【フォニックス】サイトワーズとひっかけ単語とは?子どもの英語学習にとりいれるポイント -Vol.3-

みなさん、前回のコラムでお伝えした、フォニックスの音をつなげて読む「ブレンディング」を実践してくださいましたか?できるようになると英語学習がググッと楽になるので、試してくださいね。

今回は、シンガポールで教育を受けるお子さんの親御さんなら一度は聞いたことがある「サイトワーズ(Sight Words)」についてです。フォニックス学習をしているとついつい後回しにしてしまうこれ。実は英語の読み書きにおいてはとっても重要なのです。




「サイトワーズ」と「ひっかけ単語」って?

サイトワーズ(Sight Words)とは、Sight=視覚 Words=単語という意味からわかるように、単語をパッとみて、理解して読むことができるようになってもらいたい重要単語のこと。頻出単語 (High Frequency Words)としてよばれることもあります。

例えば、Magic Wordsという教材のサイトワーズの最初の単語として、下記の12個があります。

aandbeI
inisitof
thatthetowas

上記の中で、色をつけた単語はフォニックスで読むことができません。

このように、フォニックスの発音ルールに基づいて読むのではなく、一般的に暗記しなくてはいけないのが「ひっかけ単語 (Tricky Words)」といいます。

なので、フォニックス教材にもよりますが、大部分のひっかけ単語はサイトワーズの一部ということになります。


サイトワーズのリスト

有名なものとして、ドルチ サイト ワーズ リスト(Dolchi Sight Words Lists)とフライ サイト ワーズ リスト(Fry Sight Words Lists)というものがあり、学ぶ単語の数と学習レベルが異なります。どちらを選ぶかは、その時のニーズによって選べばよく、カリキュラムや教材によってサイトワーズのリストは異なります。 

Dolch Sight Words Lists

幼稚園〜小学校3年生までに覚えておきたい220語+頻出名詞95語の合計315語。学年別に英単語がわけられています。子どもが読む本の80%、大人が書く文章の50%にドルチ サイト ワーズが使われているそうです。


Fry Sight Words Lists

小学校3年生〜中学校3年生までに覚えておきたい名詞を含んだ1000語。フライ サイト ワーズ リストを覚えることによって、一般的な英語の文章の90%が読めるようになるそうです。


ひっかけ単語のリスト

有名なものとして、日本人学校でも採用しているJolly Phonicsの教材のTricky Wordsがあります。合計72個の単語を順番に学びます。

上記のリストはこちらからダウンロード可能です。

 

いつからサイトワーズとひっかけ単語を始める?

学校によっていつから始めるかは大きく異なりますが、シンガポールのインターナショナルスクールではK1(幼稚園年中)から少しずつ始めるところが多いです。目安としてはフォニックスの英語の基本42音をある程度理解してからです。

また、小文字とアルファベットの名前も理解しておく必要があります。

フォニックスを進めていくと、学んだ音のみで英単語を読める簡単な本をどんどん読んでいきます。そのときに「I, the」などの単語はよく出てくるので、もし学校から渡されている本などにサイトワーズが多く入ってたら、おうちで少しずつ始めてください。


おうちでサイトワーズとひっかけ単語を効果的に学ぶには?

結局のところは、丸暗記するしかないサイトワーズとひっかけ単語。フラッシュカードで毎日コツコツが効果的です。

また、「Look, Cover, Write & Check(単語のお手本を見る、お手本を見ないで単語の音を言いながら書く、書いたあとすぐに確認する)という、日本語の漢字テストのような方法で覚えるのが一番早いとされます。

とは言っても、そんなの退屈だよ〜というのが子ども。楽しく学ぶために、以下のアイデアはいかがでしょうか。


ハエたたきで取り合いっこ


【やり方】
1.大人が、サイトワーズを読みあげる。
2.カルタのように、見つけた子どもがたたいてその単語が書かれたハエをとる。
3.ハエを一番多く集めた子どもが勝ち!

 

YouTubeビデオ

子ども大好きYouTube. 「Sight Words」、「Tricky Words」と英語で検索すると、いろいろなビデオがあるのでぜひ探してみてください。

おすすめはこちら

 

サイトワーズを楽しく覚えよう!

ひっかけ単語はサイトワーズの一部なので、サイトワーズを順番に始めていく方法でも構いませんし、子どもがひっかけ単語によくつまづくということでしたら、ひっかけ単語を先に学習しても構いません。学校で何かのリストを使用していると思うので、学校の先生にどの教材のリストを使っているか問い合わせてみてくださいね。


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