留学や重要なビジネス渡航など緊急性の高い事情を抱えるシンガポール人と永住者、コロナワクチン早期接種の対象に
シンガポール保健省(MOH)は3月16日、留学や重要なビジネス渡航、危篤の近親者のケアなど緊急性の高い事情を抱えたシンガポール人と永住者(PR)が、新型コロナウイルスのワクチンの早期接種の対象となることを発表しました。
緊急性の高い事情には他に、シンガポール国内では治療を受けられない病気の治療も含まれます。
同省は今回の取り決めについて、緊急性の高い事情を抱える国民らから、早期にワクチン接種を受けたいとの要望があったことを指摘。「シンガポールは、医療従事者や空港スタッフなど感染リスクが高い人を優先してワクチンの接種を進めているが、ワクチンの供給量が今後増すにつれて、例外的状況にあるシンガポール人や永住者が早期接種を受けられるようにするだろう」と、接種対象者を拡大する方針を発表しました。
ワクチンの供給量には限りがあるため、感染リスクの高い国への渡航を希望する人を優先して接種します。
シンガポールでは、現在、米ファイザー社と米モデルナ社のワクチンが認められており、いずれも、1回目の接種から3〜4週間後に2回目の接種を受ける必要があります。接種から実際に効果が出るまでに、2回目を接種した日から約2週間かかります。そのため、例外的状況にある人が早期接種を希望する場合、シンガポールを出発する8週間前に申請する必要があります。
例外的状況によりワクチンの早期接種を希望する方は、こちらのウェブサイトから申請を行うことができます。申請内容が認められた場合、電子メールで通知が届きます。
https://www.vaccine.gov.sg/appeal
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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