シンガポール、サイクリストの取り締まりで34人がルール違反
4月17日および18日、シンガポール全土でLTA(Land Transport Authority:陸上交通局)と交通警察による取り締まりが行われ、34人のサイクリストがルール違反を犯していることが判明しました。
LTAによると、今回ルール違反を犯した34人の内訳は、ヘルメットなしでの走行が16人、信号無視が16人、交通の流れに逆行していたのが2人ということです。
シンガポールではここ数週間、自転車の交通マナーに関する議論が盛んに行われており、4月12日にはチー・ホン・タット運輸相が、自転車が道路を走ることに関する既存の規制を見直し、新たに試験を実施したり免許を課したりするのはどうかを検討すると発表しました。
LTAは、サイクリングを始める人が増えているのは健康維持の観点から喜ばしいことだとしながらも、道路上ではルールを守って他の人を思いやり、安全に留意するよう呼びかけています。
今回の取り締まりに関するLTAの公式Facebook投稿には、Facebookユーザーから大きな反響があり、投稿から3時間で1,500以上の「いいね!」と664の「シェア」を獲得しました。投稿のほとんどはLTAと交通警察の取り組みを支持する声でしたが、自転車だけでなく自動車にも目を向けるべきだという意見もありました。
たしかにマリーナベイ沿いやイーストコーストパークを散歩していると、ものすごいスピードかつ大きな音量で音楽を流す自転車に驚かされることも多いシンガポール。歩行者も自転車も自動車も、それぞれルールを守った安全な走行(歩行)を心がけたいものです。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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