態を注意深く観察することを勧めています。

保健省は、パークアベニューロチェスターにある新型コロナウイルス対策のための隔離施設で清掃員として働く53歳の女性が、両モールのクラスターの感染源となった可能性があると発表しています。女性は、5月6日にウエストゲートを訪れ、翌7日に新型コロナウイルスの陽性反応が確認されました。

保健省はゲノム配列分析の結果、ジェムやウエストゲートを訪れた人の中には、女性と類似した配列を持つ人がいることが判明したと述べています。感染経路についてはさらなる調査が行われています。

なお、ジェムとウエストゲートは、6月6日まで閉鎖されています。

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シンガポールでは、5月24日正午時点で、新たに24人の市中感染が報告され、ジェム・ウエストゲートのほかにも、シンガポール国内で発生したクラスターに関連した感染が相次いで確認されています。現時点で各クラスターに関連した感染者は、マクドナルドの配達員のクラスターが10人、チャンギ刑務所のクラスターが11人、学習塾のクラスターが30人に拡大しています。

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SingaLife編集部

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