シンガポール政府の新型コロナウイルスへの対応策
シンガポールで新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは、1月23日。中国から旅行に訪れていた66歳の中国人男性です。翌24日には新たに2人の感染が確認され、いずれも中国から旅行で訪れていた中国人の男女でした。
それ以降、徐々に感染者の数が増えていき、シンガポール政府も日を追うごとに市民生活への規制を強めていきます。
その流れを時系列で列挙しました。
ー1月のシンガポールの対応策
23日:シンガポールで初めての感染者を確認
29日:過去14日間に中国の湖北省に滞在した人と、同省で発行された中国旅券を持つ人の入国を禁止する措置を導入
ー2月のシンガポールの対応策
1日:過去14日間に中国本土に滞在した外国人と、中国旅券を持つ人の入国を禁止すると発表。
7日:4段階ある感染症警戒レベル(DORSCON)を上から2番目の「オレンジ」に引き上げ
8日:リー・シェンロン首相が国民向けビデオメッセージを発表
26日:韓国の一部地域に滞在歴がある外国人のトランジットや入国を制限。EPやDP保持者は14日間の隔離措置。
29日:シンガポールでの新型コロナウイルス感染者が100人を突破
ー3月のシンガポールの対応策
1日:シンガポール在住の日本人男性の感染が判明
4日:韓国とイタリア北部、イランに過去14日間で滞在歴のある人の入国を禁止
8日:シンガポールでの新型コロナウイルス感染者が150人に到達
13日:シンガポールでの新型コロナウイルス感染者が200人に到達
16日:日本やASEANなどからの全ての入国者に対して、14日間の自宅待機措置を開始
17日:シンガポールでの新型コロナウイルス感染者が250人を突破
18日:シンガポールでの新型コロナウイルス感染者が300人を突破
20日:シンガポールでの新型コロナウイルス感染者が350人を突破。シンガポールに入国するすべての人に対して14日間の自宅待機措置を開始
21日:シンガポールでの新型コロナウイルス感染者が400人を突破、新型コロナウイルスによる初めての犠牲者2人を確認
22日:シンガポールでの新型コロナウイルス感染者が450人を突破
23日:EPやDP保持者を含めて、医療や運輸などの一部の業種を除き、シンガポールへの入国禁止措置を開始。また、短期旅行者のトランジットと入国も禁止。
25日:映画館やカラオケ、ナイトクラブの営業を4月末日まで禁止。仕事や学校以外で集まるときは10人以下にするように通達。
30日:日本人2人目の感染が判明
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SingaLife編集部
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