シンガポール国立公園局が国内を横断する最長の遊歩道と3つの新しいレクリエーションルートを開発

シンガポール国立公園局(NParks)は3月4日、シンガポール国内を横断し、これまでで最長の62kmにも及ぶ遊歩道(トレイル)の開発が2025年までに完了すると発表しました。このトレイルのルートはシンガポール島の東端チャンギから西端トゥアスま整備され、海岸から海岸までを意味するコーストトゥコースト(C2C)サザントレイルと名付けられています。

これは「シティ・イン・ネイチャー(自然の中の都市)」を掲げるシンガポールの緑地計画を達成するためのプロジェクトの一環であり、今後数年間にわたって一般公開される4つの新しいレクリエーションルートの1つだということです。
東西を結ぶトレイルは、サザントレイルとは別にカティブボンスからスンゲイブロウまでの25kmの長さのノーザントレイルがあり、セントラルとスンゲイブロウ自然公園を繋ぎます。

ノーザントレイルは2026年までに第1段階が完了し、2030年までにルート全体の準備が整うということです。海岸から海岸へ東から西に走るこれらの2つのトレイルは、既存のルートを補完し、C2Cセントラルトレイルへと名前が変更される予定だということです。

さらに、北から南に走る2つの新しい回廊を楽しむことができます

一つ目は、イーストコーストパークとパシールリスを結ぶ18kmの東回廊。ベドック貯水池を通り、2021年9月までに準備が整います。
二つ目は、ウッドランズから市内中心部までの34kmの中央回廊で、段階的に開通し2030年までに完成する予定だということです。

国家開発大臣のデズモンド・リー氏は、
これらの開発は気候変動と都市化の影響を緩和し、全国民の生活環境を改善するのに役立つだろう。」と述べています。

以前、国立公園局は2030年までに500kmのパークコネクターと名付けられた公園緑地を確立するという目標を設定しており、「これらのトレイルが完全に完成すると、シンガポールに暮らす全ての人が公園から徒歩10分以内に住むことを可能にするというシンガポールの目標に貢献できるだろう」と述べています。さらに、水と緑のネットワーク化の一環として2026年までに130ha以上の新規公園を開発し、約170haの既存公園を再開発することを目指しているということです。シンガポールの都市づくりには目を見張るものがありますね。

休日は新しいトレイルで島を横断、といったアクティビティも選択肢の一つに増えるかもしれません。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

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