シンガポールの中心地!マリーナベイ エリアの必見スポット10選

マーライオンやマリーナベイ サンズ、ガーデンズ バイ ザ ベイ…「シンガポールといえば!」のランドマークが集中するマリーナベイエリア。シンガポール在住者にとっても出張者や観光客にとっても絶対に外せない場所なのではないでしょうか。

 

マリーナベイエリアの概要

マリーナベイエリアは、シンガポールの象徴であるマリーナベイ サンズやマーライオンが位置する、シンガポールを代表するビジネス&観光エリアです。現在の姿に至るまでには、50年以上の年月をかけた都市開発のプロジェクトが背景にあります。

1950年代に土地の埋め立てからスタートしたマリーナベイエリアは、時を経て、1980年代には「住む・働く・遊ぶ」が一体となった、24時間稼働する都市空間として設計されます。土地再開発事業と歴史により、さまざまな変貌を遂げてきたエリアです。

再開発が始まった背景には、シンガポールの水源事情が関連しているとのこと。水資源を輸入に頼ってきたシンガポールが、海水を淡水化しマリーナベイ一帯を貯水湾とする一大プロジェクトが始まったのをきっかけに、2010年代のマリーナ ベイ サンズやガーデンズ バイ ザ ベイの創業につながっていきました。

観光名所であるマーライオンがシンガポール川の河口からマリーナベイに移設されたのは2002年。このようにマリーナベイは観光名所として次々と整備され、現在に至ります。

未来を見据えた計画的な開発の結果、マリーナベイエリアは世界的な金融・観光の中心地としての地位を確立しました。2025年以降、新たなホテルタワーやエンターテイメント施設の建設も予定されていて、さらなる発展が期待されています。

近代的なオフィスビルやホテル、商業施設が立ち並び景観美も兼ね備えたマリーナベイエリアは、シンガポールの中心地としての象徴的な場所です。

マリーナベイエリアへのアクセス

シンガポールの中心地であるマリーナベエリアへは、さまざまなアクセス方法があります。電車(MRT)の主要駅は、Raffles Place駅、Bayfront駅です。Raffles Place駅から徒歩10分のところにはマーライオン パークがあり、Bayfront駅からはマリーナ ベイ サンズが直結しています。さらには同駅からアートサイエンスミュージアムも徒歩圏内でアクセス可能で、そこから5〜10分ほど歩くとガーデンズ バイ ザ ベイに到着します。

Bayfront駅から徒歩10分ほどで観覧車・シンガポールフライヤーにもアクセスできますが、バス停「Aft S’pore Flyer」は観覧車のほど近くに到着するので便利です。

マリーナベイエリアの観光スポット10選

ここからは、シンガポールのマリーナベイエリアで絶対に訪れたい定番スポットを順にご紹介します。

マーライオン

シンガポールの象徴でもあるマーライオン。マー(Mer)はフランス語で「海」を意味し、上半身がライオン、下半身は魚の像です。ライオンの町という意味のSingapuraと名付けられたシンガポールの伝承をもとに、1972年に今のエスプラネード近くのシンガポール川の河口にはじめてのマーライオンが設置されました。

現在のマーライオンは2002年に新設され、口から水を吐き出す今の姿になりました。観光客のみならずシンガポール住民にも人気のマーライオンは、コロナ禍においても週末は人でにぎわいを見せています。

青い空と白亜のマーライオンのコントラストが美しい昼の姿はもちろん、夜にライトアップされたマーライオンもマリーナベイの夜景が相まって息を飲むほどうつくしいもの。年末年始はプロジェクションマッピングが映し出されたりなど、たくさんの魅力を持つマーライオンは繰り返し訪れたくなるマストスポットです。

Merlion Park(マーライオン パーク)
住所:1 Fullerton Rd, Singapore S049213
最寄り駅:Raffles Place駅(徒歩10分)
電話番号:6736 6622


マリーナベイ サンズ

マーライオンと並ぶシンガポールのランドマークであるマリーナベイ サンズ。近未来的なデザインが印象的なこの建築は、イスラエル出身の建築家モシェ・サフディ氏による設計で、55階の高さまで積み重ねたトランプのカードがモチーフになっているそう。

3つのタワーはホテルとなっており、屋上には後述するインフィニティプールやスカイパーク、レストラン・バーがあります。

ホテルタワーのすぐ側にはショッピングモールのザ・ショップスがあり、世界的に有名なラグジュアリーブランドからストリートファッション、レストランやカフェ、さらにはシンガポールのローカル料理が集まるフードコートなど幅広いショッピングや食事を楽しむことができます。

夜になると、マリーナベイエリアで開催される「光と水のシンフォニー」をテーマにしたショー、スペクトラ(Spectra)を楽しむことができます。水、光、音、そして特殊効果が融合した壮観なショーは大変美しく、ダイナミックな噴水の動き、色鮮やかなプロジェクション、ハイパーレーザー、溶岩や霧のエフェクトなどが、感動的な音楽と共に展開されます。

毎日午後8時、9時に開催しており、金・土は追加で午後10時の回も開催されます。マリーナベイ周辺には椅子があるわけではないのですが、階段付近に座って鑑賞する人、歩きながら楽しむ人、ムービーを撮っている人とさまざまですよ。レストランやカフェから鑑賞するのもオススメです。事前予約などは必要なく、鑑賞は無料となっています。

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Marina Bay Sands(マリーナベイ サンズ)
住所:10 Bayfront Avenue, S018956
最寄り駅:Bayfront駅
営業時間:施設・店舗により異なる
電話番号:6688 8888
WEBサイト


インフィニティプールとスカイパーク

マリーナ ベイ サンズの代名詞とも言えるのが、地上57階の屋上からシンガポールの輝く街並みを一望できる世界最大のインフィニティプールです。さわやかな青空の元で入るデイタイムのプールももちろん気持ちがいいですが、夜にプールから眺めるシンガポールの夜景もこの上ないほど美しく、シンガポールにいる間にぜひ訪れたい場所です。

インフィニティプールは、マリーナベイ サンズのホテル宿泊の際に限り入ることが可能です。

ホテルに宿泊予定はないけれど、屋上からの景観を楽しんでみたい!という方には、57階に位置するスカイパークがおすすめです。レストランやカフェのあるフロアで、マリーナベイとガーデンズ バイ ザ ベイを一望するパノラマを贅沢に堪能できますよ!

チケットの購入は必要ですが、ホテルに宿泊せずとも地上57階からのマリーナベイやシンガポールの美しい街並みを味わえる場所です。


スカイパーク展望デッキ

出典:Marina Bay Sands

マリーナ ベイ サンズの56階に位置するスカイパーク展望デッキでは、美しいマリーナベイとシンガポールの街並みを見下せるパノラマが広がります。アクセスにはチケットが必要です。料金は、季節のイベントや時間帯、曜日により変動するため、訪問日や時間帯が決まったら早めのチェックと予約をおすすめします。

■大人 S$28〜(コンセッション割引あり。65歳以上のシニア、学生、2〜12歳の子ども、PWD、NSFの方)
■最新のチケット価格はこちらを確認。
▶チケット購入はこちら

SKYPARK OBSEVATION DECK(スカイパーク展望デッキ)
住所:10 Bayfront Avenue, S018956
最寄り駅:Bayfront駅
営業時間:
 オフピークの時間帯 10:00-16:00(最終入館時間は16:00)
 ピークの時間帯 17:00-22:00(最終入館時間は21:30)
※チケット売り場の営業時間は11:00-20:30まで
定休日:無
※イベントなどで営業日時が異なる場合がございます。詳しくは公式WEBサイトをご確認ください
電話番号:6688 8888
WEBサイト


マリーナベイ サンズ カジノ

マリーナベイ サンズのカジノは総フロア4階、15,000㎡を超える広いゲームスペースを誇る、「55億円の巨大施設」です。世界最大のスワロフスキークリスタルのシャンデリアが光り輝くカジノは豪華絢爛な内装で、600を超えるテーブルゲームと1,500以上のスロットがセッティングされています。

マリーナベイ サンズ カジノは4階構成になっており、下層階は少額でも楽しめるゲームがあります。一例を挙げると、テーブルゲーム(ブラックジャック、ポーカーなど)は最低賭け金がS$25〜始めることができます。

初心者にも優しいと言われるマリーナ ベイ サンズのカジノは、駅直結のショッピングモールの下というアクセスの良さも相まって、カジノデビューの場所としても楽しめるかもしれません。いうアクセスの良さも相まって、カジノデビューの場所としても楽しめるかもしれません。

Marina Bay Sands Casino(マリーナベイ サンズ カジノ)
住所:10 Bayfront Avenue, S018956
最寄り駅:Bayfront駅
営業時間:毎日24時間
WEBサイト


ダックツアー

陸から海へ、水陸両用車でシンガポールの観光を体験できるツアーです。アヒルのデザインの水陸両用車に乗って、マリーナエリアの見どころを探索します。スタートは陸地となっていて、シンガポール川からマリーナベイへ向かう途中は、シンガポール フライヤーやガーデンズ バイ ザ ベイを、マリーナベイではマリーナ ベイ サンズやマーライオンなどを水上から眺められます。

車は、第二次世界大戦時の水陸両用車が復元されたものだそう。陸地では味わえない水上での景色を、大人数でも一緒に楽しむことができるので、いい思い出になりそうですね。

▶予約はこちら

アートサイエンス ミュージアム

アートサイエンス ミュージアムは、マリーナベイ サンズのすぐ側にある蓮の花をイメージして作られた建築物が印象的な博物館です。日本のクリエイティブグループであるチームラボがデザインした常設展「FUTURE WORLD」をはじめ、さまざまな期間限定の企画展が展示されています。

FUTURE WORLDにはキラキラとした光とデジタルでフォトジェニックな写真を撮影できるたくさんのゾーンや、子どもが喜ぶようなデジタルの仕掛けを駆使した体験型のコーナーなど、大人から子どもまでみんなが楽しめる企画が満載です。

※子どもたちが描いた海の生き物の絵。その場で描いて備えつけの機械に入れるとこのようにデジタルの海の世界に自分の絵が登場します!


ARTSCIENCE MUSEUM(アートサイエンス ミュージアム)
住所:6 Bayfront Ave, S018974
最寄り駅:Bayfront駅
営業時間:日~木 10:00-19:00(最終入場は18:00)、金土 10:00-21:00(最終入場は20:15)
定休日:年中無休
電話番号:6688 8888
WEBサイト


シンガポール フライヤー

シンガポール フライヤーは世界最大級の観覧車で、その大きさは直径150m、最高到達地点は165m(42階建てのビルに相当する)、ロンドンのシンボルであるロンドン アイより約30m高いです。時速は0.76kmで、 1周の所要時間は約30分です。

ゴンドラは全面ガラス張りになっており、シンガポールの街を360度見渡すことができるだけでなく、天気がよければマレーシアやインドネシアまで一望できます。時間帯によって全く違った表情を見せてくれるので、一度シンガポール フライヤーに乗ったことがある場合でも、別の時間帯で再び景色を楽しむことができます。

🎫チケット料金は下記の通りです。

 料金
大人S$40
子ども(3〜12歳、3歳以下は無料)S$25
シニア(60歳以上)S$25



Singapore Flyer(シンガポール フライヤー)
住所:30 Raffles Avenue, S039803
最寄り駅:Promenade駅(出口Aから出て徒歩10分)
営業日:月〜日 10:00-22:00(最終入場は21:30)
定休日:無
電話番号:6333 3311
WEBサイト


ガーデンズ バイ ザ ベイ

ガーデンズ バイ ザ ベイは、2012年にマリーナエリアにて誕生した超巨大植物園です。マリーナベイサンズの東側に位置する広大な敷地には、巨大なスーパーツリーと2つの近代的なガラスドームがあります。

2つのドーム施設はそれぞれ、人工の滝が荘厳さを感じさせるクラウドフォレスト、もうひとつは世界の美しい花々が咲き乱れ、クリスマスや桜など季節ごとのイベントもよく開催されるフラワードームです。どちらも空調がよく効いていて、外との気温差もあいまって寒く感じるので上着を持っていくことをおすすめします。

そしてガーデンズ バイ ザ ベイのアイコンとも言えるのが、巨大なスーパーツリー。最も高いツリーは高さ50mにもなります!


スーパーツリーは下から見上げるのも美しいですが、ツリーをつないだ歩道をまるで空中散歩かのように歩けるOCBCスカイウェイに登ってみるのもおすすめです。またガーデンズ バイ ザ ベイに訪れたならば、夜19:45と20:45に2回行われる光と音のショー「ガーデン ラプソディー」も必見です。

園内を散策するだけなら無料ですが、2つのドーム施設であるクラウド フォレストおよびフラワードームへの入場やスーパーツリーの空中散歩(OCBCスカイウェイ)は、別途料金がかかります。

🎫シンガポール居住者のチケット料金は下記の通りです。

 クラウド・フォレスト+フラワードームOCBCスカイウェイ
大人S$34S$10 
子ども(3〜12歳) S$26S$7
シニア(60歳以上)S$29S$7

※セットのバンドルチケットもあり

🎫またシンガポール非居住者のチケット料金は下記の通りです。

 クラウド・フォレスト+フラワードームOCBCスカイウェイ
大人S$46S$14
子ども(3〜12歳)S$32S$10

※セットのバンドルチケットもあり



※2024年のクリスマスのイルミネーションの様子


クリスマスや旧正月、中秋月など季節によってさまざまなイルミネーションやイベントが行われるのもガーデンズバイザベイの魅力。シンガポール在住者では年パスを買うほどのリピーターも多くいる人気スポットです。


Gardens By The Bay(ガーデンズ バイ ザ ベイ)
住所:18 Marina Gardens Drive, S018953
最寄り駅:Bayfront駅
営業時間:施設により異なる
電話番号:6420 6848
WEBサイト



シンガポール ナショナルギャラリー

出典:National Gallery Singapore

National Gallery Singapore(ナショナルギャラリーシンガポール)は、東南アジア最大級の美術館として2015年に開館しました。旧最高裁判所と、歴史的建造物である旧市庁舎を改装して東南アジアの現代美術を中心に集めている現代美術館です。

芸術愛好家だけでなく、建築や歴史に興味のある方にもおすすめのスポットですが、館内の敷地面積は約64,000㎡を誇り大変広くなっています。一日で全てを回るにはなかなかの時間を要するため、あらかじめ見たいものをピックアップしておくのがおすすめです。

ギャラリーではシンガポールのナショナルコレクション8,000点以上を展示していて、19世紀から現代に至るシンガポールと東南アジアの現代アートの貴重なアートコレクションです。多彩な展示やプログラムを通じて、シンガポールと東南アジアの文化を深く理解することができます。

「National Kitchen by Violet Oon」というレストランではシンガポールの伝統的な味、プラナカン料理を楽しむことができます。シンガポールで有名な料理評論家兼シェフであるViolet Oonが、プラナカン料理を味わえる場所としてオープンしました。プラナカン料理は、中華料理とマレー料理が融合したシンガポール特有の料理で、ココナッツミルクやスパイスを多く使用したものが特徴です。

 ローカル+PR(永住者)観光客+外国人居住者
一般入場  無料S$20 
特別展 S$15S$25
オールアクセス※特別展購入の場合、自動的アップグレードS$30

S$5割引:
■7〜12歳の子ども
■60歳以上のシニア
■フルタイムの国家奉仕員(外国人職員を除く)
■資格を有する教育機関の留学生および教員

National Gallery Singapore(ナショナルギャラリー シンガポール)
住所:1 St Andrew’s Road, S178957
最寄り駅:City Hall駅(徒歩4分)
営業時間:10:00-19:00(最終入館18:30)
電話番号:6271 7000
WEBサイト


魅力あふれるシンガポールのマリーナベイエリア

今回は、シンガポールの歴史と魅力がつまったマリーナベイ エリアの必見スポット10選について紹介しました。現在もまだまだ開発が続いているこのエリアが、今後どのような発展を遂げていくのかも楽しみなところですね。

何度訪れても美しく、訪れるたびに思わず写真に収めたくなってしまうマリーナベイエリア。週末の家族のお出かけや、ふらっとお散歩などの際はぜひマリーナエリアでシンガポールの魅力を再発見してみてください!



●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。



 

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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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