シンガポールの祝日、レイバーデー(Labor Day)とは?大統領官邸も一般公開で国民集合!

シンガポールでは毎年5月1日はレイバーデー (Labor Day)という祝日です。またレイバーデーは数少ないイスタナ(大統領官邸)も一般公開する日でもあります。

この記事では、レイバーデーの意味とイスタナ一般公開について紹介します!




レイバーデーとは

レイバーデー(Labor Day) は名前の通り、「労働者の日」という意味で労働者が権利を主張する日として、世界中の祝日に制定されています。毎年、5月1日に祝われることから別名・「メーデー( May Day)」とも言われています。

シンガポールでは、1960年以降国民の祝日として制定されました。シンガポールは多宗教国家のため、国の祝日の多くが宗教に基づいており、毎年シンガポールの祝日は日付が変わりますが、レイバーデーは世界各国共通の祝日ですので、「5月1日」のままというのも特徴的ですね!


レイバーデーの意味

レイバーデーは別名メーデーともいい、もともとヨーロッパの方で「夏の訪れを祝う日」として古くから祝日とされていました。

冒頭で述べた「労働者の日」となったのは1886年の5月1日にアメリカ・シカゴで長時間労働の改善を求めて労働者がストライキを行ったことがきっかけとなっています。そこから、ヨーロッパをはじめとする各地へと広まり、5月1日は「労働者の祭典」として祝日とする国が増えました。


イスタナ(大統領官邸)の一般公開について

現在は大統領官邸として使用されているイスタナですが、もともとはイギリス植民地時代の知事公邸として建てられ、シンガポールで最も古い歴史遺産のひとつになっています。

そんなイスタナは年間5日間しか一般公開されておらず、「レイバーデー」は年に5回しかない貴重な一般公開の日となっており、毎年訪れる国民で長蛇の列ができるほど!去年は新型コロナウイルスのため、中止となりました。今年も一般公開するかは未定ですが、公開日には、イスタナで学生や子どもたちによる演奏会やフェイスペインティングなど大きな賑わいをみせています。

またイスタナ内は緑豊かであり、敷地内の庭園を巡るガイドツアーやピクニックも楽しめるようです。それだけでなく、建物内に踏み入れるとシンガポールの歴史的逸話も学べるため、見応え十分!

事前にイスタナ公式HPをご確認の上、訪れてみてはいかがでしょうか。

Istana(イスタナ)
住所:Orchard Road, S238823
メールアドレス:istana_feedback@istana.gov.sg
WEBサイト:https://www.istana.gov.sg/
※新型コロナウイルスの感染状況次第で変更になる可能性があるため、訪問前はHPを確認することをおすすめします。



ただの祝日ではなく、シンガポールの歴史を学ぶいい機会に

労働者たちの祝日、レイバーデー。

シンガポールでは、貴重なイスタナ (大統領官邸)公開日でもあり、国全体でお祝いする祝日となっています。公開日はお祭り気分を楽しむだけでなく、シンガポールの歴史なども学べる機会にもなっているので、シンガポールを深く知るいい機会となるでしょう!



この記事を書いた人

SingaLife知りつくし隊

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