シンガポール保健科学庁がシンガポールで使用禁止の電子たばこを所持したとして男3人を検挙。1度の押収量として過去最多

シンガポール保健科学庁(Health Science Authority: HSA)は3月18日、シンガポール国内への輸入も使用も禁止されている電子たばこの密売に関わったとして、男3人を検挙しました。そのうち24歳の男1人は、武器所持の疑いで取調べを受けています。

同庁は、「電子たばこを含むいくつかの荷物がトゥアスの倉庫にある」という知らせを受け、倉庫に違法品の回収しにきた34歳と39歳の男2人の身柄を確保。また、同じ日に違法品の密売に関与した3人目の男の自宅を家宅捜査しました。合計1,157個の電子たばこ本体と、リキッド25,345個を、トゥアスの倉庫と男の自宅から押収しました。
一回の押収量としては過去最多で、推定価格は約36万9,150シンガポールドルにもなるとのことです。

また男の住宅からは、ナックルダスターメリケンサック2つとプッシュダガーナイフ1本が発見されました。現在警察が調査中とのことです。

シンガポールでは、税関を通っていないたばこの輸入や譲渡、さらにたばこ模造品の販売を禁止しています。水たばこ(シーシャ)や無煙たばこ、噛みたばこ(グトゥカー・カイニ・ザルダ等)、それに電子たばこも禁止されています。

違反者は、最高1万シンガポールドルの罰金または最高6ヶ月の禁錮、もしくはその両方(初犯の場合)が科せられる可能性があります。

違反を何度か繰り返した場合は、最高2万シンガポールドルの罰金または最高12ヶ月の禁錮、もしくはその両方が科せられる可能性があります。

また、武器を所持した場合には、禁錮最長5年間と最低6回のむち打ちの刑を言い渡す可能性があります。シンガポールでは電子たばこの違法使用が急増しています。

個人の違法使用に限らず、組織の違法行為を目撃した際にはすぐに警察に連絡しましょうね。

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SingaLife編集部

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