がん陽子線治療 来年早期にシンガポールで利用可能に
放射線治療の一種で、より治療効果が高いとされる陽子線治療が来年第1四半期までにシンガポールで利用可能になる模様だ。
島内中心部アウトラム地区のシンガポール国立がんセンター(NCCS)は2023年第1四半期に陽子治療センターを開業する予定だ。民間の医療センター2ヵ所も同時期に陽子線治療の提供をスタートする。
マウントエリザベス・ノベナ病院では来年2月から陽子線治療が受けられるようになる見通し。さらに、新がんセンター「シンガポール・インスティテュート・オブ・アドバンスト・メディカルホールディングス」は年内の当該治療運用開始に備え、関連政府機関の承認を待っている段階だ。
従来型の放射線治療はエックス線を用いるが、陽子線治療は水素の原子核である陽子を加速しエネルギーを高めてできる陽子線を使う。がん細胞により正確に照射できるため、病巣周辺の健康な組織や臓器へのダメージが抑えられ、副作用も軽いという。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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