シンガポール5番目の海水淡水化プラント操業開始

シンガポール南西部にある人工島・ジュロン島に建設された当地5番目の海水淡水化プラントが17日に生産を開始し、国土周辺の海水を利用するシンガポールの水資源持続可能性が向上する見通しだ。

国内の水資源を管理する公益事業庁(PUB)は、新プラントは最新かつ実証済みの淡水化技術を備えており、1日にオリンピックサイズ・プール55面に相当する3000万ガロン(1憶3700万リットル)を生産でき、国内の1日あたりの水需要の最大7%を満たせるとしている。

さらに、高度にオートメーション化されているため、その他4ヵ所の淡水化プラントとは違い作業員2~3名で操作可能だという。

海水を飲用水に変える淡水プラントは、原水の輸入、貯水と廃水の再生(ニューウォーター)に次ぐ、当地4つ目の水源。

ジュロン島の新プラントは2020年の操業開始を予定していたが、新型コロナ感染拡大により発生した労働力不足のため、開業が約2年遅れた。



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SingaLife編集部

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