新型コロナウイルスワクチン6月から45歳未満の接種予約受け付け開始
シンガポールのジャニル・プトゥチャリ上級国務相(保健担当)は4月5日、議会で新型コロナワクチン接種に関し言及し、計画がこのまま順調に進めば、6月から外国人を含む45歳未満のシンガポール居住者の予約受け付けを開始すると明らかにしました。外国人には在シンガポール日本人も含まれます。
ジャニル氏によると、これまで医療従事者や高齢者の他に、45歳以上の居住者が接種済み、または接種の予約が始まっています。3日時点でワクチン接種を少なくとも1回受けている人は、シンガポールの人口約568万人のうち、約105万人。
このうち、2回目のワクチンも接種済みの人は、46万8000人超に上っています。年代別では、70歳以上および60~69歳の対象者のうち、ワクチンを接種済み、または接種予約済みの人の割合は、それぞれ約60%と70%弱。
45~59歳は、約半数にあたる50万人弱が、ワクチン接種の登録手続きを終え、約17%がワクチンの接種、または接種の予約を済ましています。
ジャニル氏は、一部の人がワクチン接種の予約をできない状況が続いている問題について、「世界中で多くのワクチンが必要とされる一方、製薬会社の提供能力に限度があり、シンガポールへのワクチン供給が限られている」と説明。
5月中旬までに45歳以上の対象者全員に登録手続きの通知を携帯電話のショート・メッセージ・サービス(SMS)で送信し、6月初旬までに対象者全員分の予約枠を確保できるだろうとの見通しを示しました。
シンガポール国内のワクチン接種センターは現在、31カ所あり、4月中旬までに40カ所に増やす計画です。
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SingaLife編集部
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