シンガポールの学校休日「ティーチャーズデー・チルドレンズデー」ってどんな日?

シンガポールでお子様をプレスクールやローカルスクールに通わせていると、日本では聞き慣れない行事で学校が休みになることも多いですよね。

この記事では、そうしたシンガポールならではのお休みの中から「Teacher’s day(ティーチャーズデー」と「Children’s day(チルドレンズデー)」についてご紹介します。


ティーチャーズデー・チルドレンズデーはいつ?

シンガポールではティーチャーズデーおよびチルドレンズデーは年によって日程が変わりますが、原則下記のように定められています。

*いずれも原則なので、各年の具体的日程についてはMOEのカレンダーをご参照ください


Teacher’s day(ティーチャーズデー):9月の第一金曜日
Children’s day(チルドレンズデー):10月の第一金曜日

シンガポール教育省(MOE)のスクールカレンダーによると、2022年は9月2日(金)がティーチャーズデー、10月7日(金)がチルドレンズデーでプレスクールおよび学校がお休みとされてます。(※インターナショナルスクールなどの私立学校はMOEのカレンダーに準拠しないため、各学校のスクールカレンダーをご参照ください)

ただし、ティーチャーズデーもチルドレンズデーもパブリックホリデー(祝日)ではないため、ビジネスは通常通り行われます。

ティーチャーズデーってどんな日?

ティーチャーズデーとは、生徒が先生に日ごろの感謝の気持ちを伝える日です。シンガポールでは、生徒の手作りのものや手紙、花などのプレゼントを先生に贈ったり、先生たちに向けたパフォーマンスを披露したりしてお祝いをします。

世界に目を向けると、1994年にユネスコが10月5日を「世界教師の日」と定めており、シンガポール以外でもティーチャーズデーのお祝いをする国は多いようです。

教師という仕事は生徒たちに知識を授け、価値観を形作っていくなど子どもたちへの影響がとても大きい職業です。そうした職業としての重要性と、日ごろの先生たちの献身的なサポートとその功績をたたえるために「教師の日」としてお祝いされるようになりました。

シンガポールでは、教育省(MOE)がティーチャーズデーを学校休日と定めています。

チルドレンズデーってどんな日?

もともとシンガポールでは、1961年に10月1日をチルドレンズデーとして定めていました。しかし2011年から日付が変更され、現在のように原則10月の第1金曜日がチルドレンズデーとなりました。こちらも教育省(MOE)が学校休日と定めています。

チルドレンズデーは、未来に向けてより良い世界を築く主役となる子どもたちが自身の権利を持つことを示す重要なイベントです。日程が金曜日に変更されたのは、子どもたちが家族と一緒に週末にかけて長いお休みを楽しめるようにという意図があったとも言われています。

学校やプレスクールではチルドレンズデー近辺の日程になると、ティーチャーズデーとは逆に、先生から子どもたちへお菓子や文房具などのプレゼントが贈られたり、先生たちによるパフォーマンスがあったり、子どもたちが自由に仮装をして登校して良い日になったりするようです。

また、チルドレンズデーにあわせてプレイグラウンドや飲食店で子どもたちに向けたイベントやプレゼントが企画されることもあるため、要チェックです!

ティーチャーズデーのおすすめプレゼント

先生方への感謝の気持ちを示すティーチャーズデーにぴったりな、おすすめギフトの例を3つご紹介します!

その1:手紙やメッセージカード

シンプルかつ最も効果的に先生へ「ありがとう」の気持ちを伝えられるのは、やはり手書きの手紙やメッセージカードではないでしょうか。何をプレゼントするにおいても、手紙を添えると喜ばれそうです◎

絵が好きな子は先生の似顔絵を一緒に描いてみたり、工作やものづくりが好きな子は手作りの作品を添えてみたりなど、その子の個性やキャラクターに合った手作りのものをプレゼントすると先生にもきっと気持ちが伝わることでしょう。

その2:文房具

ノートや手帳、ペンなど、教師の仕事に必須な「文房具」もティーチャーズデーにぴったりなプレゼントです。

感謝の気持ちとともに革張りのノートやちょっとおしゃれな万年筆などを贈って、先生たちに仕事を楽しんでもらうようなきっかけになれば素敵ですね。

その3:日本ならではのもの

個性を活かして気持ちを伝えるプレゼントとして、「日本ならではのもの」を贈るというのもおすすめです。

シンガポールでも手に入る日本ブランドとして代表的なユニクロのトレーニングウェアや靴下、または無印良品や東急ハンズの雑貨や文房具類などは手に入りやすく、機能性も優れた品と言えるでしょう。

またお手紙に桜や富士山などの日本モチーフの要素を入れてみるのも、日本人のお子様ならではの特別なギフトになりそうです◎

今回ご紹介したギフト例以外にも、各種ショップやECサイトが毎年「ティーチャーズデー特集」を組んで、おすすめのプレゼントを紹介しています。

例:20 Thoughtful Teachers’ Day Gift Ideas Beyond Red Pens 

上記ページではECサイト・Shopeeで購入できるティーチャーズデーにおすすめのギフト20が紹介されています。繰り返し使えて環境にやさしいリユーサブルカップや、職員室における小さな植物、またコロナ禍の今ならではのシルクマスクといった商品も!

プレゼント選びの際は、ぜひこういった企画も参考にしてみてください。

ティーチャーズデー・チルドレンズデーまとめ

日本では学校行事としてあまりなじみがないティーチャーズデーとチルドレンズデー。生徒と先生がお互いに感謝の気持ちを形に表せられる機会があるのは素敵なことですね

シンガポールでお子様をプレスクールや学校に通わせている親御様は、ティーチャーズデーには先生へのプレゼントを用意したり、チルドレンズデーはお子様が喜ぶ場所へお出かけをして、シンガポールならではのイベントを楽しんでみてはいかがでしょうか。





この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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