6編成の車両がスペインから到着。2024年の地下鉄延伸に合わせて導入予定

シンガポール陸上交通庁(LTA)は4月4日、スペイン・バルセロナで製造された6編成の車両が、1ヶ月かけてシンガポールに到着したと発表しました。これらの車両は、現在MRT北東線(North East Line=NEL)を走る列車2台(C751A・C751C)と同じく、フランスの大手鉄道メーカー「アルストム」がスペインの工場で製造したものです。

車両はセンカン車両基地でテストと試運転を実施した後、2024年に予定される北東線延長線(NELe)の開業に合わせて導入します。

新たに導入する車両には、各種機器からデータを収集する状態監視システム(CMS)を搭載。列車の機械や設備の状態を検知し対処する、予知保全に役立てます。

6編成が新たに追加されることで、北東線を運行する車両は現在の43編成から49編成となります。

さらに陸上交通庁は、同じく北東線を運行する25編成車両のアップグレード作業を行っている段階で、状態監視システムを搭載するとともに、空調装置、座席や床などの内装整備を改良する予定です。

新車両の写真は、陸上交通庁のフェイスブックアカウントから見ることができます。