2024年のシンガポール実質所得
中央値所得層で3.4％増加、低賃金労働者との格差縮まる：MOM発表
シンガポール人材開発省（MOM）は11月28日、2024年は中央値所得者と低所得者の実質所得が2023年のマイナス成長からプラスへ転換したと発表した。
MOMが公表したシンガポール住民（市民と永住者）の就業者に関する年データの初期結果では、中央値所得者と所得層の下位20％に属する低賃金労働者の所得格差がさらに縮小したことも示された。
実質所得の成長率は速報値ながら、中央値所得者が3.4％、低所得者が4.6％を記録。MOMは収入の増加がインフレ緩和と相まって回復を牽引したとしている。2023年は高インフレが当該2グループの実質所得伸び率を各 -2.2％および -3％へと押し下げた。
2024年の月収中央値（中央積立年金CPFの雇用者拠出金含む）はインフレ調整前の名目ベースでS$5,500となり、2023年から5.8％増加した一方、下位20％層も前年比7.1％増のS$3,026に上昇した。
最新ニュースやプロモ情報をLINEとInstagram、メルマガでお届けしています！ぜひお友だち追加・フォローしてね！
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします！
