シンガポール赤十字社、インドの医療体制支援のために320万Sドル以上の寄付金を集める
シンガポール赤十字社は5月12日、新型コロナウイルスのパンデミックの影響が深刻なインドへの支援を2週間前に呼びかけて以来、団体や個人から320万Sドル以上の寄付金を受け取ったと発表しました。
第一弾の支援物資は約360万Sドルで、緊急に必要とされる医療機器や消耗品、衛生・医療キットなどが含まれています。
5月12日の時点で、1,300本の酸素ボンベ、3台の低温液体輸送コンテナ、5台の人工呼吸器がインドに到着し、公立病院やその他の医療支援機関に配布されています。今後数週間のうちに、400万枚以上のサージカルマスク、150万枚のN95マスク、2,000台の酸素濃縮器、1,200本の酸素ボンベ、150台の人工呼吸器がさらに到着する予定です。
シンガポール赤十字社は、インド赤十字社と協力して、パンデミックの影響を最も受けているインドの7つの州に人工呼吸器と酸素濃縮器を配布すると説明。今後さらに資金が集まれば、「インドで最も必要とされている地域での追加購入と展開に充てられます」と述べています。
シンガポール赤十字社のベンジャミン・ウィリアム事務局長は、世界的な需要の急増により、すぐに届けられる医療品が不足していると述べています。インドでの緊急ニーズに対応すべく、「私たちは、地域のネットワークとパートナーシップを活用して、物資を確保し、最も必要とされる場所に届けるようにしています」と語りました。
また、ウィリアム氏は、シンガポール赤十字社への個人や組織からの支援に感謝の意を表し、「現場を支援するために必要な資源も増えています。私たちの現在の焦点は、いただいた寄付の効果を最大限に発揮し、コミュニティを強化して、新型コロナウイルスに打ち勝つことです」と述べました。
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SingaLife編集部
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