キャッシュレス大国のシンガポール!使うと便利なおすすめのキャッシュレスサービスについてご紹介!

近年日本でも進むキャッシュレスですが、それをはるかに上回る普及率のシンガポール。旅行中、もしかしたら現金を使わないかも?ってことが起こりうるほどそのサービスは充実しています。そこで今回は、そんなシンガポールのキャッシュレス事情についてご紹介します。

シンガポールのキャッシュレス事情

シンガポールのキャッシュレス決済比率は、2023年時点で90%以上と報告されています。 一方、日本の同年の比率は39.3%であり、シンガポールの方がキャッシュレス化が進んでいることがわかります。

またシンガポールでは、2019年4月から「SimplyGo」というシステムが導入されており、クレジットカードやスマートフォンを改札にかざすだけで、バスや地下鉄の支払いが可能です。 また、Visaのタッチ決済(PayWave)やApple Pay、Google Payなどの非接触型決済も広く利用されています。

さらに、シンガポール政府はQRコードの統一規格「SGQR」を導入し、電子決済の拡大を推進しています。 これにより、店舗やレストラン、カフェなどでのQRコード決済の利用も増加しています。

キャッシュレス決済できる場所とできない場所

ここまで解説したとおり、シンガポールはキャッシュレスが進んでいますが、市場やホーカーでは未だ現金払いとなる場面が多くなっています。観光地にあるホーカーなどは比較的キャッシュレス対応をしていますが、観光地ではない住宅地にあるホーカーや、一部の個人経営店舗においては現金しか使えなくなっています。

また、クレジットカードで交通機関に乗ることができますが、万が一EZ-Linkカードにチャージする場合には現金が必要となってきています。そのため、あまり使う場面はありませんが、渡航する際には少し現金を持っていくほうが安心です。

シンガポールでおすすめのキャッシュレス決済サービス4選

ここでは旅行者でもシンガポールで使用できる、キャッシュレス決済サービスについてご紹介します!

EZ-Linkカード

EZ-Linkカードとは、シンガポールで利用されている交通系ICカード。このカードは、日本の交通カードのように、公共交通機関(MRTやバス)の支払いだけではなく、一部の店舗や自動販売機でも利用することができます。またこのカードは街のコンビニエンスストアやMRT駅内にあるチャージ機で簡単にチャージすることができますが、チャージには現金か、シンガポール内で発行されたクレジットカードが必要になっています。

その他、観光客向けの特別なパッケージや割引が含まれたEZ-Linkカード、キャラクターの絵柄になっているカードなども販売されているので、気になる方はぜひ手に取ってみてください!

🔶購入方法
MRTの駅やコンビニ、専用の販売機で購入できます。初回購入時にはデポジットが必要ですが、後で返金することもできます。駅の窓口で購入する場合の絵柄はランダムで、一部選べる場所もあります。

 

NETS FlashPay

NETS FlashPayは、EZ-Linkカードと同様でシンガポールで広く利用されている電子マネーカードになっています。主に公共交通機関や小売店での支払いで使えるため、EZ-Linkカードとほぼ同じサービス内容ですが、利用できる店舗や有効期限の違いがあるので、場面に合わせての使い分けがおすすめです!

🔶購入方法
MRTの駅やコンビニなどで購入できます。

 

GrabPay

東南アジアを中心とした配車サービスやフードデリバリーでお馴染みのGrabですが、実はQR決済サービスも展開しています。

シンガポールではタクシーなどでの支払いはもちろん、GrabPayを導入している店舗での支払いもできるようになっています。支払い方法は簡単で、日本のQRコード決済のように画面に出るQRコードをスキャンして支払金額を入力するだけ。日本の方でも使いやすい決済になっているため、シンガポールでの旅行をよりスムーズに楽しむことができます。

 

Apple Pay

Apple Payは、iPhoneやApple Watchを使用して非接触型決済ができる便利なサービスで、シンガポール国内のさまざまな場所で使用することができます。

主な利用場面として、公共交通機関があげられます。シンガポールのバスやMRTでは、Apple Payを使ったコンタクトレス決済が可能で、SimplyGoというシステムを通じて、クレジットカードやスマートフォンを改札にかざすだけで乗車することができます。

その次に、一部店舗、飲食店などがあげられます。多くのショッピングセンター、コンビニ、レストラン、カフェなどでApple Payが利用できるようになっており、非接触型決済に対応している店舗では、iPhoneやApple Watchをかざすだけで支払いが完了します。

🔶利用方法
1. カードの追加
iPhoneの「Wallet」アプリに、対応するクレジットカードやデビットカードを追加します。日本で発行されたカードでも、American Express、JCB、MasterCardブランドのカードであれば、シンガポールでの利用が可能です。
 
2. 支払い
支払い時にiPhoneやApple Watchを非接触型決済端末にかざすだけで、簡単に決済が完了します。公共交通機関の改札でも同様に利用できます。

 

●利用時の注意点
国内ブランドのカードは、Apple Payに登録しても海外での利用が制限される場合があります。そのため、事前にカードの対応状況を確認してください。

また、スマートフォンやスマートウォッチのバッテリーが切れると、Apple Payが利用できなくなるため、外出時には、デバイスの充電状況に注意しましょう。

シンガポールでクレジットカードやキャッシュレス決済利用時の注意点は?

シンガポールはキャッシュレス決済が非常に普及しており、主要な国際ブランドのクレジットカード(VisaやMastercard)は多くの店舗で利用可能です。 しかし、クレジットカードやキャッシュレス決済を利用する際には、以下の点に注意が必要となっています!

1.手数料について

海外でクレジットカードを利用する際、外貨取引手数料がかかります。この際の手数料はカード会社やカードの種類によって異なるため、事前に確認しておくことが重要です。また、クレジットカードをキャッシュレスサービスに紐付けしている場合にも、利用手数料がかかってしまうため注意が必要です。

2.不正利用のリスクについて

海外ではスキミングなどによるクレジットカードの不正利用の可能性があります。シンガポールは治安もよく、可能性は極めて低いですが、カード決済時には、カードから目を離さないことや、ナンバーレスカードを使用するなどの対策は必要です。万が一不正利用が発生した場合には、速やかにカード会社に連絡しましょう。

現金は最低限でOK!便利なサービスでらくらく決済!

今回はシンガポールのキャッシュレス事情についてご紹介しました。ご紹介したサービスの中には日本のものと似た仕様のサービスもあり、私たち日本人でも簡単に使うことができるようになっています。また、今後もさらにキャッシュレスが進むとされているシンガポール。いつか現金を全く使わずに過ごせる日が来るかもしれませんね。ぜひ、訪れてみてください。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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