シンガポールのチャイナタウンを満喫!【2025年最新版】おすすめ観光・グルメ・ショッピング見所スポット一挙紹介!

国民人口で中華系の割合が最も高いシンガポール。日常生活においても多くの中華文化が混ざっており、あらゆる場面でその文化に触れることができます。そこで今回、特に中華文化が集まる場所として、魅力溢れるチャイナタウンをご紹介します!
シンガポールのチャイナタウン

シンガポールのニューブリッジロード東側に位置するチャイナタウン。その漢字表記は”牛車水”と書かれていますが、実は一般的なチャイナタウンは”唐人街”などと書かれることが多く、この書き方はシンガポール独自であることがわかります。
これは、かつて水道がまだ整備されていなかった開拓時代、人々がチャイナタウンにある井戸から牛車で水を運んでいたという事から由来して、このような表記がされています。また。チャイナタウンには多くの歴史遺産が集まっていることから、新旧が混在する風景が広がる、ユニークなエリアとして人気です。
※ちなみに、当時使われていた井戸はチャイナタウンの外れにあるAnn Siang Hillという所に今もひっそりと残っています。気になる方はぜひ訪れてみてくださいね!
そんな歴史あるチャイナタウンですが、周辺の観光地との近さやアクセスのしやすさから日々多くの観光客が集まります。そこで気になるのがやはりスリといった治安面ですが現状、シンガポールは世界でみても治安がいいとされている国。さらに、観光地や公共機関には数多くの監視カメラが設置されており日々、犯罪抑止に高い効果を発揮しています。
また、外務省の海外安全ホームページによると、シンガポールには指定の禁止エリアはなく日中、女性一人で出歩くことも問題はありません。
ですが、チャイナタウンのように観光客が集まる場所ではひったくりやスリといった被害は発生しているため、他の観光地と比べて被害の数は少ないとはいえど、人通りが少なくなる夜の時間帯は持ち物への注意が必要になっています。
🔶チャイナタウンへのアクセス MRT北東線(North East Line)または、ダウンタウン線(Downtown Line)でChinatown(牛車水)駅(チャイナタウン)(NE4・DT19)C番出口からすぐ |
おすすめ観光スポット

どんな所に行けばいいの?といった観光ならではのお悩みはつきもの!そこで、今回はチャイナタウンの中でも特におすすめの観光地をピックアップしてご紹介いたします!
パゴダ ストリート

赤い提灯で道を飾っているお土産街。道の両サイドに店が並び、観光客でにぎわうストリートです。シンガポールらしいお土産物を扱うお店もたくさんあり、マーライオンのイラストやプラナカン柄、チャイナ風のものまで小物などばら撒き土産をたくさん買いたい人は要チェック。
プラナカン様式のショップハウスはシンガポールらしい建築物なので写真撮影にもピッタリです。シンガポール最古のヒンドゥー教寺院スリ マリアマン寺院もこの通りにあり、見応えのある通りとなっています。
Pagoda Street 住所:Pagoda Street, S059201 最寄り駅:Chinatown駅 |
パゴダ ストリートのチャイナタウン ヘリテージ センター

パゴダ ストリートに並ぶ3軒の建物は、これまでの歴史を詰め込んだまさにタイムカプセル。チャイナタウン初期の暮らしの様子を、記録し再現することを目的として作られており、当時への没入体験をすることができます。
また展示以外にも、ワークセッションやトークセッションなどあらゆるプログラムが充実しています。訪れることでより一層チャイナタウンの歴史に触れることができます。
Chinatown Heritage Centre(チャイナタウンヘリテージセンター) 住所:48 Pagoda Street,S059207 最寄り駅:Chinatown駅 開館時間:10:00-19:00 電話番号:6224 3928 WEBサイト |
パゴダ ストリートのスリ マリアマン寺院

チャイナタウンにあるスリ マリアマン寺院は、1827年に遡る歴史をもつシンガポール最古のヒンドゥー教寺院です。南インドのナーガッパッティナムやカダルール地方からの移民によって建てられたもので、不調や病気を治す力で知られる女神マリアマンを祀った寺院です。
凝った装飾や緻密な模様の中でも、特に威厳のある「ゴプラム」(大塔門)は、ヒンドゥー教徒の礼拝者やシンガポール人にとって象徴的な意味をもつ場所となっています。
Sri Mariaman Temple(スリ マリアマン寺院) 住所:244 South Bridge Rd, S058793 最寄り駅:Chinatown駅 開館時間:7:00-12:00/18:00-21:00 WEBサイト |
仏牙寺龍華院博物館
数多くの仏教にまつわる工芸品などが展示されていることから、数千年にまたがる文化を現代に発信する場として人気の高い仏牙寺龍華院博物館。駅を出てすぐの場所にあり、チャイナタウンの名所の一つでもある大きくて迫力のある建物です。
この建物自体が建てられたのは2007年ですが、仏教徒が仏陀の歯と信じる聖遺物(仏牙)にちなんでその名がついています。また、建築様式は唐時代のもの。3階には無料の仏教博物館があり、鮮やかな内装と共に、美しい仏像や珍しい仏陀の遺産の展示も楽しむことができます。
そんな仏牙寺龍華院博物館では、人々に仏教を知ってもらう場として”仏教発見”というワークショップを随時開催。仏教に関する知識を深めることができます。さらに、寺院の拝観および、毎週土曜日に行われている寺院ツアーへの参加は無料となっており、気軽に寺院の歴史に触れることができます。
🔶ワークショップ参加申し込み先 電話番号:6854 7022 E-mail:buddhistculture@btrts.org.sg 🔶寺院ツアー参加申し込み先 申し込みフォーム 年間を通してさまざまなイベントも開催! 各シーズンで異なる仏教の学びを得ることができます! 詳しくは年間カレンダーをご確認ください。 📅年間カレンダー |
仏牙寺龍華院博物館(Buddha tooth relic temple) 住所:288 South Bridge Rd,S058840 最寄り駅:Chinatown駅 開館時間:月〜日 7:00-17:00(博物館・仏舎利塔:月〜日 9:00-17:00) 定休日:無 電話番号:6220 0220 WEBサイト |
ティアン ホッケン寺院

シンガポール最古の中国系寺院、ティアン ホッケン寺院。初期の中国系移民から引き継がれている祈りの場であるため、ここには中国南部の伝統様式が用いられています。
さらに、福建省の装飾技術が至る所に施されており、その鮮やかな内装はどのシーズンに訪れても変わらない美しさ。釘が1本も使われていない歴史的遺産としての建築技術の凄さも注目のポイントです!
またティアン ホッケン寺院には年間を通してさまざまなイベントや祝賀期間があり、その期間には地域団体、非営利団体、機関、協会、学校などの団体(最低40名)に向けた無料のガイド付きツアーも提供しています。パートナーグループが主催する特別イベントの期間中には一般の方に向けたツアーも展開。
こちらのツアーご予約は、ご利用日の2か月前までにadmin@shhk.com.sgよりお問い合わせください。
※通常時期または、個人・少人数グループの場合は寺院内にあるパンフレットよりバーチャルガイドをご利用いただけます
※ツアー内容と時期は季節によって異なります
ティアン ホッケン寺院 住所:158 Telok Ayer Street,S068613 最寄り駅:Telok Ayer駅 開館時間:月〜日 7:30-17:00(最終入場16:45) 定休日:無 電話番号:6423 4616 E-mail:mailto:admin@shhk.com.sg WEBサイト |
Hong Lim Park

土地を寄付した実業家にちなんで名付けられたホン リム パークは、クラークキーとチャイナタウンの間にひっそりと位置しています。公園の規模としては小さいですが、その歴史は長く1876年より続いています。2000年9月からは言論の自由を象徴するスピーカーコーナーを設置。
このスピーカーコーナーでは、シンガポール国籍の人のみ、自由にパブリックスピーチやデモを行うことができます。加えて、イベントのスポンサー、広告といった宣伝も行うことができるため、活動支援の場として多く利用されています。
※外国籍の方のご利用の際には警察許可証が必要です。詳しくは公式サイトをご確認ください。
Hong Lim Park(ホン リム パーク) 住所:New Bridge Rd,S059299 最寄り駅:Clarke Quay駅 WEBサイト |
おすすめグルメスポット
Maxwell food centre


シンガポールにあるホーカーグルメの安さには誰もがびっくり。美味しいかつ低価格でコスパ最強のホーカーグルメは、シンガポール滞在で絶対に外せないスポットです!
そんなホーカーは街中の至る所で見かけることができますが中でも、ミシュランを獲得したチキンライスで有名な天天海南鶏飯があるのはここチャイナタウンのマックスウェル フードセンター!毎日多くの人がその美味しさを求めて列を作ります!
その他にも、マックスウェルフードセンターにはS$10未満から楽しめるコスパ最強のグルメが集結。Maxwell駅を出てすぐのところにあるので雨の日でも大丈夫!観光の途中でお腹がすいた際はぜひ訪れてみてくださいね!
Maxwell food centre(マックスウェル フード センター) 住所:1 Kadayanallur St, #1-05 Maxwell Food Centre, S069184 最寄り駅:Maxwell駅 営業時間:月〜日 8:00-26:00(お店によって異なる) 定休日:無 |
チャイナタウン コンプレックス
🔷ウェットマーケット



ローカルな雰囲気漂うチャイナタウンのウェットマーケットには、日々その日に仕入れた新鮮な食材が多く並んでいます。中には日本では見かけない珍しいものもあり、食材の宝庫です!また、チャイナタウンからすぐの場所にあり現地の方も多く訪れることから、中華文化の雰囲気が色濃く残る、より本場の雰囲気を感じることができます。
市場の床は名前の通り床が濡れているため行く際には汚れてもいい靴を履いていきましょう!また、支払いは現金のみのお店がほとんどなので、現金必須となっています。合わせて、買ったものを保存するための保冷バッグもお忘れなく!
Wet Market(ウェットマーケット) 住所:B1,335 smith St,S050335 最寄り駅:Chinatown駅 営業時間:7:00-12:00(店舗により異なる) 定休日:月(店舗により異なる) |
チャイナタウン コンプレックスフードセンター

ウェットマーケットと同じ建物内の2階にあるホーカーセンターは、早いところで朝7時からオープン。市場を見終わった後、そのまま移動してお腹を満たすことができます。またホーカーとしての規模はシンガポール最大級で、数はなんと260店舗以上!中にはかつてミシュランを獲得しているお店もあり、とにかく安くて美味しいグルメを堪能することができます!
お店によって営業時間は異なりますが、常に活気溢れるホーカーセンター。ぜひ、ウェットマーケットとセットで訪れてみてくださいね!
Chinatown Complex Foodcentre (チャイナタウンコンプレックスフードセンター) 住所:2F,335 smith St,S050335 最寄り駅:Chinatown駅 営業時間:月〜日 7:00-22:00(店舗により異なる) 定休日:無 |
ヤムチャ チャイナタウン
2000年創業の飲茶のお店。ここでは、リーズナブルな価格で本格的な飲茶を堪能することができます。どれを頼んでも価格以上の美味しさです。さらに、点心の数は80種類、その他メニューも充実しているためどれを頼もうかついつい迷ってしまいます!
人気店のため、週末などは混雑していますが座席数も多く回転率もいいため待ち時間はそこまで長くはありません。注文方法も便利なQRコード式になっており、日本語のメニューも完備!英語や中国語に自信がない方でも安心して注文できます!
Yum Cha Chinatown(ヤムチャ チャイナタウン 飲茶酒楼) 住所:20 Trengganu Street,#02-01 S058479 最寄り駅:Chinatown駅 営業時間:火〜金 10:30-21:00、土日祝 9:00-21:00 定休日:月 電話番号:6372 1717 他店舗情報:有(Changi店) WEBサイト |
おすすめショッピングスポット
ピープルズ パーク コンプレックス

チャイナタウン駅C出口からすぐの場所にある、ローカルの中華系シンガポリアンが昔から集うショッピングモール。四川料理、重慶料理などの店が多く並ぶフードコート、上の階には衣料品や雑貨店などが並びます。ビーズや手芸品がお手頃価格で豊富に揃っているため、ハンドメイド好きには必見の場所です。
また、お値打ちなマッサージ店も多数店を連ねており、お気に入りの店やマッサージ師を見つけて通う人も多いです。
People’s Park Complex(ピープルズ パーク コンプレックス) 住所: 1 Park Rd, S059108 最寄り駅:Chinatown駅 営業時間:11:00-22:00 電話番号: 9224 4666 WEBサイト |
チャイナタウン ストリート マーケット

中国系のお土産が集まるストリートマーケット。賑やかで派手な街並みには、お土産にピッタリな雑貨やお菓子がずらりと並んでいて常に多くの人で活気が溢れています!さらに、街の装飾が光り出す夜間は昼間との雰囲気も大きく変わるため、買い物はもちろん街中の景色も楽しむことができます。
Chinatown Street Market(チャイナタウン ストリート マーケット) 住所:Trengganu St,S050005 最寄り駅:Chinatown駅 営業時間:9:00-22:00(店舗により異なる) 定休日:店舗により異なる |
余仁生(Eu Yan Sang)Chinatown Point店

出典:余仁生
140年にも渡る中国伝統医学の知恵に基づいて開発された、さまざまなヘルスケア漢方の専門店。お客様の暮らしのサポートを漢方を通して行っています。また、その高い品質と水準が認められこれまでに多くの評価を獲得。現在ではアジアを中心にグローバル展開もしています。実店舗の充実とオンラインストアの展開で、より暮らしの中の身近な存在として活躍しています!
余仁生(Eu Yan Sang)Chinatown Point店 住所:#B1-35 Chinatown point,133 New Bridge Rd,S059413 最寄り駅:Chinatown駅 営業時間:月〜日 10:30-21:00 定休日:無 電話番号:6704 9774 他店舗:有(他45店舗) WEBサイト |
アンシャン ロード
チャイナタウンエリアの中でも福建省出身の中華系コミュニティが色濃く残るアンシャンヒル。ここの通りであるアンシャンロードには1900年初頭から残るショップハウスを見ることができます。
クラブストリートにもつながり、夜には昼とは打って変わって賑やかなストリートに一変します。おしゃれなカフェ、バーやレストランで食事や雰囲気を楽しむのにもってこいの場所です。


Ann Siang Road(アンシャン ロード) 住所:Ann Siang Rd, S069708 最寄り駅:Maxwell駅 WEBサイト |
裕華國貨(Yue Hwa Chinese Products)

出典:Yue Hwa
チャイナドレスや中国茶、漢方などあらゆる中華系アイテムが揃うデパート、裕華國貨。5階建ての大きなデパートの中には18世紀ヨーロッパで流行したシノワズリ(中国風装飾様式)などが充実。ストリートマーケットと似ている品もありますが、一部違った品揃えもあるため、ショッピングのハシゴをするのもいいかもしれません。駅からすぐの好立地です!
裕華(Yue Hwa Chinese Products Chinatown)Chinatown店 住所:70 Eu Tong Sen Street,S059805 最寄り駅:Chinatown駅 営業時間:月〜日 11:00-21:00 定休日:無 他店舗:有(Jurong Point店、Serangoon Nex店) 電話番号:6538 4222 WEBサイト |
おすすめイベント
旧正月(春節/チャイニーズ ニューイヤー)

中華文化として外せないのがチャイニーズ ニューイヤー!旧暦のお正月期間を指します。日本では少し聞き馴染みのない行事ですが、旧正月自体は中国をはじめとする多くの国でお祝いされているポピュラーな行事です。
そのため行事としては規模がかなり大きく、時期が近づくにつれて街中には、鮮やかな赤色の装飾がなされ、街ゆく人も赤色を身に付けるなど国全体で旧正月ムードになっていきます。

チャイナタウンでは毎年光と美しい彫刻で活気が溢れます。大通りにはその年の干支をモチーフにした飾りがあらわれ、より一層街中に華を添えます!
また、この時期はほとんどのお店がお休みに。旧正月は新暦のお正月(1月1日)とは異なり、時期は毎年変化するため、お出かけの際のお店の営業日確認は必須です!
中秋節

秋の収穫シーズンの終わりを告げる中秋節は、もともとは神に感謝を捧げるための期間でした。そんな中秋節は、1年を通して最も明るい時期であることから月にまつわる伝説が多く存在しています。
日本でも中秋の名月と呼ばれるように、お月見としてお団子をお供えする文化がありますが、シンガポールでも月見パーティーがあり、月餅を作って食べる文化が存在しています。また、月の美しさやそのロマンチックな様子から、旧正月とは違った雰囲気をもつ行事。
そのため街中の装飾も変化し、チャイナタウンでは毎年本物の灯篭の装飾があらわれ、その美しさと芸術性を備えた伝統的な装飾技術は大迫力です。
何度でも行きたい!底なしの魅力、チャイナタウン!
駅を出てからすぐに感じる中華の雰囲気、目移りしてしまうほど鮮やかな街並み。そんな歴史的かつ、今も尚発展し続けているといった新旧が混ざるこのエリアには、あれもこれもとついつい欲張りになってしまうくらい魅力がたっぷり!何度でも行きたくなります。そんな王道の観光スポットともいえる、チャイナタウン!ぜひ、足を運んでみてくださいね!
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!