シンガポール動物園の動物を「養子」にしませんか? 寄付者を募集中、入場券などをプレゼント

シンガポール動物園が支援してくれる養父母を募集

シンガポール動物園やリバーサファリなどを運営するワイルド・リザーブ・シンガポール(WRS)は8月13日、シンガポール動物園で飼育する動物の養父母の募集を始めたと発表しました。

新型コロナウイルスの影響で入場者の制限が設けられるなど、苦しい状況の施設を支援するのがメインとなりますが、寄付した金額に応じて、動物園などの入場チケットがもらえるほか、各種イベントへの招待、WRSのウェブサイトへの名前の掲載、養子縁組の証明書を受け取れるといった特典をもらえます。

「養子」にできる動物は次の10種類です。


スマトラオランウータンのAh Meng Jr.
・アフリカンペンギンのBenとBella
・アカエリマキキツネザルのBosco
・フタツユビナマケモノのBunny
・アルダブラゾウガメのCoco
・マレー熊のMatahari
・カリフォルニアアシカのPedro
・コビトカバのPsota
・イースタングレーカンガルーのRambo
・レックスラビットのRonnie

動物は今後追加されていく予定です。

「養父母」になるには、
$200
$800
$1500
のいずれかの金額を寄付する必要があります。

$1500を寄付した人には、動物園の壁に養子縁組をした人という名前が、一年間載ります。このプログラムで集まった資金は、WRSへ寄付されて動物たちの餌代や治療費のほか、WRSでの研究と教育プログラムの援助及びシンガポールと地域の絶滅危惧種を保護するためのプロジェクトにも使われます。

WRS共同開発担当シニアディレクターであるイザベル・チェン氏はこう述べています。

「かわいい動物のために何かできないか、と思っている人はぜひ寄付してもらえれば嬉しいです。新型コロナの影響で、動物園の営業は一時中止しましたが、動物達は生きていて、餌代などは変わりなく必要です。このプログラムを通じてぜひ支援をお願いします」

今後、ジュロンバードパークやリバーサファリ、ナイトサファリの動物も支援対象として拡大する予定です。

6月に一部のメンバーに案内され、すでに200件近い申し出があるということです。一番人気は、アフリカペンギンのBenとBella。8月12日の時点で41件のスポンサーが登場しています。

このプログラムによって、より多くの寄付が集まり、これからの動物保護の活動と動物たちのより良い暮らしに役立つでしょう。

シンガライフ編集部が徹底取材したシンガポール動物園の紹介記事も合わせてご覧ください。
記事リンク:「【2020年保存版】シンガライフ編集部がシンガポール動物園を徹底ガイド」

この記事を書いた人

SingaLife編集部

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