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コンドのプール閉鎖でプライベートプール付き戸建を借りる“クレイジーリッチ”

「コンドミニアムのプールが閉鎖されてしまったから、プライベートプール付きの住宅でも借りてそこで泳ぐか」
新型コロナウイルスの感染拡大防止措置によって、コンドミニアムにあるプールやBBQスペースが閉鎖されているこの時期。
「プールでどうしても泳ぎたいから」と自宅とは別にプライベートプール付きのバンガロー(一戸建て)を借りるという映画「クレイジーリッチアジア」さながらの“クレイジーリッチ”もあらわれました。

セントーサの一戸建てをレンタル

セントーサ島のコンドミニアムに住むイギリス人男性は、自宅のプールが閉鎖されたため、10分ほどの距離にある超高級住宅街「セントーサコーブ」に建つ一戸建ての庭とプールだけレンタル。
たしかに。シンガポール政府の通達の中には、共用スペースの利用は禁止されていますが、プライベートプールの使用を禁止する項目はありません。

賃料は月額10,000ドル

その月額賃料は10,000ドル(日本円で約75万円)。貸し出し条件は、3カ月限定で、戸建て1棟丸々借りたいという人があらわれた場合は契約を途中で打ち切るというもの。
男性は4月26日に契約をすると、早速家族とともにプールを利用したそうです。ただ、建物の正面玄関は閉鎖されているため、出入りは裏門から。
仲介した不動産エージェントは「オフィスや住宅の仲介はたくさんしているが、庭とプールだけの貸し出しは初めてだよ」と苦笑気味。

戸建て1棟のレンタルは“高すぎた”

当初、男性は戸建てを丸々借りようとしていたそうですが、賃料が高すぎるからと諦めたそうです。その賃料は月額30,000ドル。男性もさすがに映画に登場するほどの“クレイジーリッチ”ではなかったようです。


感染者累計が日本を上回る

シンガポールにおける新型コロナウイルスの累計感染者数が4月26日時点で13,576人となり、同日の日本国内の感染者数(13,031人)を上回りました。
シンガポールでは4月中旬以降の感染者数が爆発的に増えており、4月19日では6,540人だったのが、わずか1週間で2倍以上になっています。


4月27日現在、感染者の累計は14,375人。1日当たりの感染者数は、1,000人を超える日が続いていたのに比べると、増加ペースは鈍化しているものの27日は799人となっており、いまだ高い水準で増え続けています。

死者数は低水準

シンガポールの新型コロナウイルスによる死者数は14人(28日時点)。近隣のインドネシアは773人、マレーシアは100人、フィリピンは530人、タイは54人となっており、これらの国と比べると死亡者の数はかなり少ないことが分かります。日本は376人(28日時点)

死亡者は高齢者に偏り

死者の内訳と見ると、60歳代以上の高齢者が多くなっています。そのため、シンガポール政府は高齢者は極力外出せずに自宅にとどまっておくように要請しています。

出稼ぎ外国人労働者間での感染増加

ここ最近の感染者の大多数は、ドミトリーと呼ばれる1部屋に5〜6人が寝泊まりする施設で生活する海外からの出稼ぎ労働者。彼らはバングラデシュやミャンマー、中国などからシンガポールに働きに来ており、主に建設業などに従事しています。その数は30万人とも言われています。
政府は、仮設の宿泊所を建設するなどして、生活環境の改善を図るとともにこれ以上の感染拡大を阻止しようとしています。

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