大気を観測しバイオテロの危機を察知 バイオエアゾル検知器の実証実験始まる

大気を観測してバイオテロ(生物兵器テロ)に使用される恐れがある生物剤を感知するバイオエアゾル検知器『BioXcap』が昨年下半期に臨床試験を完了し、試験導入が始まった。

BioXcapは炭疽菌、細菌やリシン等の毒物を含め、最大10種類の生物剤を調べることが可能だ。開発を手掛けたのは内務省傘下の法廷機関ホームチーム科学技術庁(HTX)。この種の検知器としては当地第一号で、所要時間30分以内にバイオテロの早期警報を発出する。

現行の人力による検査はおよそ3時間を要するが、このうち1時間は大気の採取と運搬にかかる時間だ。BioXcapは配備先を選ばす、分析結果を遠隔通信するため、(非常)事態時の人員と科学者のリスクを最小限に抑えられるという。

現在、島内複数の陸上観測地点において、BioXcapの実証実験が進行中だ


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SingaLife編集部

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