若くして心臓発作 シンガポールの140人に1人が超高リスク、遺伝子変異原因
ある男の子がコレステロールを下げる薬を飲み出したのは2歳半の時だった。当時、LDL(悪玉)コレステロールの値は幼児標準値の約5倍あった。
男の子は非常に高い心臓発作リスクを持つ当地の約5万人(140人に1人)の1人。これらの人は早めに治療を受けないと、男性50歳未満、女性60歳未満で心臓発作を起しやすいという。シンガポールの心臓発作の平均年齢は70歳だ。
超高リスクグループは遺伝子変異が原因の『家族性高コレステロール血症(FH)』により、生まれつきLDLコレステロールが高い。LDLを抑制しない場合、心臓発作リスクは遺伝子変異のない健康な人の22倍だ。
クー・テック・プアト病院のタビンタラン・スブラマニアム准教授が2015年に着手した若年心臓病患者の検査とその家族を対象としたカスケード・スクリーニングでは、これまで千人超を検査し、約40%に(FHを引き起こす)遺伝子変異が確認されている。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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