シンガポールと香港間でのレジャー目的での往来、11月22日より開始へ

シンガポールのオン・イェクン運輸大臣は11月11日、香港とシンガポール間の「トラベルバブル」を11月22日より許可すると発表しました。レジャー目的で相互の渡航を認めるもので、渡航先での行動制限はなく、新型コロナウイルス対策の隔離措置も免除されます。

まず、シンガポール航空と香港のキャセイパシフィック航空がそれぞれ、1日1便運航し、12月7日以降はそれぞれ1日2便に増やす計画です。そして、許可される乗客数は1便当たり200人です。

シンガポール民間航空庁(CAAS)は、シンガポールか香港のどちらかで、感染経路のわからない新型コロナ感染者が1日あたり5人以上確認された場合は、この取り決めを2週間中断するとしています。CAASはまた、旅行者は資格基準を満たし、両都市の国境管理措置と公衆衛生の要件を順守する必要があるとしています。

シンガポールから香港に旅行する人は、少なくとも出発予定日の7日前までにPCR検査の申請を行い、72時間前までに陰性の結果を取得しなければなりません。ただし、12月1日以降に旅行する場合は、事前申請をせずに約600ある診療所もしくは民間の医療機関に直接行き、PCR検査が受けられます

シンガポールからの旅行者が香港に到着すると、空港内で検査を受け、結果が出るまで空港に留まる必要があります。オン運輸大臣は、これに約4時間かかると予想しています。一方、香港からの旅行者は、シンガポール到着時に検査を受ける必要はありませんが、トレーストゥギャザーの追跡アプリをダウンロードし、また入国許可エア・トラベル・パス(ATP)を申請する必要があります。
シンガポールのオン・イエクン運輸相は、このトラベルバブルが成功すれば、他の国や地域が見本にできる可能性があると述べました。

香港の邱騰華(エドワード・ヤウ)商務経済発展局長官によると、香港国際空港で受ける検査の費用は499香港ドル(87Sドル)で、また会見で「航空トラベルバブルは今回が初めての試み、経済がしだいに回復することを願う」と語りました。

香港では現在、公の場で集まれるのは4人までです。飲食店は定員75%で運営されており、各テーブルは6人に制限されています。バーやパブの場合は、各テーブル4人までです。

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SingaLife編集部

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