超絶リアル!今と昔を描くメイドイン香港のミニチュア展、現在開催中 『香港: Through The Looking Glass』
中国、日本と大成功を収めてきた、香港ミニチュア展。今年、香港特別行政区設立25周年を記念して、ここシンガポールにやってきました!
ワークショップも開催しておりますのでぜひ最後までご覧ください。
サンテックシティがマジカルシティに
サンテックシティのイーストアトリウム。プロムナード駅を出てすぐ、映画館ゴールデンヴィレッジがあるタワーといえばお分かりでしょうか。
一階に入るとすぐに、ガラスケースの中で息づく、熱い街並みが目に入ります。そこには、生き生きと息づく人々、歴史的建物の数々。そして香港の文化を表すミニチュアが飾られています。
2週間の夢の展覧会
4月4日より17日まで、2週間限定のエキシビジョンですが、初日しかも平日にもかかわらず多くの人を引きつけています。1階でそのすごさを見た人々は、そのまま3階へ移動し、もっと多くのミニチュアの世界に入ります。
ミニチュアは計40個
ミニチュアの中には、香港の有名な街並み、また往年の香港スターが若かりし頃の名作映画がかかった映画館、アイコニックホテル、香港の街角のカフェ、中国オペラを上映する屋外劇場などのため息をつくような精巧なミニチュアたちが並びます。
しかもそこに集う人々の表情、年齢、衣服に至るまで手を抜かずに作り上げています。
そしてこのミニチュアたちは、長旅をしてシンガポールにやってきたという事実にまたびっくり。
どうやって運んだ!?
どうやればこんな精巧なミニチュアを運べるのか、そこがまたびっくりした点です。手で持って来ても、完全な状態で運べる自信がありません(私なら)…。しかも多くのミニチュアは、正面だけでなく、全方向プラス室内まで完璧に作り込んでいるんです。
ピンセットは必需品
ピンセットは正に必需品だと思います。何年もかけて作られたものがある、というのも納得です。中には規制の品を使っている部分、例えばバイクとか車、電車、バスなどはありますが、ほとんどは手作りです。雑貨商などは数百の小物が使われているそうです。不器用界の住人なので、どうしてこんなに器用な人たちがいるのか理解不能です…。
日本にもすばらしい模型などを作る人もいますよね。そんな血を引く日本人の皆さんなら、精魂込められた作品の数々に、作り手の血肉を感じるかもしれません。
シンガポールのアーティストも!
彼の名前はJames,@james.ekというインスタアカウントを持つアーティストです。やさしい色合いの水彩画で人気を博しています。
この日、香港政府観光局の招きで作品をスケッチするために来ていました。じっくり時間をかけて書いたのは香港カフェ。なぜこの作品を選んだのか聞くと、自分が以前行った香港カフェに似ていたし、この作品のようにコンパクトにまとまった作品が好きだから、という事でした。
いかがでしょう。美しく切り取った作品になっていますね。
そしてもう一つ。彼のスニーカーをご覧ください。数年前に中国正月の時に書いたのだとか。味のある、生き生きとした絵です。
中国の神様です。来年のお正月にTシャツにでも書いてほしいです!
そして今週4月9日(土)には、なんと15人のシンガポール人アーティストが会場を訪れて作品を描きます。ワクワクしますね。彼らの目にはこのミニチュアはどう映るのでしょうか。
ジェイムズさんのインスタはこちらです。楽しい作品の数々が見れて楽しいですよ。
週末は特別なイベントも
なんと週末の5日間、2022年4月9日(土)〜17日まで1日1〜2回のミニチュアワークショップがあります。
各回イベント時間の1時間前から参加申し込みが始まります。もちろん人数制限がありますので、早い者勝ちとなります。友人・家族・同僚などと参加できます。
ワークショップ詳細
日時:2022年4月9日(土) のみ、15:00〜16:00の回のみ。
4月15日(金)、16日、17日は15:00〜16:00/17:00〜18:00の各2回。
申込み方法:各セッション開始1時間前より申し込みが可能となりますので、3階会場受付でお申し込みください。各回10名参加できます。
参加資格:6歳〜どなたでも。ただし6〜12歳のお子さんは保護者同伴でしか参加できません。ナイフなどを使うので、お子さんの安全は保護者の方が怪我などのないようにお気をつけください。
ミニチュアアーティストによるワークショップです。貴重なチャンスをお見逃しなく。
リミテッドエディションのカラーリングブック
700冊限定の特別なぬりえです。大人の方も楽しめそうなすてきなカラーリングブックです。初日で既に150冊は無くなりました。残りもあっという間に終わりそうですので、お早めに3階会場受付までお越しください。
条件はご自身のインスタグラムやFaceBookで撮ったミニチュア写真をポストするだけ。アカウントにポストした写真と、ご自身のアカウント名を見せるだけでOK。その場でおしゃれな箱入りのカラーリングブックをいただけます。お早めにどうぞ!
いたずらもののミニチュアたち
ここで突然ですが、昨日起こったユニークなお話を一つ。
このミニチュアの前に立っているとき、カチャーンと響き渡る音が。ぱっと床を見ると、そこにチュッパチャプスが。スタッフも近くにいた見学者もお互い目を見合わせますが、もちろん誰も落としていません。
その後でスタッフが気づいたのは、ちょうど落ちてきた場所の目の前にこのショップがあり、中にはチュッパチャプスが…皆の結論はミニチュアたちがいたずらしたんだろうと(笑)。そんな可愛いミニチュアたちに会いに来てください!
楽しい思い出に
そしてきれいな写真でご紹介しましたが、本物はもっとすごい!ぜひ最高峰のミニチュアをご自身の目で。どうぞ会場を訪れてみてください。
イベント情報
『香港: Through The Looking Glass』 参加費:無料 開催期日:2022年4月4日(月)〜4月17日(日) 時間:10:00〜21:00 (毎日) 場所:Suntec City サンテックシティ 住所:3 Temasek Boulevard S038983 1F East Atrium & #03-342 (プレイグラウンド横) 電話:6266 1502 (Suntecインフォメーション) |
掲載写真全て All Photo credit: Jouful Miniature Association
この記事を書いた人
林じゅん子
長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ