【大人の社会科見学】シンガポールで楽しむイベントその309-OCBC銀行-

シンガポールで生活する上で、銀行選びは重要な決断の一つとなります。特に外国人にとって、言語の壁や文化の違いにより、銀行とのコミュニケーションに不安を感じることも少なくないのではないでしょうか。そんな中、シンガポールを代表する金融機関の一つであるOCBC銀行(Oversea-Chinese Banking Corporation Limited)は、顧客に寄り添った対応と確かな信頼性で、多くの利用者から高い評価を得ています。

OCBC銀行は、1932年にChinese Commercial Bank、Ho Hong Bank、Oversea-Chinese Bankの3行が合併して誕生しました。設立当初から地元の中国系商業界を支える重要な存在として認識され、現在では東南アジアを代表する金融機関へと成長を遂げています。シンガポールを拠点に、マレーシア、インドネシア、中国、香港など、アジアを中心とした19の国と地域で400以上の支店を展開し、2023年末時点の総資産はS$5810億に達しています。

同行が高い支持を集める理由の一つが、優秀な行員による丁寧な顧客対応です。特に私を含め、外国人顧客に対しては、言語の壁を感じさせない親身なサポートを提供し、書類手続きなどでも的確なアドバイスをしてもらえるので、ストレスフリーな銀行での取引が、安心して受けられます。 また、ムーディーズやS&Pなどの国際格付け機関からも高い評価を受けており、「世界で最も安全な銀行」の一つとしても知られています。



近年のOCBC銀行は、ESG(環境・社会・ガバナンス)分野でのリーダーシップも発揮。環境に配慮した金融商品の提供やグリーンローン、サステナビリティボンドを通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを積極的に展開しています。

さらに、事業拡大にも意欲的で、2024年にはインドネシアのPTコモンウェルス銀行を約214億円で買収することを発表。東南アジア最大の人口を抱えるインドネシアでの事業基盤を強化することで、地域全体での影響力の向上を目指しています。

デジタル化への対応も着実に進めており、2020年にはニュージーランド発のクラウド会計ソフトXeroとの提携により、中小企業向けのデジタルソリ2024年には7歳から15歳の子ども向けデジタル銀行口座「MyOwn Account」の提供を開始するなど、金融の枠を超えた革新的なサービスの創出にも注力しています。

このように、OCBC銀行は伝統的な銀行業務における信頼性と高品質なサービスを維持しながら、デジタル化や環境への配慮、地域展開など、時代の要請に応じた革新的な取り組みを積極的に推進しています。シンガポールでの生活をより便利で快適にするパートナーとするのはいかがでしょうか。おすすめの銀行の一つです。

大人の社会科見学 筆者

森山 正明
大人の社会科見学シンガポール版は、シンガポールで生活している方々へ、シンガポールの奥深さを知ってもらいたい思いで活動を始めました。「3カ月も住んでいればシンガポールは飽きてしまう」と巷では言われますが、なかなかどうして、この地ならではの楽しみは、尽きることはありません。

2013年11月からこのサークル活動を始めて約11年。行ったイベントは、200回を超え、その中から読者の方にもシンガポールの文化や習俗について年中行事を軸に紹介をして参ります。
 
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●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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