シンガポールで楽しめるビール!ビールに合うおつまみもご紹介
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シンガポールのビールとしてよく知られるTiger(タイガー)。実は、シンガポールには他にも魅力的なビールがたくさんあります。
今回は、そんなシンガポールのおすすめビールを紹介するとともに、お酒事情・美味しいおつまみも紹介していきます。
シンガポールのお酒事情
日本でも飲酒をする際に気をつける規則があるように、シンガポールにも厳しい規則が存在します。
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飲酒にまつわる規則
シンガポールでは、18歳以上の飲酒が認められています。しかし厳しい規則が伴います。厳しい規則とは、飲酒場所と飲酒時間帯についてのものです。
シンガポールでは、午後10:30〜翌朝7:00の公共の場での飲酒が禁止とされています。また飲酒だけでなく、スーパーやコンビニでのアルコール飲料販売もその時間帯は禁止となっています。
注意する点は「公共の場」という部分。道端や公園が含まれるのはもちろん、ビーチやボイドデッキ(アパートマンションの1階にある共有スペース)も含まれます。例外として、許可を得ているレストラン・バー・ナイトクラブでは10:30以降の飲酒が許されます。
もし違反してしまった場合には、初犯で最大S$1,000の罰金、再犯となれば最長3ヶ月の禁固刑になる場合もあるので、十分に注意しましょう。
また、ゲイランやリトルインディアという地域は”Liquor Control Zones(酒類管理区域)”とされ、より厳しい規制がされています。
具体的には、土曜日の朝7:00〜月曜日の朝7:00まで公共での飲酒禁止。祝日前日の午後7:00〜祝日後の朝7:00までの公共飲酒の禁止。それに伴い、地域内のショップでは週末または祝日前夜の午後7:00からアルコール飲料を販売することが禁止されています。
例えば、金曜日が祝日である場合は、木曜日の午後7:00から月曜日の朝7:00まで公共の場で飲酒ができないということになります。
楽しい時間にするためにも、規則はしっかりと守るようにしましょう!
ビールの税金
シンガポールのお酒というとよく話題に出てくるのが「税金」。
シンガポール産、輸入ビールどちらにも、ビール1リットルあたり$60の物品税がかかります。それに加え、輸入ビールの場合関税もかかってきます。
シンガポールの代表的なビール
Tiger(タイガー)
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1932年にシンガポールで誕生した「Tiger」。その味は、2004年と2010年にワールド・ビール・カップで金賞受賞、2004年−2006年にはイギリスで最も人気の高いブランドの一つとして表彰されるなど、世界的に人気を誇っています。
そんな「Tiger」は3シリーズ4種展開になっています。
「Tiger Original」
一番定番の商品オリジナル。アルコール度数は5.0%、軽く爽やかな味わいになっています。スッキリ爽やかな味わいには、フライドチキンやローストポークなどのお肉系の料理やおつまみがぴったりです。
「Tiger Crystal」
フレーバーと香りを維持・強化するために独自の−1℃クリスタルコールドフィルターによって醸造されたクリスタル。アルコール度数は4.6%とオリジナルに比べ少し低く、滑らかで飲みやすいビールになっています。
「Tiger Radler」
レモン・グレープフルーツの2種フレーバーがあるラドラー。タイガーオリジナルビールと果汁を合わせて醸造されています。アルコール度数は2%、レモンはピリッとした味わい、グレープフルーツは甘みと爽快さが絶妙なバランスをとった味わいになっています。レモンは海鮮料理やレモンタルト、グレープフルーツはエッグタルトやキャロットケーキなどスイーツとも一緒に楽しめるそうです。
シンガポールの代表的なビール「Tiger」、お手頃な価格も魅力の一つです!シンガポールにいる間に味わっておきたいビールです。
ANCHOR(アンカー)
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気軽に買えるビールとして人気なビールが「ANCHOR」。こちらもシンガポール発のビールブランドになっています。種類は2種類あり、どちらもビール特有の甘苦さがたまらない味わいになっています。
「ANCHOR Smooth」
定番がこちらのアンカースムース。軽やかな泡と滑らかさが特徴のビールです。アルコール度数は3.8%、甘苦いものの口当たりのいい点が魅力です。
「ANCHOR Strong」
濃いビールが好きな方におすすめなビールがこちらのアンカーストロング。長い時間をかけて醸造されたストロングは、ビールならではの甘苦さと麦芽の香りが詰まったビールになっています。アルコール度数は7.2%と標準よりも高いです。
ビール特有の濃厚な味わいが楽しめる一品です。
Raffles(ラッフルズ)
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緑のパッケージがポイントのラッフルズ。アルコール度数は3.8%、フルーティーでスッキリとした味わいが魅力です。
非常に味がスッキリとしているため、味の濃い・パンチの効いた料理によく合います。
ABC(エービーシー)
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香ばしい香りと濃厚な味が特徴的なABCエクストラスタウト。アルコール度数は6.0%、麦芽の香りとほろ苦い後味が魅力のビールになっています。
濃厚なビールが好きな方におすすめです。
Baron’s(バロン)
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本格的なドイツの醸造技術とヨーロッパ最高級のホップとモルトを使用して作られたバロンストロングブリュー。香りの強く滑らかなビールです。アルコール度数は8.2%と高く、ゆっくりと味わうのにぴったりな一品です。
シンガポールの個性的なビール
最近よく目にするクラフトビールやローカルブランドのビール。皆さんも個性的なパッケージングやフレーバーにすごく魅力を感じたことがあるのではないでしょうか。
ここではシンガポールの個性的なビールを一部紹介したいと思います。
MUSANG KING ALE(ムサンキングエール)
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様々なドリアン製品を手がけているドリアンエディションとシンガポールの地ビール醸造所1925 Brewing Co.が共同で開発した「MUSANG KING ALE」。この商品では、抽出されたドリアンエッセンスや人工香料を使用せず、本物のムサンキング(猫山王)のドリアンの果肉を発酵プロセスで使用しているユニークなクラフトビールになっています。
アルコール度数は5%。主成分はドリアンですが醸造過程で様々なフルーツが使用されているため、非常に爽やかで飲みやすい味わいになっています。
Sentosa Islander Brew(セントーサ アイランダー ブリュー)
セントーサ島のご当地ビールとして販売されている、酒醸造業者Brewerkz協賛『アイランダー・ブリュー・コレクション(全4種類)』。魅力の一つは何と言っても、色鮮やかなパッケージング、その華やかさについ見とれてしまうほどです。
各ビールにはセントーサ島のランドマークにちなんだ名前がつけられており、それぞれランドマークの特徴・歴史的背景・地理的特徴・島に生息する植物からインスピレーションを得て商品開発がされたそうです。また昨年には、セントーサ島の50周年を記念して、特別エディションのビールも、昼と夜の風景をイメージした2種類のデザイン缶で発売されました。
今までにないユニークなビール、味わっておきたいビールの一つです。
Little Island Brewing(リトル アイランド ブルーイング)
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可愛いロゴが目印のリトル アイランド ブルーイング。なんと10種類以上もの自家醸造クラフトビールを楽しむことができます。
店内では、好きなビールを好きな量オーダーし、セルフで注ぐシステムになっています。たくさんの種類を味わいたい方にはすごくありがたいシステムですよね!
それぞれ違った風味や香りを楽しむことができることがクラフトビールの醍醐味。興味がある方は、是非足を運んでみてくださいね。
<Little Island Brewing(リトル アイランド ブルーイング)Changi Village店> 住所:6 Changi Village Rd, #01-01/02, S509907 最寄り駅:City Hall駅 営業時間:月〜木 12:00-22:30、金 12:00-0:00、土祝前日 11:00-0:00、日祝 11:00-22:30 定休日:無 電話:6543 9100 他店舗:有(South Beach店) WEBサイト |
シンガポールで楽しめる海外発ビール
多様性あふれるシンガポールでは、海外の食や商品をよくみますよね。そしてビールもその例外ではありません。また、Asia Pacific Brewryがシンガポールにあるため、ヨーロッパ発のビールもよくみられます。以下では、シンガポールで楽しめる海外発のビールを紹介していきます。
Edelweiss(エーデルヴァイス)
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1646年にオーストリアで誕生した「Edelweiss」。世界初の小麦ビールの一つとしてとても有名なビールです。このビールは、シンガポールにあるAPB(Asia Pacific Brewry)でも醸造されています。アルコール度数は4.9%、チーズやドライフルーツがおつまみにぴったりなとてもフルーティで飲みやすいビールになっています。
Heineken(ハイネケン)
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世界中で人気を誇るオランダ発の「Heineken」。なんとこの味は世界192カ国以上で楽しまれています。ほろ苦さとフルーティさのバランスが取れた上品で爽やかな味わいが特徴です。このハイネケンは、APBで醸造されておりシンガポールでも手軽に手に入ります。
Chang(チャーン)
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象のイラストが可愛らしい、タイ発の「Chang」。タイビールとしてアジア各国でも人気を誇っています。麦芽の香りがしっかりとした、コクが楽しめるビールです。
シンガポールビールに合うおつまみ
ポークジャーキー(バクワ)
シンガポールでビールのおつまみといったら、やはりポークジャーキー(バクワ)。バクワとは、中国発祥の甘塩っぱい乾燥肉で、通年を通して食べられますが旧正月(春節)には欠かせない食べ物だそうです。その甘塩っぽさがきいたバクワは、ビールのおつまみに間違いなし。
シンガポールではチャイナタウンにいくつかのお店があり、炙りたてのバクワを買うことができます。また、それぞれお肉の種類や味付けにバリエーションがあるので、ぜひお店に立ち寄って、自分の好きそうなものを選んでみてくださいね。
どれにしようか迷ってしまったら、少しずつ買って食べ比べるのもおすすめです!
プロウンロール
シンガポールのお土産として人気なものの一つであるプラウンロール。スーパーなどで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
プラウンロールとは、海老のすり身や乾燥海老が中に入ったミニ春巻きです。そのサクサクした食感と、少しスパイスの効いた味がたまらないビールによく合う一品です。
スーパーやコンビニなどでも購入できますが、少し本格的なプラウンロールを食べたいならチャイナタウンに行くことをお勧めします。上記で紹介したバクワを購入できるお店でプロウンロールも販売していることもあるので、是非チェックしてみてくださいね。
ビールでシンガポール生活をより楽しく
シンガポールで楽しめる種類豊富なビール。フレーバーを想像しただけで、喉が乾いてきてしまった方も多いのではないでしょうか。
いつもとは違ったビール、少し贅沢なシンガポール発のおつまみで、いつも頑張っている自分へのご褒美にしてみてはいかがでしょうか。
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
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