Singalifeのインターン生にインタビューvol.1
「結果が出せない時こそ徹底的に考え行動する足を止めるな」。この言葉がインターンの大きな教訓です
シンガポールでフリーマガジン「シンガライフ」を発行しているfiftyonemedia(フィフティワンメディア)では、大学生がインターンとして働いています。約半年間、営業や各種SNSの戦略を練るなどを行い、シンガライフをより魅力的なメディアにするために日々奮闘しています。
そんなインターン生にシンガライフがインタビュー。インターンを振り返ってもらいました。
年齢:22歳
出身地:神奈川県横浜市
大学:明治大学商学部
インターン時期:2019年9月〜2020年2月
明治大学商学部の廣瀬 佳菜恵です。SingaLifeに参画する前は、日本国内で2社のスタートアップ企業(人材紹介会社と事業会社)でインターンをしており、就活終了後、SingaLifeに参画しました。
そもそも海外でインターンをしようと思った理由は、社会人になる前に海外で実務の経験を積みたかったからです。元々日本国内で長期インターンをしてしましたが、就活を終えたタイミングで学生のうちにやり残した事はないか考えた時に、真っ先に海外インターンへの挑戦が頭に浮かびました。
というのも、最近「グローバル人材」需要が急速に高まってきている中で、海外経験を全くしないまま社会人のスタートを切ることに言い難い不安があったことも理由の一つでした。SingaLifeを選んだ理由は、断トツで仕事が大変そうな印象を受けたからです。せっかく半年という多くの時間を割いて海外に行くのだから、ハードな環境に身を置いて最大限成長したいと考え、SingaLifeで働かせていただくことに決めました。
社員とインターン生の隔たりが一切なかったことです。これは仕事上においても同様で、インターン生という立場は関係なく重要な業務を与えてくださいました。それは裏を返せば、それだけ成果もシビアに評価されていたということですが、だからこそ大きな学びや成長が得られたと思っています。
社内では日本人とローカルの社員が一緒に働いていますが、非常にチームワーク・結束力が強いです。
例えば、営業では個々人に目標数値が課されますが、決して個人戦ということはなく、チーム全体で目標を達成するために、常にお互いにノウハウを共有し合いながら、相互扶助の精神で仕事に取り組んでいます。
その上、皆さんオープンで誠実な方ばかりなので、私自身すぐに会社に馴染むことができました。また、分からないことや悩みの相談にも快く応じてくださったことは、挫折を乗り越える大きな助けになり、とても感謝しています。
最初の4ヶ月は新規営業、その後の2ヶ月は営業で培ってきた知見を活かし、SingaLifeという広告メディアの価値の最大化を目的とした様々なプロジェクトを担ってきました。また業務改革の一環として、新たな社内ツールの導入等にも携わりました。
大変だったことは挙げだしたらキリがありませんが、特に新規営業では思うように契約が取れない時期が続き、何度も壁にぶち当たりました。そんな時にある社員さんからいただいた「徹底的に考え続けろ」という助言は心に強く響きました。
「なぜ契約が取れないのか」、「目標件数に対して今の自分にある課題は何か」、「その課題を克服するために取り組むべきことは何か」…など、契約が取れずスピード感を失っていた私を見かねて与えてくださった「結果が出せない時こそ徹底的に考え行動する足を止めるな」という助言は、今後社会に出て働く上での大きな教訓になりました。
本当に多くの学びを得られましたが、とりわけ実行力です。これは業務改革の一環として新しい社内ツールを導入・定着させるプロジェクトを行った時に培われたものです。新しいツールを導入するということは、日々社員さん方は多くの業務を抱える中で、また一つ作業を増やすことを意味するため、インターン生である私がただお願いするだけでは定着には至りません。
そこで、まず日本人そしてローカルのスタッフ一人ひとりに、そのツールを導入する必要性や享受できるメリットなどを論理的に説明することで納得してもらうプロセスを踏みました。
その上で、単なる導入で終わることなく定着させるために必要なプロセスを細分化し、それらをどのようにいつまでに完了するのか、目標を立ててスケジューリング化しました。
しかし、相手は人なので予期せぬ事態も発生します。その度に、軌道修正するための手段を取り、かつ同様の事態が再発しないための対策を講じる必要がありました。かなり大変でしたが、社内全体を巻き込んで一つのプロジェクトを完遂する実行力は、今後の仕事においても大いに活かせる学びだと思っています。
想像以上に快適な生活を送れました。というのも、言語はもちろん英語が中心の生活になりますが、街の至る所に日本食レストランや日系の店舗(特にUNIQLOや無印良品、ドン・キホーテには何度もお世話になりました。)があり、生活に困ることは全くありませんでした。
また、シンガポールは多民族国家ということもあり、日本人だからといって外国人としての扱いを受けることはなく、常に居心地良く過ごすことができました。インフラも完璧に整っているので、外部環境に惑わされず、しっかりとインターンに集中したいという方には最適な国かもしれません。
自分に大きな自信を持てるようになったことが、SingaLifeでのインターンで得た最大の収穫だと思います。20年4月から社会人生活がスタートしますが、今は働き始めることにただただワクワクしています。一刻も早く一人前の社会人として活躍していけるよう、今後も日々精進していきたいと思います。
これは、これから社会人になる自分に言い聞かせたい言葉でもありますが、「覚悟を持て」です。時には辛くなって辞めたくなることもあるかもしれませんが、それでも「何としても結果を出す」ことにこだわって、最後まで徹底的にやり抜く覚悟を持てと伝えたいです。
向いていると思う人は、視座を高く持ち、自分が設定した目標や目的を達成するために、物事を最後までやり抜く意志・覚悟を持てる人です。逆に例えば英語力などの現状のスキルの有無はそれほど関係ないように思います(もちろんあるに越したことはありませんが)。反対に上手くいかなかった時に、それをスキルがないことや環境のせいにしてしまう人は、SingaLifeには向いてないのではないかと思います。
私も未熟で偉そうなことを言える立場では到底ありませんが…学生の間に何か大きな挑戦をしたいと考えている方にはぜひ海外インターンをおすすめしたいです。なぜなら海外インターンでは、日本という住み慣れた地を離れ、慣れない環境下で成果を出すことが求められるからです。
決して楽な道ではありませんが、だからこそそれを乗り越えた先には大きな自信を得た自分が待っていると思います。挑戦される方は頑張ってください!
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!