シンガポールでセーフディスタンス違反として男女70人を取り調べ
シンガポール警察は5月16日、新型コロナウイルス感染防止のための社会的距離=セーフディスタンスを確保しなかったとして、合計70人の取調べを行っていると明らかにしました。取り調べを受けているのは15歳から56歳までの男性47人、女性23人です。
警察は5月7日、20歳から42歳までの男性9人と女性6人が、カキ・ブキットにある工業団地の一室に集まって、飲酒したり歌ったりしているのを発見したとしています。
また同日には、15歳から41歳までの男性19人と女性10人が、グリーンウッド・アベニューにある住宅に集まって、飲酒したり歌っているのを確認。この集まりに参加していた23歳の男が、警察官に暴言を吐いたとして逮捕されました。規制薬物と疑われる物質を所持していた40歳の男も逮捕されています。
5月14日には、24歳から56歳までの男性19人と女性7人が、ジャラン・ブキメラにあるオフィスの一室に集まって、飲酒したり歌ったりしているところを確認したとされています。
これら3つの事件では、カラオケなどの提供に必要な免許を持たずに公衆に対して娯楽や酒を提供していたと考えられており、警察は現在、各運営者の取調べを進めています。これまでにカラオケ機器や酒、パーティー用品が押収されています。
免許なしに娯楽や酒類を提供した場合、最高2万Sドルの罰金が科せられます。
また、公務員が職務を執行するに当たり暴言を浴びせた者は、最高12か月の懲役もしくは最高5千Sドルの罰金、またはその両方が科せられます。
2020年に施行した新型コロナウイルス(暫定措置)法案に基づきセーフディスタンスに違反した場合、最大6か月の懲役もしくは最大1万Sドルの罰金、またはその両方が科せられます。
新型コロナ感染症の拡大防止のために、改めて気を引き締めたいものです。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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