安全管理措置に違反した57人と15の飲食店に罰金と営業停止命令。飲食施設やショッピングモールなどの見回り調査を強化

シンガポールの環境水資源省は4月30日、国内で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、飲食施設や公園、ショッピングモールを含む施設の見回り調査を強化すると発表しました。

環境水資源省は4月10日と11日に、政府が定める安全管理措置(Safe Management Measures)に違反したとして、国立公園局が管理する公園の利用者57人に対し、300Sドルの罰金を科したと明らかにしています。

罰金を科した57人のなかには、8〜13人で集まったグループもありました

現時点でシンガポールでは、外出時のマスク着用が義務づけられており、8人以上の集会も禁止されています。5月8日からは、規制が強化され行動を一緒にできる人数が5人までとなります。

4月18日にはマックスウェルフードセンターで、飲食中以外であるにもかかわらずマスクを着用せず歩いていた男をセーフ・ディスタンシング・アンバサダー(監視員)が注意したところ、男が監視員に向かってものを投げつけるなどの暴行を加えたため、逮捕しました。

また4月30日時点で、必要な感染対策を怠っていたとして、10の飲食店に営業停止を命じ、5店舗にそれぞれ1000Sドルの罰金を科しました。顧客間のソーシャルディスタンス確保や入店時の人数制限、午後10時半以降の酒類提供などのルール違反が処罰の理由だと説明しています。

シンガポールでは、2020年4月~21年3月の違反件数が9,300件を超えており、定期的に違反者が確認されています。

4月には病院で集団感染(クラスター)が発生したシンガポール。他国よりも感染者数が少ないものの、ウイルスへの警戒を怠らないようにする必要があります。

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SingaLife編集部

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