シンガポールのローカルフードを楽しむ!シンガポールのおすすめホーカーズ11選
シンガポールのさまざまなローカルフードが楽しめる、ホーカーズ。島内に100か所以上あるホーカーズの中から、おすすめのホーカーズ11選をご紹介します。お気に入りを見つけに、さあ出かけよう!
ホーカーズとは?
シンガポール島内に100か所以上ある国民の台所、ホーカーズ(Hawkers)。ホーカーズとは、常設の屋台(ストール)が並んでる屋台街のこと。ホーカー センター(Hawker Center)とも呼ばれています。
共働き家庭が多いシンガポールでは、自宅で料理をする習慣があまりなく、外食文化が発達しています。そしてシンガポールの人々の食生活に根付づき、シンガポールの人々の胃袋を支えているホーカー文化は、2020年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
各々のホーカーズによって特徴はあるものの、主要なホーカーズはシンガポール政府が管理しているので、外国人だからといって高い金額を請求されることもなく、衛生面も安心して利用できます。ホーカーズ利用時に注意しておきたいことのひとつが、支払方法です。クレジットカードが使えないストールが多いため、訪れる前にキャッシュを用意しておきましょう。
そしてもうひとつ、食事が終わったら、後片付けをすること。2022年1月から、ホーカーズで使用した食器やトレーの返却が義務化されました。違反すると罰金が課されることもありますので、きちんと片付けて清潔に利用しましょう!
シンガポールのおすすめホーカー11選
Lau Pa Sat Festival Market(ラウ パ サ フェスティバル マーケット)
シンガポールの金融街、ラッフルズプレイスに位置する特徴的で美しい鋳鉄製の建物。この建物がラウ パ サ フェスティバル マーケットです。建物の起源は150年以上前まで遡り、1973年には国定記念物に指定されました。
その立地の良さとモダンな造りから、旅行者にも大人気。シンガポール最大の規模を誇り、2,500席を備えているラウ パ サ。それでもランチタイムは大賑わい!ランチ時のオフィスワーカーが食事を終える13時以降が、空席が増えてくるのでおすすめです。
SENG KEE LOCAL DELIGHTSでは、ラクサ、プラウンヌードル、クワイティアオなどシンガポールの代表的なB級グルメを提供しています。ローカル食を体験したい方におすすめです。
Lau Pa Sat Festival Market(ラウ パ サ フェスティバル マーケット) 住所:18 Raffles Quay, S048582 最寄り駅:Rsffles Place駅、Downtown駅 営業時間:11:00頃-21:00頃(店舗による) WEBサイト |
Maxwell Food Centre(マクスウェル フードセンター)
マクスウェル フードセンターは1929年に生鮮食品を中心とする生鮮市場としてスタートしました。フードセンターの始まりは、1986年にチャイナスクエア周辺の路地裏で営業していた屋台が、マックスウェル ロード マーケットに移転したことがきっかけだといわれています。1987年、マックスウェル ロード マーケットは改装を経て正式にフードセンターに変わりました。
チャイナタウンの近くにあり、安くておいしい本物のシンガポール料理を食べたい方におすすめです。
中でもおすすめしたいのが、ミシュランガイドにも掲載されたストール、天天海南鶏飯のチキンライス(S$3.50~)。ジューシーなチキンと、うま味たっぷりのご飯がたまりません。行列が絶えないストールですが、15時以降は比較的空くようですよ。
Maxwell Food Centre(マクスウェル フードセンター) 住所:1 Kadayanallur Street, S069184 最寄り駅:Maxwell駅 営業時間:7:00頃-22:00頃(店舗による) 定休日:無 |
Old Airport Road Food Centre(オールド エアポート ロード フードセンター)
オールド エアポート ロード フードセンターは、歴史のあるホーカーズです。その名称からもわかるように、かつてシンガポールで最初の民間空港だったカラン空港があった場所に建物があります。1972年にホーカーズとしてオープンしました。160以上のストールが並び、中国系の名店が多数入っていることでも有名です。
おすすめの一品は、Xin Mei Xiang Zheng Zong Lor Mee(新美香正宗卤面)のローミー。ミシュランビブグルマン(2018年)、ミシュランプレート(2021年)を受賞しており、正午には売り切れてしまうほど大人気!
ローミーとは、山椒など5つのスパイスが入った五香粉で味付けされたどろっとしたスープに黄色い平麺を絡めて食べる、福建省発祥の麺料理のこと。シンガポールならではの、ローカルの味を是非お試しください。
Old Airport Road Food Centre(オールド エアポート ロード フードセンター) 住所:Block 51, Old Airport Rd, S390051 最寄り駅:Dakota駅、Mountbatten駅 営業時間:11:00頃-22:00頃(店舗による) 定休日:無 |
Tekka Centre(テッカセンター)
Tekka Centre(テッカセンター)の周辺はインド系の人々が行き交っていて、とても賑やか!2023年10月にリニューアルオープンしたテッカセンターにはホーカーズだけでなく生鮮食品の市場もあり、建物の2階にはサリーやパンジャビドレスなどの衣料品店、生活雑貨店まで並んでいます。屋台もメニューはもちろん、インド料理が豊富に揃っています。
ここで紹介したいのは、Allauddin’s Briyani(アラジンズビリヤニ)のビリヤニ。ビリヤニの起源は諸説あるようですが、はインド亜大陸のムスリムにその起源をもつ混ぜご飯料理のこと。アラジンズビリヤニではセットメニューなら、チキン、マトン、フィッシュから選べ、卵とパパド(インドの薄焼き煎餅)がついてS$7。S$6の単品でもスープは付いてきます。チキンビリヤニは骨付きのチキンが柔らかく、インドハーブとスパイスで似たバスマティライスはまさにインド!
Tekka Centre(テッカセンター) 住所:665 Buffalo Rd, S21066 最寄り駅:Little India駅 営業時間:6:00頃-22:00頃(店舗による) 定休日:無 |
Golden Mile Food Centre(ゴールデンマイル フードセンター)
シンガポールの南東、カラン地区と呼ばれる地域にあるGolden Mile Food Centre(ゴールデンマイル フードセンター)。中心部の観光地から少し離れているものの、ローカルの人々だけでなく、オフィスワーカーや旅行客にも人気のホーカーズです。人気の秘密はその建物のなかに100軒以上のストールがあり人気店が多く、さまざまなローカルフードを楽しめるところ。ランチ時にはどこも行列です。
名店が揃う中、おすすめのひとつはBraise 卤之家の魯肉飯。魯肉飯は台湾の料理で、甘辛く煮込んだ豚肉とスパイスが特徴です。Braiseの魯肉飯は甘味が強すぎないタレと、豚肉の風味が豊かですよ。
建物の2階にはアーミー グッズを販売する店舗がずらりと揃い、なかなか体験できない雰囲気も!お食事の後に、探索してみては?
Golden Mile Food Centre(ゴールデンマイル フードセンター) 住所:505 Beach Rd, S199583 最寄り駅:Nicoll Highway駅 営業時間:店舗による 定休日:無 |
Tiong Bahru Market(チョンバル マーケット)
住宅街の真ん中に位置し、地元民の胃袋を支えるチョンバル マーケット アンド フードセンター。シンガポールで暮らす日本人にも人気のこの街にある三角形の敷地に建つ建物は2階建てで、1階には生鮮市場、2階がフードコートになっています。
フードコートには1,050席の飲食スペースを囲むように85軒の屋台があり、フロアは全てバリアフリーです。
こちらのホーカーズでおすすめしたいのが、Hong Heng Fried Sotong Prawn Mee 鸿興炒蘇東蝦麵(ホン ヘン フライド ソトン プラウン ミー)のフライド ホッケン ミー。7年連続でミシュランのビブグルマンを受賞している名店です。
ホッケン ミーとは、黄色い麺と細いビーフン、イカ、かまぼこのスライス、豚バラ肉のスライス、エビを炒め合わせた料理のこと。いつも長蛇の列ですが、並ぶ価値あり!シンガポールの人々のソウルフードをいただきましょう!
Tiong Bahru Market and Food Centre (チョンバル マーケット アンド フードセンター) 住所:30 Seng Poh Rd, S168898 最寄り駅:Tiong Bahru駅 営業時間:6:00頃-21:00頃(店舗による) 定休日:無 |
Singapore Food Street(シンガポール フード ストリート)
チャンギ空港ターミナル3のトランジットエリアにあるSingapore Food Street(シンガポール フード ストリート)。1960年代をテーマにしたフードコートで、シンガポールを離れる前に郷土料理を楽しむことができます。ローカルのホーカーズのように屋台が並び、ちょっとしたテーマパークのよう。出発前の軽食に、いかがでしょうか。
Singapore Food Street(シンガポール フード ストリート) 住所:65 Airport Blvd Terminal 3, S819663 営業時間:店舗による ※詳細はWEBサイトにてご確認ください。 定休日:無 電話番号:6241 9939 WEBサイト |
Chomp Chomp Food Centre(チョムチョム フードセンター)
Chomp Chomp Food Centre(チョムチョム フードセンター)は、シンガポールの中心部東側にあるホーカーズです。こちらのホーカーズは夕方16:00からの営業で、訪れる際には注意が必要です。
マリーナベイ サンズやオーチャードからタクシーで20分前後と距離があるものの、ローカルだけでなく旅行者にもとても人気。夜型ホーカーズならではの、お酒に合う料理がたくさん揃っていることが、人気のひとつかもしれません。
Chomp Chomp Food Centre(チョムチョム フードセンター) 住所:20 Kensington Park Road, S557269 営業時間:16:00-翌0:30 定休日:無 WEBサイト |
Makansutra Gluttons Bay(マカンストラ グラットンズ ベイ)
出典:Makansutra
マカンストラ グラットンズ ベイは、マーライオンから徒歩5分と便利な場所にあるホーカーズです。シンガポールのフードガイド「Makansutra (マカンストラ)」選りすぐりのストールが集まり、マリーナエリアを見渡せるロケーションもあって旅行者に人気です。
フードコートも明るくおしゃれな雰囲気。シンガポールの有名なメニューが揃っていますので、フードガイドを片手にストールを巡ってみては?
Makansutra Gluttons Bay(マカンストラ グラットンズ ベイ) 住所:8 Raffles Avenue Esplanade Mall #01-15, S039802 最寄り駅:Ochard駅 営業時間:火〜木 16:00-23:00、金 16:00-23:30、土 15:00-23:30、日 15:00-23:00 電話番号:6438 4038 WEBサイト |
Satay By The Bay(サテー バイ ザ ベイ)
シンガポールを代表する観光スポット、ガーデンズ バイ ザ ベイの東部にあるホーカーズです。名前の通り、サテーのストールもありますが、スチームボートやバーベキュー、チキンライスやバクテーなどのシンガポールを代表するローカルフードが盛りだくさん。バーも併設されていて、夜も利用できます。
人気観光施設の一角のためか価格設定はやや高めですが、広くてゆったりとした座席もあり、家族連れにもおすすめ。公式サイトよりストールの確認ができます。
Satay By The Bay(サテー バイ ザ ベイ) 住所:18 Marina Gardens Dr, #01-19, S018953 最寄り駅:gardens by the bay駅 営業時間:11:00-22:00(ドリンク店は9:00-23:00) 定休日:無 電話番号:6538 9956 WEBサイト |
Newton Food Centre(ニュートン フードセンター)
Newton Food Centre(ニュートン フードセンター)は、1971年に建てられたもっとも古いホーカーズのひとつです。2006年7月にリニューアルオープンしたこちらのホーカーズは、約80軒のストールが屋外の座席エリアををぐるっと囲み、まさに屋台村!の雰囲気。開放的な座席は、夕方から夜にかけて、心地よい風とともに食事が楽しめます。
ストールの特徴としては、ロブスターやカニのような海鮮メニューが多いこと。そしてこちらにも、ミシュランビブグルマンに掲載されたストールがあります。シンガポールのローカルフード、キャロット ケーキの有名店 Heng。1971年創業の歴史あるストールです。
キャロット ケーキとは、大根餅と卵を甘辛いたれで焼き上げたもの。ホワイトとブラックと呼ばれる2種類の味付けがあり、ホワイトはあっさりとした塩味で、ブラックは甘い黒醤油味です。Hengのキャロット ケーキにはエビも入っています。ぜひ味わってみてください。
Newton Food Centre(ニュートン フードセンター) 住所:500 Clemenceau Ave North, S229495 最寄り駅:Newton駅 営業時間:店舗による(主に昼頃~深夜) |
お気に入りのホーカーズを見つけて、シンガポールのローカルフードを楽しむ!
今回はシンガポールでおすすめのホーカーズ11選をご紹介しました。それぞれのホーカーズに特徴があり、あちこち何度も行きたくなってしまいますよね!シンガポールの歴史を感じることができる建物にストールがあることも多く、食事だけでなく歴史散歩にもおすすめです。みなさんのお気に入りのホーカーズ、お気に入りの味をぜひ見つけてみてください。
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!