シンガポール人をトリコにした極旨ロシア餃子 DUMPLINGS.RU ~平和を願う店主、売上の一部をウクライナへ寄付~
Dumplings.ruはデリバリーの売り上げの10%をウクライナの人道支援団体に寄付します。
「私達は愛ある家庭料理を分かちあいたくてDumplings.ruを始めました。文化の壁を越えて心地良い環境に暖かな人々が集えますようにと。」
ダンプリング ルーは、タンジョンパガー駅からほど近い、別名「ホワイトハウス」と称される白亜の建物マックスウエル・チェンバーハウスにあります。
1930年から1933年の間に建設されたとは思えないくらい、美しい建物です。
シンガポールで1番本格的なロシア料理レストラン
ダンプリング ルー。オーナーのヴァディムさんとアレーナさんご夫妻はシンガポールに暮らして16年目。お料理上手なアレーナさんが振る舞う伝統的なロシア料理が評判となり、レストランをオープンするに至りました。
それから毎日、どんなに忙しくても生地から全て手作り。こだわりの理由は、お客さまに真摯に向き合うため。現在は冷凍のペリメニ(ロシアンダンプリング)も売っているので、全ての工程を機械化すれば、より多くの製品を作ることができますが、ヴァディムさんもアレーナさんもそれを良しとはしません。
生地から手作り、自慢のペリメニ
この日試したのは、12種類のペリメニが味わえるコンボプラター。色合いも鮮やかなペリメニが並びます。テーブルにある一覧表を見れば、その中身は一目瞭然。黒はブル、牛肉です。ホッグは豚肉、そして半分色が違うのはその色が表す2種類のお肉や野菜が入っています。
1番人気はブル!
ヴァディムさん曰く、だいたいお店に来る人は初めての時はこのコンボプラターをオーダー。お試し的な意味合いですね。そこでお気に入りを見つけたら、次回はそれを頼むそう。確かにグッドアイデアですね。
実は筆者はミント味がちょっと苦手。でも緑色のラムにミントを加えたものは、ラムにフレッシュな味わいをプラス。ラムが苦手な人でもおいしいと思います。
コンボプラターにはこう言ううれしい出会いも期待できます。普通なら選ばないものも試してみたら、実は好みの味だったり。ピンクのポテトはクリーミーなポテトサラダが入っているような味で、お気に入りに追加です。そして手作りの生地はもちもちで歯応えが心地いい。皮を楽しむメニューでもあります。
お肉の味が生きている
全て試してみて(かなりお腹いっぱいになります!)お肉の味わいが全て違っているのに気付きました。ヴァディムさんが「機械で作ると肉の味わいが一緒になってしまう」と言ったのに改めて納得。肉の状態を見ながらスパイスを加減したりするような細かい調整ができるから、手作りにこだわっているんですね。
絵のようなサラダ
その名はシュバ。ここダンプリング ルーでは、ガラスのカップにきれいに盛り付けられたサラダです。
塩漬けニシン、刻んだジャガイモ、ニンジン、ビーツなどの野菜が何層にも分かれたっぷり入っており、マヨネーズと青ネギで華やかに仕上げています。塩漬けニシンは生臭さはなく、この塩味がアクセントになっています。爽やかなサラダですね。
ロシア料理といえば…ボルシチ!
ダンプリング ルーのボルシチはオーナーご夫妻の故郷、ウクライナ風。実はボルシチはウクライナが発祥。そこから元ソビエト連邦の各地へ広がっていったそう。ロシアのボルシチはザワークラウトを使ってますが、ウクライナ風はキャベツ。本場ウクライナでは旬の時期に塩漬けしたキャベツを使っていますが、シンガポールでは一年中フレッシュなキャベツが手に入るのでフレッシュキャベツが定番。
厳しい冬が長いので、野菜類は全て塩漬けなどにして、地下の保存庫にしまいます。年中5度前後に保たれた保存庫は、全ての野菜を長く保存してくれるそうです。
巨大な揚げ餃子?チェブレキ
お次は手のひらいっぱいにでも余るような、巨大なチェブレキ。各二個入りでポークとチーズの2種類。個人的にはチーズがお気に入り。炒めたマッシュルームも入っておりなんともおいしい。サクサクの皮も楽しい。さすが人気の屋台料理。寒い冬に大きな口を開けてパクつく姿が目に浮かびます。
お腹いっぱい、でもデザートは必須
デザートはmedovik。ハチミツケーキです。ハチミツ入りのクッキーを細かく砕いてクラスト、サワークリーム、ミルククリームと重ねたクッキーがしっとりと混じり合い、柔らかく、しっとりとした幸せな気分にしてくれる甘いケーキです。固そうだなと思ったのは大間違い、フォークを入れるとスッと通るソフトなケーキです。
忘れちゃいけないドリンク!
今日いただいた赤いドリンクは、Kompot(カンポット)。ベリーやアプリコットやリンゴなど、旬のフルーツを入れて作ります。鮮やかで甘さ控えめ、ほんのり酸っぱい爽やかドリンク。季節によって味も変わる、好きな果物を入れて作る飲み物です。食べ過ぎて重たいお腹をスッキリさせてくれる味わいです。
もちろんアルコールも豊富!
ロシアンビールやジョージアのカレバワイナリーのセミスイート赤ワイン、COBETKOEシャンパン、ロシアンブランデーまで揃っています。ロシア料理にはやっぱり地元のお酒がぴったり。こちらもぜひ試してみてください。
心も体も温かくなる、おふくろの味
全て手作りのダンプリング ルーのメニューは、野菜からお肉まで何を食べても満足。アリーナさんの愛情あふれるお料理は、疲れた体をいやしてくれます。お家で食べたい方は冷凍ペリメニがおすすめ。冷凍庫にストックしておけば、急なお客様にも安心。ロシア料理の粋をお楽しみください。
Dumpling RU ダンプリング ルー 住所:32 Maxwell Road, 01-05, 069115 営業時間:ランチ 12:00〜14:30、ディナー 17:30〜22:30(月曜はディナーのみ営業) 定休日:無休 電話:8875-7033 email:welcome@angmohdumplings.com Webサイト:https://www.angmohdumplings.com オンラインオーダー |
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!