シンガポールの家庭用電気料金が値上げ。4月〜6月の2ヶ月間、平均8.6%。ガス料金も値上げへ
シンガポールの家庭用電気料金とガス料金が値上げします。
シンガポールの電気供給会社SPグループは、2021年4月1日〜6月30日の家庭用電気料金を前期に比べ、1キロワット時あたり22.55セントとして、これまでと比べて8.6%引き上げます。
物品サービス税(GST)を含めると、料金は1キロワット時あたり24.13セント。天然ガスの価格上昇により発電コストが上昇したことを受け、料金を引き上げるそうです。4部屋ある公団住宅HDBフラットに住む世帯の場合、平均して月額5.62ドル(GSTを除く)高くなる計算です。
SPグループは現在、輸入天然ガスと発電コストを含む4つの要素に応じて、四半期ごとに電気料金を見直しています。
2021年1〜3月期と比較すると料金が値上げとなりますが、昨年同時期と比較すると安くなっています。新型コロナウイルスの影響により、原油価格は昨年上半期に下落し、昨年4月には史上最低値まで下落しました。世界経済の緩やかな回復により原油価格が上昇し、電気料金単価も上昇傾向にあるのです。
また、同期間において家庭用ガス料金も引き上げます。
シンガポールの都市ガス供給会社シティー・ガスによりますと、料金は前期に比べ、1キロワット時あたり0.84セント高くなるとのことです。1キロワット時あたりの料金(GSTを除いた)は、元の17.23セントから18.07セントに値上げします。GSTを含めた場合、料金は1キロワット時あたり19.33セントとなります。
ガス料金の値上げは、天然ガスの価格が前の四半期と比べ上昇したことが背景にあります。
家計に直接影響がある電気料金とガス料金の値上げ。節約に取り組んでいきたいものです。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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