【シンガポールに拠点を置く自動車部品商社SPKグループ】グループロゴの看板デビューを果たした意義と今後の取り組みについて

自動車部品のグローバル商社SPKは今回SPKグループロゴをオフィスを構えるISETAN WAREHOUSEに新たに掲げることになり、その除幕式を9月9日に行いました。

今回はSPK株式会社(本社)の代表取締役社長 沖恭一郎氏にSPKグループとして初めて看板を掲げるに至った経緯、意義、将来的な取り組みについてお話を伺いました。

御社の事業内容を教えてください

弊社は、自動車部品や産業車輛(建機、農機、産機)部品を扱うグローバル商社です。設立したのは1917年で伊藤忠合名会社(現・伊藤忠商事株式会社、丸紅株式会社)から独立し、自動車部品・用品の販売を中心に事業拡大してきました。

1950年に社名を大同自動車興業株式会社に改称し、1992年に今のSPK株式会社に社名変更いたしました。2003年には東証一部上場を果たしています。シンガポールは1980年に設立し、42周年を迎えました。

SPKシンガポールがISETAN WAREHOUSEに移る前と後では何か変わりましたか

ここISETAN WAREHOUSEに移ったのは2007年で、シンガポールで設立してから27年経った時でした。設立当初は、駐在員事務所としての位置付けで、日本本社からの輸出サポートが主な仕事でした。

私(沖社長)がSPKに入社したのが2002年、初めてSPKシンガポールに出張に来たのが2009年となりますが、当時から働いている現在シンガポールの社長のマイク・リム氏が主導となって、日本からの仕事をするだけでなく、自社で部品を仕入れ、営業に力を入れていこうと方向転換することにしました。2000年過ぎ頃から本格的に独自オペレーションをはじめ、現在の土台を築いていきました。

ISETAN WAREHOUSEに移った時期はまさにシンガポールオフィスが激動の変化の時でした。本格的に倉庫に在庫を持つようになり、1フロアずつオフィスのスペースを増やしていきながらローカルに根ざした方法で展開していきました。

マイク氏をはじめ37名のローカル社員、日本人の副社長・濱口登一氏とで長い期間働いてくれているスタッフが一丸となって尽力してくれたからだと思っています。

御社の理念を教えてください

社名は経営理念である「Sincerity(誠実)、Passion(情熱)、Kindness(親切)」の頭文字を取っています。また、「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)という近江商人の理念を大事にしています。自分たちだけでなくお客様や社会貢献にもなることを100年以上通して、日本、海外問わず経営方針としています。

また、無駄な出費を抑え、お金を使うべきところを見極めるということも常に意識しています。会社が大きくなり売上が上がると忘れがちになりますが、シンガポールで長くやっている間にもやはり紆余曲折はありました。そういった局面に立たされた経験から、常に初心を忘れずに社員とともに努力しています。

さらに「進取の気性」という新しいことに取り組んでいこうとするInnovationの精神も忘れないよう社内で共有しています。

現地法人をシンガポール以外に、タイやマレーシア、中国広州、オランダ、アメリカと7拠点構えていますが、その国ごとに密着したサポートやセールスを、経営方針は現地法人と共有しこれからのサービス向上、成長に貢献していきます。

具体的にシンガポールではどのような工夫をされてきましたか

シンガポールでは、2000年初期の頃から在庫を持ち、販売していく業界のトップサプライヤーを目指してきました。

ローカルの小さい企業を相手にすることも多く、そこから求められるのは商品をいかに早く卸せるか、納期が早められるかなどです。少量での販売、自動車部品のコンビニというような、すぐ手に入れられる便利さをローカルの取引先には求められているのでそこのニーズを尊重するようにしてきました。

一方で本社とも連絡を密に取るようにし、ローカルの状況を細かく説明するようにしていました。海外進出をしている企業ではローカライゼーションに頭を抱えることも少なくないと思いますが、シンガポール人のマイク・リム氏が本社とシンガポールの間に入って取りまとめてくれていたため、うまくいっているのだと思っています。

タイやアメリカなどほかの海外法人もこのシンガポールをモデルにしてローカライズを参考にし、本社と連携をとりながら独立するスタイルをとっています。

SPKグループのロゴを今日から掲げる上での意気込みについて

今回、このSPKグループのロゴを掲げるのは海外法人の中でもここシンガポールは初のお披露目となります。このロゴが誕生したのは今年の4月です。

今年2022年がSPK株式会社(本社)の105周年でもあり、SPKのグループ会社が着々と増えていることから、結束を固め、SPKグループ一体となってさらに発展していけるようにと新たにロゴマークを作る運びとなりました。

デザインの中に無限大の∞を配置し、グループ一体となり、その可能性を無限大にしたい想い、またお取引先様、ユーザー様、SPKグループ各社の絆を繋ぐ帯のイメージ、それぞれ無限に成長していけるようにとの想いを右肩上がりの「 ∞ 」 と して表しました

今後のSPKについてと顧客ユーザーに向けて一言

SPKは設立以来、自動車部品・用品、産業車両部品の商社としてさまざまな取り組みをして参りましたが、自動車業界は今100年に一度の大変革の時期に入っています。

EV車はシンガポールでも進んでおり、今まで供給してきた部品の需要が少なくなる中、環境の変化に適応するべく、中期経営計画「VISION 2030」を掲げ、さらにモビリティビジネスへサービスの幅を広げようと考えております。

また、SPK シンガポールのEコマースプラットフォームを制作し、今秋には完成予定です。エンドユーザー様が車種などから対応部品を検索し、部品を購入できるようになります。よりユーザー様に寄り添った形で製品、部品を供給できるようになると信じています。

今後のSPKも引き続き、安全で快適なカーライフと自動車産業の発展を陰ながらサポートしていきます。各社、各国での人材を大切にし、切磋琢磨、一生懸命働いていくことが強みだと思っています。シンガポールにいらっしゃる方もこれからのSPKを見守ってくださると嬉しく思います。

インタビューを終えて

「私もまだまだ今後の時代に備えて学ぶべきことがたくさんで、これからも環境の変化に対応しながら、進化していく企業でありたいですね」と締め括って下さった沖代表取締役社長。

時代と共に変化し、進化し続けるSPKとSPKシンガポール社のこれからの成長が楽しみです。






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この記事を書いた人

Natalie

駐在4ヵ国目、2児の母。 日本で旅行情報誌の制作・編集を経て、在住国の海外邦人向け情報誌のライターへ。 お値打ちで美味しいもの、安く手に入る雑貨などを好むプチプラ・ラバー。激辛激甘に目がない。推しのKPOPを聴くこと、ドラマや映画を観ること、ゴミ拾いが趣味。