シンガポール・プールズ、宝くじの当選金額を800万ドルに引き下げ。行列管理のため

シンガポール政府が管理する宝くじの運営会社シンガポール・プールズは、2月26日に当選結果が発表された宝くじ「TOTO Hongbao」の、当選金額を当初の1,200万ドルから800万ドルに引き下げました。これは、宝くじ売り場にできる行列を少しでも抑えて、新型コロナウイルス対策のソーシャルディスタンスを確保するためです。

しかしながら、当選金額を引き下げたことはあまり意味がなかったようです。シンガポールの地元紙・ストレーツタイムズ紙のYouTubeチャンネルの動画では、宝くじ売り場に長蛇の列ができているのが確認できます。

当選者が続出している宝くじ売り場があるホウガンや、アンモキオ、イーシュン、ビシャンにある売り場にも行列ができていたとのことです。シンガポール・プールズは行列を管理するために、売り場に追加のスタッフを配置し、新型コロナ規制に違反がないように注意したといいます。

購入までスムーズに手続きできたようで、イーシュンにある売り場に並んでいた購入者は「宝くじを買うまでに5分とかからなかった」と述べています。

宝くじは本来はオンラインでも買うことができるものの、スマートフォンやパソコンなどの電子機器の扱いに慣れていない高齢者にとっては、操作が複雑で不便だと感じ、売り場に列をなす遠因にもなっています。

今回の宝くじは日本で例えると年末ジャンボ宝くじのような位置付けでしょうか。日本でも売り場に行列ができていますが、一攫千金を夢見るのは、日本もシンガポールも同じ、ということですね。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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