2024年版 チャンギ国際空港&ジュエル チャンギ エアポート徹底ガイド!

2024年を迎え、チャンギ空港は大賑わいです。チャンギ空港の旅客数はコロナ禍前の90%(2023年11月のThe Business Times)まで回復したとのレポートもあり、また昨年11月20日には3年半にわたる拡張工事を終えたT2もオープンしました。今回SingaLifeが皆さまに代わって、チャンギ空港をチェックに行って参りました!

チャンギ国際空港に行ってみると、平日ながら、かなりの人出。コロナ以前より多くの旅行者が行き交っている感じがします。年末年始の激混み空港から、旧正月のピークまでつかの間の平和を取り戻した感もあります。とは言え週末は朝から混んでいるとか。やはりチャンギ空港はこうでなきゃ。もちろんジュエル チャンギ エアポートも多くの人で賑わっています。そして大きなスーツケースを引いた人が目立つのも特徴的ですね。早速、新しくなったT2の詳細などご紹介していきます。

 

チャンギ国際空港の基本情報

©︎Changi Airport Group

世界有数のハブ空港、チャンギ国際空港には4つのターミナルと隣接する複合施設ジュエル チャンギ エアポートがあります。

ターミナル3(以下T3)とターミナル1(以下T1)、2(以下T2)の間は、スカイトレインと呼ばれるモノレールで移動可能です。また、T2とT3の間は、地下1階リンクブリッジでつながっています。ターミナル4(以下T4)へはT1、2から無料シャトルバスがあります。T3からT4へ行く場合は、T2からシャトルバスを利用することになります。

チャンギ国際空港は世界の旅行客からの評価が高く、2021年まで11年連続でSkytraxワールド エアポート アワードのワールド ベスト エアポートを受賞。これはワールド エアポート アワードが始まった2000年以来の最長記録でした。2021、22年を除き、2023年に12回目の受賞。こちらの賞の評価の対象は、保安検査や入国審査などの他に、ショッピングやダイニングなど多岐にわたります。旅客による総合的な評価に基づくものです。確かに豊富な休憩場所や無料映画館など、評価が高いのもうなずける空港です。

シンガポール入国

©︎Changi Airport Group

入国審査
入国時に事前登録が必要なのが、SG arrivalカード。オンラインで簡単に登録ができ、個人またはグループでも申請でき、しかも日本語にも対応。なお、忘れた場合は入国審査前にタブレットで提出できます。申請を忘れた場合でも、入国検査カウンターに備え付けてあるタブレットで申請可能です。日本語はもちろん多数の言語に対応しているので記入も簡単。

また現在、日本を含む60ヵ国が対象となっているのがAutomated Clearance Initiative (ACI) による入国審査です。必要事項(6ヵ月以上の期間があることなど)をクリアしており、6歳以上であり、機械読み取り可能な生体認証パスポートを所有していれば利用できます。

ターミナル間の移動

各ターミナルは、パブリックエリア、トランジットエリアともに徒歩、またはスカイトレインで移動できます。T4へはシャトルバスで移動となります。数分ごとにひんぱんに運行されています。各ターミナルは広く、特にT3からT1への移動は、数分待ってもスカイトレイン利用が便利です。また同じターミナル間の移動でも、A15〜21のゲートはもちろん、ゲートA14、13までの移動ならスカイトレインを利用した方が近いです。

同じターミナルでもAからBなどの移動はかなり時間がかかるので、時間は多めに見積もって動くようにした方がいいようです。


チャンギ国際空港のアクセス

電車(MRT)

MRT(Mass Raoid Transit)は、シンガポールの主要な公共交通機関。6路線を網羅し140以上の駅があり、1日300万人以上が利用しています。チャンギ国際空港へは、イースト ウエスト ラインでタナメラ駅(EW4/CG)でチャンギ空港駅(CG2)行きに乗り換えるか、ダウンタウン ラインでエキスポ駅(CG1/DT35)へ行き、タナメラ駅からチャンギ空港駅行きに乗り換えるかの2通りの行き方があります。中心地からも20〜30分程度であり、乗り継ぎなども便利。

詳しくはSMRTのWEBサイトをご覧ください。こちらを参考に最寄り駅から空港への乗り換え駅などを検索できます。SMRT

現在、以前のようなチケットを購入して乗るシステムはなくなり、EZ-Linkカード(Pasmoなどに類似)か、タッチ決済可能なクレジットカード(Apple Payなどのアプリでも支払い可能)を改札機にタッチすれば乗り降りできるようになりました。

なおシンガポールでは、お買い物などでもタッチ決済が一般的。シンガポールに来る際には、タッチ決済可能なクレジットカードを携帯するのがおすすめです。MRTだけでなく、公共バスやタクシー、コンビニやフードコートなどもキャッシュレスで済み、お手軽です。



ツーリストパス

出典:Tourist Pass

旅行者の方なら、ツーリストパスが便利です。現在シンガポールツーリストパスは4種類あり、金額や内容も異なりますのでお好みのタイプのものを選んでください。Tourist pass

写真上のツーリストパスは、MRT駅のキオスクで購入できます。1、 2、3日間と選べ、値段は各S$22、S$29、S$34です。(デポジット各S$10が含まれます。購入から6日以内にMRT、LRT駅で返却すると、返却時に全額返金されます。チャンギ空港駅で返却する場合は、8:00am〜9:00pmまで、T2側のMRT駅有人カウンターで返却できます)

ツーリストパスは、MRT、LRTだけでなく公共バスでも使えます。バスには両替機が設置されていないので現金払いの時にお釣りが戻ることはなく、パスなら小銭がなくても使え、何より乗降時にピッとタップするだけなので便利です。なお乗り放題の対象は、公共バスおよびMRT、LRTのみです。セントーサ エクスプレス、RWS8、高速バス、その他のプレミアム バスなどのプレミアムサービスは対象外です。

こちらのパス以外のツーリストパスの中にはデポジットなしのものや、ガイド付きツアー(英語)が含まれているものもあります。

公共バス

各ターミナルに発着所があり、T4以外は地下にあります。基本時刻表はないので、バスの到着時刻を知らせるアプリを入れると便利です。

筆者はSingabusというアプリを使用していますが、バスの到着時刻や混み具合や降りる場所になったら教えてくれるように設定もでき便利です。シンガポールの公共バスはバス停名が出るバスやアナウンスがあるバスもありますが、そういうものがない場合に役立ちます。他にもアプリがありますのでお好みのものをどうぞ。

シンガポールのバスは前方の乗車口から乗り、読み取り機をタッチ。降車は後方からですが、前方からの降車もできます。混み合っている場合は便利ですね。もちろん降車時にも読み取り機にタッチするのをお忘れ無く。

利用できるバス番号
T1、2、3:
バス番号24、27、34、36、53、110、858番のバスで空港の3つのターミナルに行くことができます。シティから検問を抜け、地下のバス停で停まり、各ターミナルに直接行くことができます。T3、2、1と順番に通り、その後バスは各目的地へ行きます。
T4:
バス番号24、34、36、110番のバスでT4に行くことができます。T3〜1を通った後、タクシー4へ到着します。その後、横断歩道を渡り、エレベーターで地下へ。地下通路を抜けるとT4へ到着します。

 

タクシー

各到着ロビー階より利用できます。空港から市内までの所要時間は約30分、料金はS$20~S$40。空港から市内への移動には、別途空港使用料がかかります。その他深夜料金などもありますが、料金はすべてメーター制なので安心です。



The Ground  Transport Concierge

24時間対応のトランスポートサービス。到着ロビーから発着。
リムジン4人乗り(S$55)、7人乗り(S$60)、シティシャトル(12歳以下S$7、その他S$10)があります。

予約はこちら、または電話9656 6258 へ。当日直接カウンターで予約も可能。

 

各ターミナルの紹介

ターミナル1

@Changi Airport Group

T1は1981年7月1日に開業。ジュエル チャンギ エアポートのオープンに伴い、到着ロビー階を大々的に改装し、美しく便利なターミナルに生まれ変わりました。

1階の到着エリアは、横断歩道を渡るとジュエル チャンギ エアポートへ行けます。充実した大型ショッピングセンターでショッピングや観光を楽しむことができるようになりました。T4行きのシャトルバスも、両方の間にバス停があるのでジュエル チャンギ エアポートからもT1からも乗降可能です。

現在、日本航空、ZIPAIR、またScootもT1を使用しています。

パブリックエリア

・キネティックレイン

@Changi Airport Group

1216個の雨の滴がワルツを踊るように美しく動き、16種類のデザインを表現します。ゆったりとした動きは心を癒します。

・ビューイングギャラリー

ここはとても広く、飛行機を眺めながら遊べるプレイエリアやベビーケア施設があり、お子さんにも人気。


・食事

パブリックエリア3階には現在、とんかつのさぼてんが、出店準備をしています。再度T1で会えるのが楽しみです。

トランジットエリア

•カクタスガーデン 3F 24時間

@Changi Airport Group

開放的なオープンエアの屋上ガーデンで、100種以上のサボテンやエアプラントなどを見ることができます。ドリンク片手にリラックスできます。なお、こちらには喫煙コーナーもあります。

2、ディスカバリーガーデン 2F 24時間

緑で覆われた木々の間をつなぐツリートップの小道を歩くと、ガーデンズバイザベイを訪れたような気分になります。フォトジェニックな写真も撮れそうです。

トランジットエリア

ショッピング

TWG、Bengawan Solo、Bacha Coffee

こちらには多くのブランドショップもありますが、なんと言ってもおみやげにぴったりの人気店が、3店並んでいるところがすばらしい。

左からTWG、Bengawan Solo、Bacha Coffeeです。営業時間はBengawan Soloのみ6:00-12:00amまで、他2店は1:00amまでです。トランジットエリアでは金額に関わらず、一個だけ買っても全て免税、しかも人気店が並び立っています。個人的にはここは今回見たT1の中でも、おみやげゲットのベストスポットかもしれないと思えます。

Irvins Salted Egg(アーヴィンズ ソルテッド エッグ)

数年前にシンガポールのみならず、アジアで流行したソルテッドエッグ(塩卵)ブーム。その代表格とも言えるのがアーヴィンズです。魚の皮をカリッと揚げたスナックやラーメンまでいろいろなものがありますが、現在はぐでたまともコラボ中(2024年1月現在)。マスコットのIRVのキーチェーン(S$9.20)がたまらない可愛さ。いやされますよー。場所はトランスファーC近くにポップアップストアがあります。
6:00-24:00

ユニクロ

T1のトランジットエリアにあります。洋服をうっかり汚したときなどに駆け込めるのがいいですね。残念ながら子供服はありませんが、男女、アウターからインナーまで各種あり。
6:00-24:00

・食事

トランジットエリアには24時間営業の店もあり、深夜便には嬉しいですね。中でもトランスファーC近くのフードコーナーはおすすめ。

ポンティアンのおいしいチャーシュー麺は、24時間営業。

 

・トランジットホテル&ラウンジ

©︎Changi Airport Group

T1のトランジットエリアにあるAEROTEL SINGAPOREトランジットホテルには屋外プールがあります。空港内のプールでゆったりとくつろぐ感覚は特別な経験です。

Aerotel Singaporeは、屋外プール、プールサイドバー、シャワー施設を備えた世界で唯一の空港トランジットホテルです。飛行機を見ながら泳ぐ、特別な体験ができます。もちろんホテルに滞在するなら、プールは無料で使用できます。

©︎Changi Airport Group

しかもプール利用のみも可能で、10:00-22:00(最終予約時間21:00)の間なら時間制限なし!水着を忘れていても大丈夫、こちらで購入もできます。利用料は大人S$27.58 (12歳以上)、子どもS$11.99( 2歳〜11歳) 2歳以下は無料ですが18歳以上の方の付き添いが必要です。プールバーには軽食もあります。

ご予約はこちらから


ターミナル2

2020年1月 から3年半にわたる拡張工事を終えて、第2ターミナル(T2)が2023年11月1日にフルオープンしました。ターミナルビルに15,500平方メートルのスペースが追加され、より充実しました。

出発ホールには、自動チェックイン キオスクや手荷物預け入れ機が設置。中央には、共用ゾーン「ファスト・アンド・シームレス・トラベル(FAST)」が設けられ、複数のエアラインのチェックインが可能に。また出入国両方の入国審査に自動化されたスペシャル・アシスタンス・レーンを備えました。赤ちゃん連れや車椅子の方などが利用でき、便利です。

現在、全日空がT2から発着。そして2024年1月31日よりSQ12便を除く、シンガポール航空日本便も、T2より発着します。

パブリックエリア

天然素材を使用し、緑をふんだんに使ったインテリアは、旅行者につかの間のいやしを与えます。

そして、T2の出発ホールの中心には、高さ14mのデジタル ディスプレイ「Wanderfall」があります。まるで滝の爆音が聞こえそうなほどリアル。

・食事

国内外のチャンギ空港初出店のショップが複数あります。Swee Choonで点心を楽しんだり、地元のアイスクリームカフェ、Creamierとコラボした香港ミルクティージェラートは空港限定メニュー。Kenangan coffeeではインドネシアのおいしいコーヒーを提供しています。

トランジットエリア

トランジットエリアには、Dream Scapeというコーナーがあります。20000本の植物、デジタルディスプレイ、池などで構成された美しいいやしのスポットです。

天井のスクリーンは実際の天気を反映して、刻一刻と変化しています。また定期的にミニムービーが流れ、まるで自分が海の中にいるような気分が味わえます。

大型スクリーンでいろいろな番組を視聴できたり、ゆったりと出発までの時間をすごせます。

・ショッピング

リカーショップ

特筆すべきは2階建のリカーショップ。上の階にはロボットバーテンダー、TONIによるカクテルコーナーがあります。しかも1杯目のウェルカムドリンクは無料(2024年1月現在)!モクテルもあるので、アルコールに弱い方も安心。ぜひお試しください。豪快に動くロボットを見るだけでも一興です。またウィスキーラバーにうれしい、サンプリングができるコーナーがあります。なお、TONIのカクテルは、T3の2階建リカーショップでも楽しめます。

HARD ROCK CAFE CHANGI AIRPORT SINGAPORE

ハードロックがチャンギ空港に帰ってきました。

しかも今回はコレクターも多いハードロックのグッズやTシャツなど、チャンギ空港オリジナルグッズも販売されています。もちろんハードロックカフェも併設されていますので、自慢のステーキバーガーなどのメニューが楽しめます!6:00-01:00am

・食事

Gourmet Garden(グルメガーデン)

こちらには、韓国のGOPIZZA、Buk Chang Dong Soon Tofuや日本人にも人気のWee Nam Keeチキンライスもあり、しかも24時間いつでもおいしい食事が楽しめます。

プレイエリア

こちらにある2Bears Hideoutはおすすめです。かわいい大型のクマ型滑り台があります。その横にはファミリーゾーンがあり、オムツ替え台などもあり便利。

ターミナル3

@Changi Airport Group

T3は2008年7月25日に正式オープンしました。

@Changi Airport Group

T3の特徴は、反射板を備えた900以上の天窓から降り注ぐ陽の光。そして垂直庭園など豊かな緑が美しいターミナルです。シンガポール航空もこちらのターミナルを使用しています。

※2024年1月31日8:00より、日本便(SQ12便を除く)はT2へ移動しますので、ご注意ください。

・ショッピング

Fair Price finest B2

最後のばらまき土産を買うのにも便利です。シンガポールフレーバーのインスタントラーメンやカップ麺などかさばるものを買う時にもいいですね。カヤジャムやソースなどは100ml以上は機内持ち込みはできませんので、先に買ってから預け入れ荷物に入れましょう。
7:00-22:00

プレイエリア

パブリックエリアのB2にあります。子ども用電動遊具などもあります。

週末はこんな感じ。

・ゲームセンター B2

 

トランジットエリア

・プレイエリア

お子さんが楽しめる遊具もあります。入国審査後トランジットエリアにはいると正面奥にあります。大きな滑り台があり、いつも子どもたちで賑わっています。

バタフライガーデン  2・3F 24時間

トランジットエリアのトランスファーB近くにあるエスカレーターで上がると入り口があります。 入場する時は蝶が逃げないように素早くお入りください。

@Changi Airport Group

バタフライガーデンは1年中蝶たちが舞っています。季節により14種、1000羽あまりがおり、身近で観察できます。もちろん素敵な写真を撮ることも。

©︎Changi Airport Group

蝶だけでなく、熱帯の植物もたくさん展示されており、植物について学ぶ事もできます。

各所に電子機器を充電できるテーブルコーナーなどがたくさんあり、バッテリー切れの心配はありません。もちろん接続ケーブルは携帯してください。

無料映画館 3F

@Changi Airport Group

無料で24時間上映しています。映画の上映スケジュールは、映画館入り口のスクリーンで確認できます。毎週木曜11:00-16:00はメンテナンスのため利用できません。

SingaLifeが訪れた際には、ちょうど映画と映画の狭間でした。こちらが上映ラインアップ(2024年1月現在)です。新しい映画も上映されています。

 

・トランジットホテル&ラウンジ

ホテルはシングルルーム(S$217〜)からトリプルルームまで、最短6時間単位で予約できます。こちらも人気なので早めの予約がおすすめ。トランジットラウンジもあり、個室のナップルームやシャワーなどもあり、大人(12歳以上)3時間から利用できます。ビュッフェ、ソフトドリンクも含まれます。シャワーが含まれるプランもありますので、お好みでお選びください。

ご予約はこちら

・ショッピング

トランジットエリアへ入り、すぐ左手に大きなTWGがあります。左(B方向)に進むとBacha Coffeeがあり、その少し先にもう一つTWGがあります。

右(Aゲート方向)に進むと、2階建の大きなBacha Coffeeがあります。ここで売られている持ち帰りコーヒーは美しいトレイに、特製バニラビーンズ入りシャンティクリームと粗糖が添えられています。居心地の良い場所を見つけてゆっくりとコーヒータイムを。

コスメショップも充実

こちらにも2階建リカーショップがあり、ロボットのトニがおいしいカクテルを提供しています。

・食事

パブリックエリア

B2には、旨みたっぷりの海老麺の店Le Shrimp Ramen、タイ料理や洋食にフードコートまでなんでもあります。2階にはスターバックスなどのカフェ、3階にはParadise Dynastyなどもあります。

トランジットエリア3階にはシンガポール フードストリートがあり、ローカルフードを気軽に味わうことができます。

チケット販売機を使いお店を選びオーダーします。番号が点灯したら、購入店に行き受け取る仕組みです。

その他、近くにはセブンイレブンもあり、カウンターでの飲食も問題ありません。お土産なども置いています。なお、飲み物は搭乗ゲートの手荷物検査で没収となるので、その前に飲み終わりましょう。空のボトルは持ち込めますので、ゲート内に設置されている給水機で注ぎ足しできます(故障中の場合は悪しからず)。

・休憩スポット

好みに応じて多くの休憩スポットがあります。寝椅子やルイ ヴィトン近く(上の階にも)にある豪華なソファーコーナーは特に人気です。

Snooze Lounge

横にはマッサージ店もあり、搭乗前や乗り継ぎ前に揉み解すのもいいですね。寝椅子のコーナーは人気なので、場所取りが必須。また毛布などかけるものがあると便利かも。

その他、トランスファーA近くからスカイトレインに乗って、次で降りると大きな休憩コーナーがあります。中心エリアよりも空いているので席の確保は楽な場合が多いです。ミニプレイグラウンドやインスタント食品やスナック、ドリンクの自販機もあります。A21ゲート横には喫煙室もあります。

シンガポール航空ラウンジ

シンガポール航空のSilver Kris Lounge(ビジネス、ファースト、スイート利用)とシンガポール航空KrisFlyer Gold Loungeは改装したばかりで、豪華に使いやすくなりました。プライベートな空間も増え、より快適に待ち時間を過ごすことができます。

SilverKris Lounge Suite/First Class

こちらはスイートとファーストクラス、そしてソリティアPPSクラブメンバーも利用できます。高級ホテルのラウンジのような豪華さです。

 

The Private Room

The Private Roomはスイートとファーストクラス利用者のみのスペース。よりプライベートな空間でリラックスできます。

こちらはビジネスクラス利用者が使用できます。適度なプライバシーが保たれ、快適です。

Silver Kris Gold Loungeゴールドラウンジはより広く、より明るくなりました。シャワー施設も設置され、便利になりました。

チャンギ国際空港のエアライン ラウンジの中では、やはり突出した豪華さのシンガポール航空ラウンジ。いつかは利用してみたい夢のラウンジです。

出典:6枚全て©︎Singapore Airline

 

ターミナル4

@Changi Airport Group

T4は2017年10月31日にオープン。一時閉鎖されていましたが、2022年9月13日より再開。

バス停からT4への地下通路には、Yip Yew Chongの壁画が。

T4の特徴はなんと言っても、手荷物検査が日本のように入国審査前に行われること。ですからトランジットエリアでドリンクなど購入すれば、ゲートへも持ち込めます。これは地味にうれしいことで、他のターミナルのように、機内で飲もうと買ってきたのにゲートで没収、という悲しい思いはなし。

こちらはフードコートの横にあるアート。チャンギ空港にはアートがあふれています。

パブリックエリア

・食事

インテリアがおしゃれなフードコートKopitiam。ローカルフードなど気軽に食べられるのがうれしいですね。

トランジットエリア

・プラナカンの街並み 2F

©︎Changi Airport Group

レストランやカフェ、ショップが入っていますが、広々としており休憩できる場所も多く、座っているだけで満足。

ジュエル チャンギ エアポート

空港に行く際にはぜひ行きたい場所です。

ジュエル チャンギ エアポートは、マリーナベイサンズと同じくモシェ・サフディ氏の設計した複合施設です。2019年4月のオープン以来、多くの観光客を惹きつけています。

その中心にあるのが、高さ40mの世界最大の美しい室内人口滝HSBC Rain Vortexです。近未来的な建物の天井から地下まで降り注ぐ姿は、まさに圧巻。見る場所で印象も変わるので、いろいろな所から見てみてください。



・ショッピング

こちらもデュアル コンプレックスと呼ばれる、2階建ショップが多いのが特徴。合計280店舗以上のショップが入っています。

無印良品 MUJI

シンガポールでも人気のMUJIですが、ここで見かけたジュエル限定、マーライオンマーク入りのOMIYAGE food gift bag(S$19.90 2024年1月現在、通常価格S$22.20)は、もらっても自分用にもうれしいアイテム。人気の麻のバッグに、ピーナッツチョコレートなどのスナックも入っているというもの。ぜひ欲しい!10:00-22:00

・食事

レストランも中華、イタリアンや和食など、なんでもあります。予算と時間に応じて色々調整が可能です。ただし、閉店時間は22:00台が多いのでご注意ください。

出発前にチリクラブを食べるなら、Jumbo Seafood。コラーゲンたっぷりの鳥スープが魅力のBeauty in the potもおすすめです。

安定の鼎泰豊、Song Fa バクテーなど有名店多数。B2にはフードコートも。

そのほか、スシローなどもあります。チョイスが多いので行きたいお店が混んでいても大丈夫。おいしい物があふれています。

人気のLuckin Coffeeも出店。この店舗は、バスケットボールコンセプトになっています。

 

プレイエリア

こちらのプレイエリアは小さいですが、子どもに人気です。

資生堂フォレストバレー

緑豊かな遊歩道がレイン ポルティックスを囲むように配置されており、森に迷い込んだような気分になります。そして、こちらは無料で体験できるのも嬉しいですね。早めに空港へ来て散策を楽しんだ後、出国すれば長時間のフライトも苦になりません。

キャノピーパークは、ジュエル チャンギの最上階にあり、ペタルガーデン、トピアリーウォーク、ディスカバリー スライド、フォギーボウルなど、家族で楽しめるアトラクションが揃ったレクリエーション ワンダーランドです。

こちらは有料ですが、ジュエル チャンギ エアポートに行ったら何度でも試したくなるものばかり!

ヘッジメイズ

@Changi Airport Group

シンガポール最大の緑の迷宮。迷路を抜けると、中央にある塔を発見できます。塔の頂上に登ると、勝者しか見れない景色を楽しむことができます。

ジュエル チャンギ キャノピーパーク

マニュライフ スカイネット
スカイネットを歩くと、雲の上を歩くような気分を味わえます。

ウォーキング ネットとバウンシング ネットの2つのユニークな体験ができ、大人も子どもも歓声を上げながら楽しめます。こちらはどちらか一つ選択します。壮大なキャノピー ブリッジで雲の中を歩くような感覚を体験することもできます。レインボルテックをバックにインスタ映え写真もばっちり。

トピアリーウォーク

@Changi Airport Group

植物で作った動物の置物で写真撮影スポットです。美しくカラフルな動物たちと一緒に写真を撮りましょう!

Jewel Changi Canopy Park(ジュエル チャンギ キャノピーパーク)
住所:Jewel Changi Airport 5F 78 Airport Blvd S819666
営業時間:月〜木 10:00-22:00、金〜日・祝前日・祝 10:00-23:00

キャノピーブリッジ、ヘッジメイズ、ミラーメイズ、マニュライフ スカイネット
営業時間:10:00-22:00
定休日:なし
WEBサイト


チャンギ エクスペリエンス スタジオ

@Changi Airport Group

チャンギ空港の仕組みを知ることができます。バーチャルでインタラクティブ体験ができ、自転車を猛スピードでこぎ、ボーイング747ジェット機のレースをすることもできます。

Changi Experience Studio(チャンギ エクスペリエンス スタジオ)
住所:Jewel Changi Airport 4F 78 Airport Blvd S819666
営業時間:11:00-20:00
定休日:なし
WEBサイト


キャノピーパークなどは5階チケット売り場、または自動販売機で、チャンギ エクスペリエンス スタジオは4階の自動販売機で購入可能です。

その他のアトラクション

@Changi Airport Group

ジュラシック マイルは、実物大の恐竜を常設展示しています。9種20体以上の先史時代の生物が、1kmのサイクリングとジョギングのコースで待ち構えています。

©︎Changi Airport Group

肉食や草食恐竜、飛行恐竜など、さまざまな恐竜を見ることができます。5m近くもある恐竜もおりびっくり。正に映画ジュラシックパークの世界が目の前に広がります。

・アクセス


T4のArrival Pick up pointで降車するか、Car park 4Aに駐車し、ジュラシックマイルの標識に従って進んでください。または、T2のハブ&スポークカーパークに駐車し、ジュラシック マイルまで 2km の徒歩または自転車でどうぞ。自転車はハブ&スポーク駐車場向かいのハブ&スポーク ピットストップで借りることができます。

公共バスをご利用の場合
T4のバス停で下車し、ジュラシックマイルへの標識に従ってください。MRTチャンギ空港駅で下車し、地上表示に従ってT2方面へ進み、ハブ&スポーク方面へ進んでください。  その後、ジュラシック マイルまで2kmの徒歩または自転車で。

徒歩・自転車
イーストコーストパークから徒歩、ジョギング、または自転車でも行けます。

営業時間 24時間


・ハブ&スポーク

T2にあるピット ストップ施設で、自転車をレンタルしたり、運動の後にシャワーを浴びたり、ハブ&スポーク カフェで家族や友人と食事を楽しんだりすることができます。

©︎Changi Airport Group

この施設は、チャンギ空港とイースト コースト パークおよびシンガポールのパーク コネクター ネットワークをつなぐチャンギ エアポート コネクターに連結しており、多彩な楽しみ方ができます。

GOCYCLING @ HUB & SPOKE
住所:60 Airport Boulevard, #01-T2S-01, Changi Aiport Terminal 2, Hub & Spoke, S819643
営業時間:月〜金 10:00-20:00、土日祝 9:00-21:00
定休日:なし
電話番号:9238 3450
※カフェは7:30-22:30
WEBサイト

 

シャワー&ロッカー

有料のシャワー施設があります。タオル以外のバス アメニティやロッカーも完備しており、安心です。使い捨てタオルはここで購入可能です。ジュラシックマイルや自転車などで汗をかいても、リフレッシュできます。

利用には、チャンギ空港のモバイルアプリケーション「iChangi」から、キャッシュレス決済で入場用のQRコードを購入するだけで利用できます。iChangiアプリのダウンロードはこちらからできます。

使用料:1人1回S$5。
営業時間:毎日7:00-22:00

 

ベビーケア施設

子どもに優しいチャンギ空港&ジュエルチャンギエアポートなので、ベビーケアルームも各所にあります。

T1
■パブリックエリア
・1階 ロビーA近く、MAMUM To Go近く
・2階 チェックインカウンター2 近く
 
T2
■トランジットエリア
・2階 シンプル イーツ近く
 
T3
■パブリックエリア
・チェックインカウンター6 近く
■トランジットエリア
・1階バスゲートA6–A8、 2階トランジット出発ホール、B9横
・2階トランジット出発ホール南A1-A8横
 
T4
■パブリックエリア
・1階 到着ロビー北、
・2階 中央出発ホール
トランジットエリア
・1階 手荷物受取ホール、入国検査場、バスステーション
・2階 出発トランジットホール北 ゲート4近く
 
詳しくはこちら

ジュエルチャンギエアポート ベビーケアルーム
・B2と4階にあります。

 

プレイグラウンド

遊ぶ場所もたくさんあります。旅行者も在住者もお子様連れで広々とした場所で遊ばせることができます。

T1
■パブリックエリア
・3階 ビューイング モール近く
とても広く、子どもたちが走り回っても問題なしです。ベビーケアルームもあり、奥には授乳できる個室もあります。
■トランジットエリア
・出発ホール東 ディスカバリー
・ガーデン横  
 
T2
パブリックエリアにはありません。トランジットエリアのみです。
出発ホール イーストにあります。
 
T3
■トランジットエリア
・2階 ルイ ヴィトンのショップ近く

 

便利な情報をご紹介

その他にもいろいろ便利な情報をまとめてご紹介します。

出入国時のご注意

・シンガポールが規制しているもの、例えばタバコの持ち込みが禁止されているのはご存知だと思いますが、電子タバコも禁止されています。
電子タバコを所持、使用、購入した者はS$2,000以下の罰金。電子タバコおよびその部品を輸入、頒布、販売、または販売のために提供した初犯者は、最高S$10,000の罰金、最高6ヵ月の懲役、またはその両方。再犯者はS$20,000以下の罰金、12ヵ月以下の懲役、またはその両方と非常に厳しいです。

最近、シンガポール政府による規制が強化され、2023年12月にチャンギ空港で4日間かけて行われた検査で、177人が所持しているのが見つかりました。そのうち61人に罰金が科せられたそうです。もし誤って持ってきた場合は、税関で申告し処分をお願いしましょう。そうすれば罰金は免れます。

・タバコ以外にも注意しないといけないのは、武器です。
もちろん、本物でなく、例えば空の薬莢を使ったペンダントなどのアクセサリーも対象です。入国時より出国時に出発ゲートの手荷物検査で見つかる場合が多く、その場合おもちゃの拳銃や手錠、手裏剣などでもエアポートポリスの検査が入ります。中には出発までに間に合わず、搭乗できない場合もありますので、出発前にはご自身をチェックして、引っかかりそうなアクセサリーやキーチェーンなどは預け入れ手荷物に入れましょう。

・また人気のラッフルズホテルのカヤジャムやシンガポールスリングの瓶など、割れ物だからと機内持ち込みにするのはやめましょう。
100mlを超えるものは機内持ち込みができないので、手荷物検査時に処分されます。その他、コンタクトレンズ液なども同様です。なお、内容量に関係なく、瓶に表示されている量をチェックします。例えほんの少ししか入ってなくても、表示が100ml以上だと廃棄です。

またドリンク類も100ml以下のものしか持ち込めませんが、空のボトルなら持ち込めますので、ドリンク類は飲み干してゲート内の給水機で水を入れましょう。

・乗り継ぎでシンガポールに来た場合、途中の空港で購入したアルコールや化粧品も要注意です。
こちらもよくあるケースですが、途中の空港で買ったものでも、チャンギ空港での乗り換えの際には、100mlを超えるものは持ち込めません。チャンギ空港での乗り換えがある場合は、アルコールや化粧品はチャンギ空港で購入しましょう。特にアルコールなどは高価なものが多いので、悲しい思いをしないためにもぜひ。

・お手洗いですが、T1からT3までゲート内にはありませんので、手荷物検査前にお手洗いへ行くのがおすすめです。
一度中に入ると、出ることは可能ですが、荷物も全て持って出ないといけません。また手荷物検査を再度受ける必要もあり、中々の手間です。※T3のみ、コモンゲートと呼ばれる複数のゲートが入っている大型ゲートのみ、ゲート中にトイレが設置されています(A1-5、A16-20、B1-4)。

・忘れ物
特に多いのが携帯やタブレット、そしてパスポートの紛失です。例えば座席前のポケットに入れたまま降りてしまったり(特に乗り継ぎ時)、トイレへ置き忘れたり。飛行機を降りる前には、必ずチェック!

喫煙所

空港の中にはないのでは、と思われるかもしれませんが、トランジットエリアには屋内屋外、タバコが吸える場所があります。長旅に備えて、ご搭乗前にどうぞ。場所はこちらからご確認ください。

GST(消費税還付)

各ターミナルのパブリックエリアの出発ホール、トランジットエリアにあり、各言語対応の機械があります。簡単にできるので、シンガポール旅行の際には買い物時に「GSTリファンド」と聞いてみてください(消費税還付に対応していないショップもあります)。そうすれば手続きしてくれますので、あとはGSTリファウンドヘ行くだけ。

なお、先に還付を済ませてからお荷物のチェックインをしてください。高額商品などは、有人カウンターでチェックする場合があります。手荷物として持ち込む場合は、出国審査後にどうぞ。また貴金属は全て出国後に手続きを行う必要があります。

還付はクレジットカードに戻すのと、出国後に現金受け取りか選べます。現金を選んだ場合は、受け取るのをお忘れなく。

インフォメーション

チャンギ空港では無人のカウンターがほとんどですが、到着ロビーには有人カウンターがあります。その他の場所でも係員がスクリーンで対応してくれます。遺失物などの相談などもこちらで。

Baggage Storage(手荷物一時預かり所)

各ターミナルにあります。パブリックエリアならタクシー乗り場付近にあるようです。トランジットエリアにもあります。写真はT4のパブリックエリアにあるショップ。詳しくはこちら


魅力あふれる場所

今回改めてチャンギ空港、ジュエルチャンギエアポートの人気の秘密がわかりました。それは空港、ショッピングモールという枠を超えた多彩な魅力があるからです。旅行に行く時だけでなく、楽しい思い出ができる娯楽施設として気軽に使いたいですね。ランニングや自転車ライドを楽しんだり、最上の体験ができる場所です。

これからも発展し続けるチャンギ空港&ジュエルチャンギエアポート。目が離せません!

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。






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この記事を書いた人

林じゅん子

長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ

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