シンガポールのおすすめハイキング&トレッキングコース|魅力・持ち物・注意点まとめ

きらびやかな都市部の建築物やイギリス統治時代の建築物などが人気のシンガポールですが、都市部から離れると自然豊かなエリアがいくつか存在しています。自然の中アクティビティを楽しめる国立公園も多数存在し、国民の健康を維持するためにハイキングやサイクリングなどを楽しめる遊歩道も充実しています。

今回はいくつかのアクティビティの中でもハイキング、トレッキングコースに焦点を当てて、おすすめの場所をご紹介します。

 

シンガポールでハイキング

自然の中のトレイルを歩きながら景色を楽しむことを目的としたレクリエーションがハイキングの定義ですが、シンガポール国内でハイキングができるイメージがない方もいらっしゃるかもしれません。

でも意外なことに、シンガポールには山や湖がありその周辺は自然に囲まれ、トレッキングできる歩道が整っているところが多数存在します。それぞれのトレッキングコースに特徴があるため、その違いをぜひ知ってほしいと思います。

シンガポールでおすすめのハイキング・トレッキングコース

ブキティマ自然保護区(Bukit Timah Nature Reserve)

熱帯雨林の中を進む本格的な自然道を難易度別のウォーキングコース、サイクリングコースで用途別に楽しめる自然保護区。自然保護区全体では500種類以上の野生生物が生息しているとされる緑豊かなエリアです。

シンガポール最高峰の163mの丘の頂上を階段や急坂を登りながら、低山ながらも登山気分を味わえます。自然保護区の入り口、ビジターセンターにはハイキング中に目にすることができる動植物の紹介も。

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Bukit Timah Nature Reserve(ブキティマネイチャーリザーブ)
住所:Hindhede Dr, S589318
最寄り駅:Beauty World駅またはHillview駅
定休日:無


マクリッチ貯水池

出典:Visit Singapore

シンガポール最大の貯水池を囲みシンガポーリアンの自然愛好家にも人気のマクリッチ貯水池。最も高い2つのポイントを結ぶ250mの吊り橋「ツリートップウォーク」では森を一望できます。

セントラル キャッチメント自然保護区の熱帯雨林に伸びる全長11kmコースを歩けば、野生の猿やリス、オオトカゲも自然に目にすることができるでしょう。

また、セントラル キャッチメントはEco-Link@BKEを介して上記で紹介したブキティマ自然保護区にも通じています。野生生物が橋を渡って2つの自然保護区を行き来することで生息地を拡大できる目的で作られました。

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MacRitchie Reservoir(マクリッチ貯水池)
住所:MacRitchie Nature Trail & Reservoir Park S298717
最寄り駅:Caldecott駅
定休日:月

 

ザ サザンリッジズ

街中からアクセスも良く、気軽に自然に触れ合えるサザンリッジズは、市街や港、南側に広がる島々を見下ろせる丘陵コースがあります。

2つの丘の頂上を結ぶ地上36mのブリッジは、「うねり」で構成された波のような構造で、綱渡りのような感覚を味わうことも。このブリッジから360度のパノラマビューを楽しめ、景色重視派におすすめのハイキングコースです。マウントフェーバー パーク、テロックブランガヒルパーク、ホートパーク、ケントリッジパーク、ラブラドール自然保護区を結び、全長10kmに及びます。

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The Southern Ricges(ザ サザン リッジズ)
住所:Henderson Rd, Mount Faber Park, Telok Blangah Hill Park, S099203
最寄り駅:Telok Blangah駅
定休日:無


マウント フェーバー

シンガポールでブキティマヒルに次いで2番目に高いマウントフェーバーは、ケーブルカー乗り場を兼ねたハイキングコースとしても人気です。展望スポットまで軽登山コースを登ればハイキングも、頂上ではレストランやケーブルカーにも乗ることができます。

ハーバーフロント駅D出口からマラントレイルを上るとマウントフェーバーの頂上につながり、木々や鳥の鳴き声を楽しみながらハイキングを楽しめます。

Mount Faber(マウントフェーバー)
住所:109 Mount Faber Rd, S099203
最寄り駅: Harbourfront駅
定休日:無
WEBサイト

 

コニーアイランド

出典:National Parks

シンガポールの北東にある、ウビン島とプンゴルの間に位置する無人島、コニーアイランド。多くの環境保護活動が行われ、公園内の自然保護にも国が力を入れています。

ハイキングの推奨ルートは3.6kmと比較的初心者も歩きやすいコースとなっており、5つのビーチエリアを繋ぐ海沿いの自然道を野鳥観察をしながら歩くことができます。ハードなハイキングではなく、ゆったり自然を感じながら、家族連れにもおすすめです。

Cony Island(コニー アイランド)
住所:Punggol Promenade Nature Walk, S829325
最寄り駅:Punggol駅
定休日:無

 

持ち物・注意点

持ち物は、水かお茶、ハンドタオル、虫除けを持参しておきましょう。急なスコールなどに備え、折畳み傘もあると安心です。また難易度の高いハイキングに臨む際は飴やクッキー、ドライフルーツなど、荷物にならない程度のスナックがあると空腹を凌げたり、体力回復を促進してくれるはずです。

持ち物リスト

持ち物理由・ポイント
水・お茶脱水症状を防ぐため必須。常に持参しましょう。
ハンドタオル汗拭きや手洗い後に便利。
虫除け蚊やハエが多いため、肌の露出部分に使用。
折畳み傘 / レインコートシンガポール特有のスコールに備える。
軽食(飴・クッキー・ドライフルーツなど)体力回復や空腹しのぎに役立つ。
帽子・日焼け止め強い日差しから肌を守るために必要。
歩きやすい靴(スニーカー/トレッキングシューズ)公園や自然歩道はぬかるむこともあるため必須。
モバイルバッテリー緊急時や地図確認用にスマホを確保。

登ったり降りたりする動きも多いため、動きやすい服装、歩きやすい靴 で行くことをおすすめします。

注意点として、ハイキング中に雷雨に見舞われてしまわないために、雲行きの怪しい日にはハイキングは中止するようにしましょう。万が一ハイキング中に急なスコールになってしまった場合は、できる限り雨を避けられる屋内や軒下に避難し、樹木から2mは離れて待機してください。雨が止んだら、早く帰宅できるよう最短ルートで戻るようにしましょう。

また、ハイキングコースは自然保護区の場所も多いため、野生の猿やオオトカゲに出会うことも多々あります。

オオトカゲに襲われることはほぼないといっていいと思いますが、猿には餌付けをしたり刺激することはしないようにしましょう。水やお菓子があると思って襲いかかってくるケースもあります。猿がいた場合は、目があわないようにしてできる限り向こうから離れるのを待つ、横を通る必要がある場合はサッと去ることを心がけましょう。

シンガポールで森林ハイキングを楽しもう

自然保護区や都心から比較的近いエリアなど、いくつか特徴のあるハイキングにおすすめの場所をご紹介しました。遊歩道が整備され歩きやすいハイキングコースを設けている公園が多数存在するシンガポール。さまざまなハイキングコースを巡って、自分にとってお気に入りのハイキング、トレッキングコースを見つけてみてくださいね。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。

 


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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