グローバルに展開する企業を会計業務のBPO事業で支援!その内容やメリットとは?|株式会社マルチブック【4/28までBPO ローンチ 記念セミナーのアーカイブ動画を配信中!】

現在、シンガポールに進出されている企業様、あるいは進出を検討されている企業様の中には現地での人材不足や人件費の上昇などで悩みを抱えられている方々も多いのではないでしょうか。

今回は日本企業が海外進出する際に課題となりやすい、海外現地の人材不足、さらには日本本社の海外拠点管理にまつわる課題まで”まるっと”解決する経理のBPOサービス『海外クラウド経理部』を提供している、株式会社マルチブックのCEO 渡部様にBPO事業についてお話を伺いました。

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代表取締役渡部氏プロフィール

代表取締役 渡部 学氏
代表取締役/CEO

半導体商社株式会社マクニカにて経理・コーポレートIT等の責任者を経て、海外の買収先のPMIに従事、その後アジアパシフィックのコントローラーを担う。

帰国後は独シーメンス社、他のCFOとしてグローバル企業のリーダー職に従事。

2019年、株式会社マルチブックにCFOとして参画しM&Aによる資金調達をリード。2021年CEO就任。


20年以上のファイナンス分野での経験から、買収企業の制度/システム統合、グローバル資本再編による税務、クロスボーダーのオペレーションを得意とする。


BPOとは

BPOとは、ビジネス・プロセス・アウトソーシングの略で、自社業務の一部を専門事業者に外部委託することです。

現在、BPO市場は急速に需要が高まっている分野であり、特に経理や人事などバックオフィス業務で導入されることが多く人材不足の解消や、コア業務への専念、人件費の削減、業務の標準化と効率化を図る目的でBPOを採り入れている企業もあります。

弊社が提供するような経理業務のBPOを例に挙げると、経理業務に精通している事業者に委託でき、同時に経理の人材不足を解消できるなどのメリットも多いため、導入する企業が急速に増えています。また、今後もテレワークの常態化や慢性的な労働力不足が続くことから、BPO市場はますます拡大すると予測されています。

世界の経理財務分野のBPO市場は調査によると今後も10%近く成長を続け、2030年には全世界では15兆円市場になるという予測も出ています。


BPOの魅力、マルチブックが提供するBPOサービス『海外クラウド経理部』とは

弊社が提供する経理業務のBPOの魅力は、海外拠点の経理業務だけでなく、本来本社で実施が必要な海外拠点管理に関わる業務も併せてまるっとお任せいただけることです。

みなさんは経理の「スマイルカーブ」というのをご存じでしょうか?

「スマイルカーブ」(画像②)というのは縦軸に付加価値、横軸に業務のバリューチェーンで表現したものです。この「スマイルカーブ」の中で、データ収集や入力、決算作業等、継続的に発生する定型業務(画像②の「2.作業」の部分)はアウトソーシングを活用しやすい領域です。

本来経理は収益に直結する「1.計画」や「3.分析」の業務に専念すべきですが、日々の記帳や決算に向けた資料作り、日本本社からの問合せ対応などの作業に追われ、そこまで手が回っていないというケースが多いのではないでしょうか。

特に海外拠点においては限られたリソースを効率よく活用することが求められるため、その手段として、経理代行は有効なサービスと考えます。

前述のような、日本本社への報告や問合せ対応も含めた海外拠点の経理業務を、弊社にまるっとお任せいただくことで、コア事業に対して割くリソースや時間を増やせるようになるのは大きな魅力ではないでしょうか。

マルチブックが提供する経理業務BPOサービスの『海外クラウド経理部』は、海外拠点の経理人材不足を補い、日本本社との架け橋になって本社報告業務や問合せ対応までもご支援することで、海外拠点が販売や生産などのコア業務に専念できるような環境を作ります

それによって、日本本社がより早く、海外拠点の業績を把握できる経営管理体制の構築を併せてサポートできることがもう一つの、魅力です。

そうした経理業務を全てお任せいただくことで、現地での経理スタッフ採用・育成にかかるコストは削減できますし、その先にあるかもしれない離職や、アジアでは珍しくない現地スタッフの不正などのリスク予防も事前に行うことができるのです。

また、これまで世界30カ国以上、300社以上に弊社のクラウド型会計・ERPのmultibookを導入してきた経験から得たノウハウで、会計記帳や債権債務管理だけでなく、本社の連結システムへのデータ転換やその入力など、一緒に決算の早期化を目指す支援もします。


会計システムベンダーが提供する経理BPOサービスを利用するメリット


我々のようなアプリケーションベンダーがBPOビジネスを提供することは稀だと思います。
弊社が提供するクラウド型会計・ERPサービスは、導入してお客様が使いこなすことで初めてその価値を発揮し、企業の経営管理に貢献できると考えていますが、そもそもそのERPシステムを導入するリソース不足、せっかく導入したシステムを活用しきれていない活用不足という状況が往々にしてあります。

そのため、multibookをよく理解している自社のメンバーが経理BPO事業を行うことで、multibookのシステムとしての良さをフルに活かしながら、お客様の経理事業を代行するという仕組みを作り上げたのです。これによって海外現地の人材不足や現地の正しい数値の把握の難しさなどを解決できると考えています。

また、これまでmultibookは多言語多通貨、各国法要件に対する対応の幅を広げてきましたが、そこで培ったナレッジを持つ弊社のスタッフがBPOサービスを提供するというところもポイントです。しかも、BPOサービスを始めるとERPの導入も一緒に行ってしまいますので自社のリソースが導入のための時間に取られることがありません。

日本の企業が海外進出する際にまず大きな障壁となる言語の壁や、よく知らない現地の商習慣対応などの対応に加えて、ERPシステム導入まで一緒に行えてしまうのは大きなメリットではないでしょうか。


BPO事業にかける想い

このBPOサービスを通して実現したいこと、それを大きな括りで表すと「日本企業はもっと財務会計から管理会計やFP&Aの領域に拡げてほしい」ということがあります。制度会計として各国の法制度に対応するのは当たり前のことであり、そこに競合優位につながる付加価値は生まれにくいのが現実です。

本来企業活動の中で経理や数字を使って注力すべきところ、最も価値を生み出すところは、ビジネスモデルを正しく理解し、現状を数値化し、経営の意思決定に役立てることです。

ただ、そうした重要な業務を行うリソースが不足しているというのが冒頭から述べている、多くの日系企業が抱える課題なのです。その受け皿を『海外クラウド経理部』で提供することで、グローバル展開する日系企業の成長を強力に後押ししたいと考えています。


マルチブックがシンガポールにてBPOサービス提供を開始した理由は?

株式会社マルチブックが提供する『multibook』は、グループ管理に最も効果を発揮するERPシステムです。そのためASEANの地域本社としてグループ経営を行う機能をもつシンガポールにも展開することにしました。すでに日系企業の多いタイにも進出しており2番目の拠点となります。

特にシンガポールでは、人件費の向上やビザ取得基準金額の上昇など様々な要因から人材不足が問題となっていること、シンガポールに、複数のアジア拠点の統括拠点を構えている企業様も多いことから、BPO事業を通してアジアから世界へ展開する日本企業を支援できればと思っています


今後のビジョン

ERPというものが日本企業にとって当たり前になってほしい、それをBPOを通して実現したいというのが大きな目標です。

一昔前の、高額なERPにありがちなカスタマイズ、アドオンといった大規模な追加開発をしなければいけないシステム導入は、クラウド技術を用いたERPの登場により現在過去のものになりつつあります。しかしながら、そのERPを導入するIT人材や使いこなす経理人材不足が、今も引き続きの課題としてあがってきています。

ERP導入の大きな負荷や、経理領域のノンコア業務を弊社でまるっとご支援することでそれらの課題解決をサポートしたいというのが弊社の思いです。

それだけでなく、その過程で、企業グループの基盤統合や海外拠点の見える化、内部統制強化も併せて実現できるところが我々の提供価値だと自負しておりますので、より多くの企業様に弊社のサービスを知っていただきたいと考えています。

「海外経営への挑戦をもっと身近に、もっと簡単に。」
「あらゆる企業を国境、時間、言語の制約から解放する」

マルチブックは、このミッションとビジョンを基に国境を越えて海外進出する企業様が、安心してコア事業に専念できる環境を提供したいという想いをもって、これからもより良いサービスを提供し続けます。

ている、株式会社マルチブックのCEO 渡部様にBPO事業についてお話を伺いました。

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最後に

これから海外に進出しようとする、あるいは既に進出している企業様の中で、経理の人材不足、人件費上昇、頻繁な退職での経理の不安定さなどに悩まれている企業様にぴったりのサービスについてお話しいただきました。

マルチブックの提供する経理BPOサービス『海外クラウド経理部』の導入前には、アセスメントでしっかり現場業務の把握と、BPOを通して企業様が成し遂げたいゴールの確認を行い、その内容に沿ってどの範囲まで経理代行を行うかを提案してくれるそうですので、一度気軽に相談してみるのがいいかもしれません。

今回は、株式会社マルチブックのBPO事業について紹介しました!経理業務のアウトソーシングに興味をお持ちの方、お探しの方はぜひご検討ください。

株式会社マルチブック
https://www.multibook.jp/
海外拠点の基幹業務を管理するクラウド型会計・ERPサービス・multibook(マルチブック)を提供。現在、30ヶ国以上、300拠点以上での導入実績を持つ。

multibookは海外全拠点の経営状況を可視化するマネジメントコックピット機能を搭載し、日本本社での経営管理もサポート。また、近年多くの日本企業で課題となっている海外拠点の人材不足、離職率の高さを解決するため、multibookを活用した経理業務BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスの提供を開始。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。



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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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