シンガポール観光局、3つの観光施設の新オープンを発表
シンガポール観光局(STB)は4月7日の年次業界会議で、新型コロナウイルスの流行で海外旅行が制限されている中、3つの新しい観光名所を開設すると発表しました。
1つ目はアメリカに本拠を置くアイスクリーム博物館です。これはアメリカ以外で初めての進出となるとのこと。フォトジェニックでカラフルなデコレーション菓子「スプリンクル」を扮したボールプールでインスタグラムのユーザーに人気のこの博物館は、2021年の下半期にデンプシーにオープン予定です。
2つ目は、クラークキーに設置される新しい絶叫マシン、スリングショットアトラクションです。このアトラクションは、時速160kmの速さでライダーを空中に打ち上げ、その高さはおよそ70mにもなります。その高さは、アジア圏ではもっとも高く打ち上げられるアトラクションとして認定されています。2019年に操業を停止したクラークキーの絶叫マシンG-Maxリバースバンジーに代わって、アイスクリーム博物館と同様に2021年後半にオープンします。このスリングショットの建設は始まったばかりで、約4〜5か月かかると予想されています。
そして3つ目に追加されたのは、国内初の屋外パノラマアトラクションであるスカイヘリックス セントーサです。これは、シンガポールケーブルカーのセントーサ駅から歩いてすぐのインビア展望台に2022年にオープンする予定です。
オペレーターのOneFaber Groupによると、この新しいアトラクションでは、乗客はゴンドラのようなものに乗り、地上35mまで上昇。ゴンドラが水平方向に回転することで、シンガポールの南海岸の360度の景色を一望しながら、ドリンク飲めるというものだそうです。詳細については順次明らかにされます。
シンガポール観光局の最高経営責任者であるキース・タン氏は、新しいアトラクションと宿泊施設のオプションは別として、主要ショッピングエリアであるオーチャードロードなどの既存の観光地区を引き続きリニューアルしていくと述べています。
その一環として、シンガポール土地管理局および都市再開発庁と協力し、今年後半にサマセットスケートパークとキリニーロードの間の空き地で新しいアトラクションのための入札を開始します。このアトラクションは、「オーチャードロードをライフスタイル地区に変える」という観光局の目標の一つに加えられているということです。
観光局はまた、オーチャードロードビジネス団体と協力して、毎年恒例のクリスマスのライトアップとショッピングイベントを拡大する予定です。「これらのプロジェクトは、過去1年間の新型コロナウィルスの流行による自粛モードの中で、新たな息吹をもたらすだろう」とタン氏は述べています。
今後ますます国内でのイベントや施設が充実しそうです。
日本への一時帰国がハードルの高い今、シンガポール国内での楽しみが増えるのは嬉しいですね。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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