シンガポールの水道水事情!飲める?飲めない?日本と比べてどう違う?

この水道水は、飲めるのか…?
外国へ行くと直面する、水問題。長期滞在となるとなおさら、水道水を上手に使って便利に生活したいですよね。そこで今回は、シンガポールの水道水事情をまとめました。
目次
シンガポールの水道水は飲める?

シンガポールの水道水は世界保健機構(WHO)で定めている飲料水の水質基準を満たしているため、そのまま飲むことができます。そして日本と同じ軟水です。日本人にとっては、飲みやすいと感じる方も多いのではないでしょうか。
シンガポールと日本の水道水、ここが違う!
水が違うと、料理の味が変わる。水が違うと、髪質も変わる。外国に長期滞在する際に気になることのひとつ、水道水の水質。日本と同じ軟水ですが、シンガポールの水道水にはフッ素が含まれています。そう、歯医者さんで見聞きするアレです。その目的はもちろん、虫歯予防のため!
そして気になる水道料金について比べてみると、2022年の東京では約5,200円/月、シンガポールでは約S$53/月(約5,400円/月)ということで…シンガポールの方がやや高めですね。
(価格は2023年5月9日現在の為替相場(S$1=101.76円)で換算表示)
フッ素対策、浄水器は使用した方がいい?

フッ素を含んだ、シンガポールの水道水。シンガポールでは政府が水道水の安全性を保証していますが、日本人にとっては不慣れな成分ですよね。フッ素の過剰摂取は健康上良くないという研究もあり、長期滞在では摂取量が気になるところ。そんな時は、浄水器の使用をオススメします。フィルターを通してフッ素を除去しようという作戦です!
日本でもお馴染みの、蛇口に取り付けるタイプの浄水器がシンガポールでも手に入ります。フッ素の過剰摂取が気になる方は、お試しください。
知っておきたいシンガポールの水問題
シンガポールは、常に水不足と闘っています。狭い国土に約569万人の人々が暮らし、平坦な土地は貯水能力に乏しく、水源となる大きな河川がない。生活に必要な水を確保することはとても重要な課題です。
これらの問題を解決するため、シンガポールには4つの蛇口(Four National Taps)とよばれる「貯水池」「輸入水」「下水再生水(NEWATER)」「海水の脱塩水」があります。マーライオンがいる水辺周辺は、実は貯水池なんですよ!
そして是非知ってもらいたいのが、NEWATERと呼ばれる再生水のこと。とても高度な技術で下水を処理し再生したもので、工業用水のほか、貯水池で原水とブレンドし、水道水としても使用可能だそうです。
シンガポールの水道水は飲めるんです!正しく知って、上手に使おう!
シンガポールの水道水事情をご紹介してきましたが、いかがでしたか?日本とは似ていて違う、シンガポールの水道水事情。市販の飲用水やミネラルウォーターと合わせて、普段の生活に上手に取り入れてくださいね。
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife知りつくし隊
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