シンガポールのチャンギ国際空港・第3ターミナルで発生した新型コロナウイルスのクラスターは到着ゲートと手荷物受取所から始まったことが判明

チャンギ空港グループ(CAG)の Lee Seow Hiang最高経営責任者は5月24日、シンガポールのチャンギ国際空港・第3ターミナルで発生した新型コロナウイルスのクラスターは、到着ゲートと手荷物受取所が「一次感染」の場所と示唆されたことを発表しました。新型コロナウイルスの検査に陽性反応を示した約半数の空港職員が到着したゾーンに分散し、到着客と密接に接触する距離で働いていたことがCAGの調査で明らかになりました。

その後、これらの場所で働いていた人達が乗り継ぎエリア、出発ゲート、地下2階のフードコートで働く人々と接触し、二次感染のクラスターが発生。最終的には100人以上に新型コロナウイルスの感染が広がったとのことです。

「中央乗り継ぎエリアでは約2,000人が働いており、現在までに97%近くの職員を対象に綿棒による検査を行いましたが、到着ゾーンの職員と接触していたことが後の調査で判明した特定のクラスターを除いて感染者はゼロであり、他のゾーンは比較的クリーンです」とリー氏は述べました。

これまでに空港職員から検出された新型コロナウイルスの陽性例は合計43件であり、約半数のケース(到着ゲートで10件、手荷物受取所で11件)が第3ターミナルの到着ゾーンで発生しています。

到着ゾーンに隣接する乗り継ぎエリアの一部では、二次クラスターが発生。「6件の感染例が検出されたほか、さらに離れた乗り継ぎエリアの出国審査場で1件が検出されています」とリー氏は述べました。

オン・イエクン保健相は「二次感染の重要な鍵となる場所は地下2階のフードコートであり、第3ターミナルの到着ゾーンで働く21人のうち12人が訪れています。その後フードコートを訪れた乗り継ぎエリア以外で働く職員10名が陽性となりました」と述べました。リー氏は、このフードコートについて「事実上、到着ゾーンで働く職員向けの食堂」であったと述べています。

また、高リスク国からのフライトを扱う第1ターミナルの到着ゲートで職員が陽性反応を示したケースも2件あります。この2人の感染経路は不明ですが、接触者を追跡したところ、この2人は第3ターミナルのフードコートを訪れていたことが判明。到着客や第3ターミナルを通じて感染した可能性があります。

先週、シンガポール民間航空局とCAGは、第3ターミナルのクラスター発生につながった最初の感染は、4月29日にシンガポールに到着した南アジアからの家族と接触した職員を介して発生した可能性があると発表していました。

メディアからの質問に対して、リー氏は「分かっていることは開示しましたが、調査中のその他の詳細については推測で申し上げることは控えさせていただきたいです」と答え、感染源として特定の国を指摘しませんでした。

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SingaLife編集部

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